整形外科用生体材料市場、順調な成長で2017年までに37億米ドル規模に
株式会社グローバル インフォメーションは、Millennium Research Groupが発行した報告書「US Markets for Orthopedic Biomaterials 2013 (米国の整形外科バイオマテリアル市場)」の販売を開始しました。
医療技術市場の情報や統計的動向の世界的調査会社であるMillennium Research Group(MRG)によると、代用骨移植片(BGS)分野の再生により、米国の整形外科用生体材料の市場は順調に成長し、2017年までに37億米ドルに達する見込みです。
BGS分野はMedtronic社製品である「INFUSE」の売り上げ低下の影響に現在も苦しんでいます。「INFUSE」はこの分野では今でももっとも収益の高い製品ではありますが、従来は売り上げの大部分を占めていた承認適応症外使用の低下という問題を抱えています。
しかし、Advanced Biologicsによる成長因子製品「OsteoAMP」やWright Medical Technology社の「Augment」、Cerapedicsの「i-Factor」といった製品の普及などにより、成長因子市場の復活が見込まれています。「Augment」と「i-Factor」は、2017年以前に承認、販売開始が期待されています。しかしながら病院における費用抑制策がこの復活を妨げ、多くの外科手術は整形外科用の幹細胞製品や、第2世代の合成品などの費用の安い代替策の使用を選ぶと見られます。
MRGのアナリスト、Mashkur Reza氏は、「整形外科用幹細胞製品は、確実な医療データの不足によるカバー率という問題がありますが、利用は拡大し続けると予想されます。Biomet社の『Cellentra』などの新製品の発売にともない、整形外科用幹細胞製品に対する需要は今後もかなり強いと見られます。競合他社は前例に倣うよりも、Biomet 社や『Osteocel』で市場をリードするNuVasive社などに競争を仕掛ける見込みです」と述べています。
2017年までの米国における整形外科用生体材料市場でもっとも成長の早い分野は、より便利で高価な1回の注射治療を選ぶ患者が多くなっている、ヒアルロン酸(HA)粘弾性補助です。細胞濃度システムの分野も、市場の成長に貢献しています。
市場調査レポート: 米国の整形外科バイオマテリアル市場
US Markets for Orthopedic Biomaterials 2013
http://www.gii.co.jp/report/mrg225459-us-markets-orthopedic-biomaterials-2012.html
出版日: 2012年12月20日
発行: Millennium Research Group
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