オラクル、「Oracle Developer Depot」を発表Java/SOAアプリケーション開発者向け、業界で最も簡単な“Discover-to-Deploy”ツールとソースコード・リポジトリ
2006年10月23日「Oracle OpenWorld」サンフランシスコ発 ―― オラクルは本日、「Oracle Developer Depot」を発表しました。「Oracle Developer Depot」は、無償でダウンロードできる開発者向け生産性向上ツールで、Java開発者が学習・試作目的にJavaアプリケーションを見つけ、構成し、設定するプロセスを飛躍的に簡素化します。「Oracle Developer Depot」は「Oracle Fusion Middleware」にコンポーネントとして組み込まれ、JavaおよびSOA(サービス指向アーキテクチャ)基盤のアプリケーションの開発を効率化することで、オラクルの優れたエンド・ツー・エンドのJavaプラットフォームを補完する理想的なツールです。
ソフトウェアが、従来の単一の一体型構造から、簡単に構成できるサービスの集合型構造へとシフトするにつれ、開発者の作業プロセスも変化しています。現在は開発プロセスを迅速化するために、既存コードやサンプルコードを再利用して出発点とすることで新しいアプリケーションの開発に取りかかるケースが少なくありません。しかし、コードの取得・構成・展開は、時間のかかる、ミスの発生しやすい作業です。「Oracle Application Server 10g」上で動作する「Oracle Developer Depot」は、このようなコードの発見から展開までのプロセスの複雑性を解消するために、再利用可能なサンプル・アプリケーション・コードのライブラリをワンクリックでダウンロード、展開できる機能を提供します。それにより、Java経験のないプログラマーでもアプリケーションを短時間で稼働できるようになり、また経験豊かな開発者は一歩進んだ地点から複雑なプロジェクトに着手することでビジネスニーズに迅速に対応できます。
オラクルのJavaプラットフォーム・グループのバイスプレジデント、スティーブン・G・ハリス(Steven G. Harris)は、次のように述べています。「Oracle Developer Depotを使用すれば、すばやく簡単にセンスのよい便利なJavaアプリケーションを見つけ、一度に簡単にダウンロード、インストールでき、さらにソースコードも揃えることができます。クリック、展開、実行も瞬時に可能です。このようにシンプルなため、Oracle Developer Depotは、あらゆるJava開発者にとって、新しい技術や標準仕様を本格的に採用し、短期間で生産性を向上させるための最も迅速な手段となります」
「Oracle Developer Depot」を利用することによって、Ajax(Asynchronous JavaScript and XML)といったWeb 2.0技術やSpring 2.0 Framework、RSS(Real Simple Syndication)を活用して、コードの再利用を効率化し、開発プロセスを簡素化できます。「Oracle Developer Depot」は、一度展開されると、「Oracle Application Server 10g」とアプリケーション/コード・アーカイブを蓄積したリモート・リポジトリ(たとえば「Oracle Technology Network」のようなサイト)の間にRSSベースの通信を確立できます。また、更新プログラムや新しいアプリケーション・コードが利用可能になるとアラート通知があり、必要に応じてワンクリックでダウンロードして展開できます。
出荷時期について
「Oracle Developer Depot」は本発表と同時に下記のリンクからご利用になれます。
www.oracle.com/technology/goto/oracle-developer-depot
なお、ご利用にはご利用条件および制限が適用されます。
●「Oracle Fusion Middleware」について
オラクルの包括的かつ標準準拠のミドルウェア製品群である「Oracle Fusion Middleware」は、ユーザーが異種混在のコンピューティング環境においてサービス指向アーキテクチャ(SOA)を採用し、管理することを可能にします。「Oracle Fusion Middleware」は、現在31,000社を超えるユーザーに活用されており、ユーザーには金融、通信、製造、小売、医薬、ヘルスケア、および公共部門の大手企業と組織が含まれています。「Oracle Fusion Middleware」は、市場をリードする独立系ソフトウェア・ベンダー、付加価値再販業者(VAR)、およびシステム・インテグレーターを含め、9,000社に上るパートナー企業によって支えられています。
● オラクルについて
オラクルは世界最大の企業向けソフトウェア会社です。オラクルに関するより詳しい情報は、http://www.oracle.com をご覧ください。
● 商標登録
Oracle、JD Edwards、PeopleSoft、Siebelは米国Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の登録商標です。その他の名称はそれぞれの会社の商標です。
上記の事項は、情報提供を唯一の目的とするものであり、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料とはなりえません。オラクルの製品開発計画および今後の製品リリースの内容や時期は、さまざまな要因によって大幅に変化する可能性があります。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの裁量により決定されます。ここに記載された情報は、オラクルもしくはその子会社または関連会社との契約に何らかの影響をも与えるものではありません。オラクルは、ここに記載された情報に関して一切の義務を負わないことをここに明示します。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報部 野見山
Tel: 03-6238-8395 / Fax: 03-5213-6990 / E-mail: Yuko.Nomiyama@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
*Oracle OpenWorldサンフランシスコ特別班
開催期間(10月23日 - 26日)中の広報担当者の連絡先は以下の通りです。
玉川 090-2621-9676(日本経由)
野見山 +1-323-599-0327
石川 +1-323-541-7241
US Press Release Summary
(本資料は2006年10月23日に米国でオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)