水力発電が再生可能エネルギーのなかで、2020年まで最大部門であり続ける見通し
株式会社グローバル インフォメーションは、GBI Researchが発行した報告書「Hydropower Market to 2020 - Energy Management Strategies and Green Funds to Drive Emerging Markets in Latin America and Africa (世界の水力発電市場(2020年まで):エネルギー管理戦略と「グリーンファンド」による、中南米・アフリカでの新規市場の促進)」の販売を開始しました。
世界の水力発電市場における累積発電設備容量は、2010年の739.2 GWから、年平均成長率(CAGR)3.6%で拡大し、2020年には1,051.1 GWに達すると、GBI Researchは予測しています。
一方、世界の水力発電量は、2011年から2020年の間に、CAGR 3.5% で推移し、2011年の2,483.5 GWh から 、2020年には3,491.8 GWhに達する見通しです。
水力発電は、クリーン発電のために、世界中で最も広く利用されている再生可能資源です。
水力発電プラントが他の発電技術とくらべて特に優れている点は、発電量の柔軟性にあります。
水力発電は、グリッドの安定性を維持するために有効で、さらに電力需要のピーク時や停電の際に、電力不足を解消するために利用されています。
また水力発電技術は、発電時に温室効果ガス(CHG)の排出量が少ないという点でも、他の再生可能資源よりも優れていると評価されています。
水力発電は、コストが安く、最も長く使用されているシンプルな再生可能エネルギーで、再生可能エネルギー源の中で最も広く普及しています。
2010年には、再生可能資源による累積発電設備容量のうち、およそ93%を水力発電が占めました。
世界中のさまざまな政府によって、水力発電は、支援策や、援助金といった形で膨大な支援を得ています。
世界中の多くの水力発電が可能な地域で、まだ十分な開発がなされていません。今後は水力発電への注目が高まり続けると見られます。
世界的な電力需要の拡大を満たすために、他の再生可能資源の割合が増大する見込みです。しかし、再生可能資源による発電設備容量のなかで、水力発電は最大部門でありつづけ、全体のおよそ59.8%を占めると予想されています。
市場調査レポート:世界の水力発電市場(2020年まで):エネルギー管理戦略と「グリーンファンド」による、中南米・アフリカでの新規市場の促進
Hydropower Market to 2020 - Energy Management Strategies and Green Funds to Drive Emerging Markets in Latin America and Africa
http://www.gii.co.jp/report/gbi233922-hydro-power-market-2020-energy-management.html
出版日 2012年03月
発行: GBI Research
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