メタボロミクスの世界市場、2017年までに14億米ドル規模に
株式会社 インフォメーションは、米国の市場調査会社BCC Researchが発行した報告書「Metabolomics: Technologies and Global Markets (メタボロミクス:技術と世界市場)」の販売を開始しました。
メタボロミクスはバイオテクノロジー分野において、膨大なビジネスポテンシャルを持つ新興市場と見られています。メタボロミクスの世界市場の規模は、2012年は7億1200万米ドルでした。同市場は今後、14.2%の複合経済成長率(CAGR)で拡大し、2017年には14億米ドルに達する見込みです。
メタボロミクス分野では、バイオ分析器具および装置類が最大の市場シェアを有しており、2012年に4億2500万米ドル規模だったこの市場は、今後13.5%のCAGRで拡大し、2017年には8億米ドルに達する見通しです。一方、最も高い成長潜在力を有しているのがバイオインフォマティクス器具で、その2017年までのCAGRは、16.1%が見込まれています。
同分野におけるもっとも大きな市場発展因子の一つは、バイオマーカー開発への個別化アプローチです。代謝物プロファイルが生物の生理学的状態の動態を示すというメリットは、診断薬の開発の大きな潜在性をもたらします。
もう一つの市場発展因子は、創薬プロセスです。メタボロミクスは製薬会社が標的の発見、検証、毒性検査の効率を改善して研究開発費を最大化するための手助けとなります。対処済みの代謝物プロファイルと、治験前の未対処の細胞を比較すると、候補となる医薬品に考えられる副作用がわかり、結果として潜在的に非効率的、または問題のある化合物に対応する時間や予算が節約できることになります。
メタボロミクス市場は様々な視点から見ることができ、大きく3つに分類できます。AgilentやWatersのような技術・技法のプロバイダ、バイオインフォマティクス器具の開発会社、そして代謝物プロファイルをおこなう会社や非営利団体です。さらにこの市場は診断やバイオマーカーの開発、食物分析、創薬などの用途の種類によっても分類できます。
市場調査レポート: メタボロミクス:技術と世界市場
Metabolomics: Technologies and Global Markets
http://www.gii.co.jp/report/bc261643-metabolomics-technologies-global-markets.html
出版日: 2013年02月12日
発行: BCC Research
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