外科手術用止血剤、体内組織シーラントおよび癒着バリアの米国市場が急速な拡大を続ける
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Millennium Research Groupが発行した報告書「US Markets for Surgical Hemostats, Internal Tissue Sealants, and Adhesion Barriers 2013 (米国の外科用止血剤、組織内シーラント、癒着バリア市場)」の販売を開始しました。
Millennium Research Group (MRG)によれば、2021年に至るまで、米国では外科手術用止血剤、体内組織シーラントおよび癒着バリア市場における収益拡大が加速を続ける見込みです。この市場は未だに浸透度が低いため、革新的な製品や新しい適応症を持つ製品に対してチャンスが広がっています。
これらの製品の有効性を支持する好ましい臨床データが明らかとなって、新たな適用を促すに足る証拠が提供されて来ていることから、こういった製品は外科手術にますます多く取り入れられるようになるでしょう。多くの競合企業がこれらの有益な特質を売り込みにかかるのに伴って、外科手術用止血剤、体内組織シーラントおよび癒着バリアに対する医師の認知度も高まり、強力に売り上げが促進されるようになるでしょう。
MRGの上級アナリストであるMashkur Reza氏は次のように述べています。「この市場に参入している企業は新たな適応症への認可を獲得するよう重点的に取り組んでいます。これらの製品を認可外のある種の症例に対して使うこともありますが、食品医薬品局(FDA)に新たな適応症を認可してもらえば、数多くの適用対象にわたってますます広く使われるようになります。」
外科手術用混合型止血剤の評判が上昇し、またフィブリン製品が持つ多機能性に対する関心が高まることによってこれらの製品の販売が伸びて来ますが、2021年に至るまで、最も急速な成長を遂げるのは体内組織シーラント材および癒着バリア市場でしょう。高価な、合成系材質から成るシーラントの採用の増加が、急速に増大している体内組織シーラントの収益を押し上げる大きな要因となるでしょう。さらに癒着バリア分野では、強く待ち望まれていたゲル状の癒着バリアが2015年に発売となることで大きく成長が促進されるでしょう。このような癒着バリア製品は取り扱い上、非常に優れた特性を持っており、また極めて低侵襲製の手法で使用することができるからです。
Ethicon社やBaxter社などの大企業が、外科手術用止血材、体内組織シーラントおよび癒着バリア市場でも引き続き主要な競合企業となっています。こういったトップ企業は、新製品開発や新たな適応症への認可獲得を進めることに加えて、自社が持つ広範な製品ラインと、良く知れ渡ったブランド名とをうまく活用することに長けています。
市場調査レポート: 米国の外科用止血剤、組織内シーラント、癒着バリア市場
US Markets for Surgical Hemostats, Internal Tissue Sealants, and Adhesion Barriers 2013
http://www.gii.co.jp/report/mrg225463-us-markets-surgical-hemostats-internal-tissue.html
出版日: 2013年03月28日
発行: Millennium Research Group
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