米国の化粧板需要は、2015年に120億平方フィートを上回る見通し
株式会社グローバル インフォメーションは、ザ・フリードニア・グループが発行した報告書「Decorative Laminates to 2015 (米国の化粧板市場:2015年までの予測)」の販売を開始しました。
米国の化粧板需要は、年率平均5.5%で拡大し、2015年には124億平方フィートに達すると予想されています。2005年から2010年における需要の低迷が回復する見通しです。
経済全般、および住宅の新築、改築、改修への支出の変化に、化粧板産業は敏感に反応します。
したがって、2007年12月から2009年6月までの景気後退、2006年に始まった住宅市場の下降の影響を受けて、2005年から2010年の間、化粧板の需要は縮小しました。
今後は、住宅市場の継続的な回復、失業率の低下、信用枠の拡大によって、キャビネット、家具、床、壁板や調理台といった全ての主要な用途において、化粧板の需要が拡大する見通しです。
低圧ラミネート(軽量紙、浸透紙、化粧フォイル、そしてビニールフィルム等)からなる化粧板の需要は、市場全体の売上げのうち8割以上を占めています。そして、低圧ラミネートの化粧板需要は、2015年まで年率平均5.7%で拡大すると予想されています。
キャビネット市場は、2015年まで、化粧板産業の平均を大きく上回る成長率で推移し、化粧板需要全体において最大のシェアを占め続ける見通しです。
化粧板市場は、キャビネット生産の回復から大きく恩恵を受けると見られます。
米国の住宅市場の向上によって、国内需要が加速し、輸出機会の増加もあり、キャビネット生産は回復する見込みとなっています。
さらに、潜在的な市場の回復に加えて、キャビネット生産において、製材やベニヤ板の廉価代替材として、化粧板への興味が高まり、化粧板需要をけん引すると見られます。
2015年まで床材用化粧板市場が最大の成長率となる見通しで、建築支出の回復と積層床材に対する需要の高まりが、同市場をけん引すると予想されています。
市場調査レポート: 米国の化粧板市場:2015年までの予測
Decorative Laminates to 2015
http://www.gii.co.jp/report/fd233071-decorative-laminates-2015.html
出版日 2012年02月
発行: The Freedonia Group
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