佐世保中央病院、オラクルのデータベース・セキュリティ製品により電子カルテの暗号化や災害対策など情報セキュリティを強化
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂、以下 日本オラクル)は本日、社会医療法人財団白十字会(所在地:長崎県佐世保市、理事長:富永雅也、以下 白十字会)が、同財団が運営する佐世保中央病院においてオラクルのデータベース・セキュリティ製品群を導入し、電子カルテの暗号化や災害対策のバックアップ構成など情報セキュリティを強化したIT基盤を構築したことを発表します。
白十字会は、佐世保中央病院や白十字病院、燿光リハビリテーション病院など長崎県北部や福岡市で数多くの医療・介護施設を運営しています。地域全体でより質の高い医療サービスを提供することを目標に、白十字会では2002年に電子カルテシステムを導入し、2005年からは電子カルテ情報を地域の診療所と共有するシステムを運用しています。
白十字会では、病院と診療所の情報連携をさらに推進するため、オラクルのデータベース・セキュリティ製品「Oracle Advanced Security」および「Oracle Data Guard」を導入し、データ暗号化やリアルタイムの遠隔地バックアップ体制の構築など情報セキュリティの強化を実現しました。また、新システムへの移行にあたっては、オラクルのリアルタイム・データ統合製品「Oracle GoldenGate」により、救急医療機関に求められる医療サービス水準を維持しながら遅延なくシステム切り替えを完了しました。
このたびのシステム刷新において、「Oracle Advanced Security」の暗号化機能で通信経路上のデータとデータベース全体の暗号化を行うことで、カルテ情報などに対して、誰が、いつ、どのような情報にアクセスしたか、すべての情報項目を監査できるようになりました。これにより、電子カルテの共有環境がさらに強化され、患者へのサービスや満足度を向上させるITインフラが整いました。さらに、データベース保護製品「Oracle Data Guard」により、佐世保中央病院と福岡にある白十字病院間で相互にデータをもち合う構成をとり、広いネットワーク帯域を用意することなくバックアップ体制を整えることができました。
新システムへの移行にあたっては、「Oracle GoldenGate」を活用し、既存データベースを運用しながら新規データベースが同期することで、病院の日常業務に支障をきたすことなく、ほぼ遅延なく更新、変更が完了しました。システム切り替えの際には、既存データベースの最後の更新処理が新規データベースに1分以内で同期されました。
白十字会理事長の富永雅也氏は、次のように述べています。「医療現場はいま高齢化にともなう医療ニーズの増大と、社会保障費の適正化を求められている一方、質の高い医療を提供する必要があります。その一環として、病院と診療所の地域連携の強化を推進するだけではなく、白十字会では医療情報を安全に取り扱うため、データベースの暗号化や重要情報の遠隔地バックアップなどオラクル製品群を活用してシステムを構築する取り組みを実施しました」
日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目指し、クラウド環境とお客様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計され、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp
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オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
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日本オラクル株式会社 広報室 坂元
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