2012年の米国食品動向:フードクラフト、野菜中心のサンドイッチ、そしてレイヤーケーキが人気に
株式会社グローバル インフォメーションは、パッケージドファクツが発行した報告書「Food Flavors and Ingredients Outlook 2012, 9th Edition (食品用フレーバーおよび成分市場の見通し:第9版)」の販売を開始しました。
パッケージドファクツの当報告書によれば、米国の加工食品メーカーは、全粒穀物、低タンパク質(鶏肉や魚介類を含む)、一価および多価不飽和脂肪酸(専門オイルも含む)そして野菜を、これまで以上に使用した食品を多く導入すると予想されます。
シングルサーブの新鮮な果物や野菜は、特に子供をターゲットにしたクイックサービス式レストランで、メニューの栄養価を高め、カロリー量を減少させると期待されています。
米国ではフュージョン料理が、主なトレンドになると予想されます。エスニックフードに関して言えば、特に屋台料理に韓国料理の影響が大きく現れています。
また、セビチェや魚介料理だけではなく、ジャガイモ料理を含めたすべてのペルー料理に関心が高まるでしょう。
南部料理の味付けや食材の存在も大きく、特に中南米料理といった国際的な影響を取りこんでいくと思われます。
食品加工業者が食材の産地にこだわり、例えば、バーモント・チェダーチーズやノースウェスト・ラズベリーといった具合に、特定の州や地域の食品に、産地名をつける傾向は継続すると予想されます。
地理的というよりは歴史的な特異性、美食考古学と呼ばれる、昔の食材を用いてメニューを開発する手法も、また増加する見通しです。
より人道的に育てられた子牛の肉は、新しい味わいを提供し、一方で、食品加工業者や食品小売業者が、いわしやアンチョビといった持続可能な魚介類への取り組みを拡大するでしょう。
独立系、高級レストランのメニューには、産地がわかる、地元でとれた食材が、これまで以上に使われるようになると見られます。
日常レベルでは、手頃な価格と、魅力的な味付けが、ソーセージやホットドックの人気を維持する見通しで、特にエスニック風味が関心を集めるでしょう。
また、創作的な味付け、マリネ、ディッピングソースによって鶏手羽肉が好まれ、パイやパスティもレストランのメニューに、より多く採用されると予想されます。
市場調査レポート: 食品用フレーバーおよび成分市場の見通し:第9版
Food Flavors and Ingredients Outlook 2012, 9th Edition
http://www.gii.co.jp/report/pf227832-food-flavors-ingredients-outlook-2012-9th-edition.html
出版日 2012年01月
発行: Packaged Facts
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