BIPVガラス市場は2016年に64億米ドル規模へ
株式会社グローバル インフォメーションは、ナノマーケッツが発行した報告書「BIPV Glass Markets -2012 (BIPV(建材一体型太陽光発電)ガラス市場:2012年)」の販売を開始しました。
世界におけるBIPV(建材一体型太陽光発電)ガラス市場の収益は、2012年に15億米ドル規模で、2016年には64億米ドルに達すると、ナノマーケッツは当報告書で予測しています。
現在のBIPVガラスの透過率は、50%をはるかに下回っています。BIPVガラスの初期市場は、スカイライト、ファサード、スパンドレル、カーテンウォール、アトリウム屋根と見られ、これらは高い透過率を必要としていません。
しかし、現行の太陽光発電ガラスの透過率が向上すれば、BIPVガラスメーカーは、潜在的な市場規模を拡大することができると、ナノマーケッツは予想しています。
BIPVガラスの透過率を向上させる一つの方法としては、CIGSの超薄膜層や、先進的な色素増感電池(DSC)といった新たな吸収体材料の使用が挙げられます。
他の方法としては、従来のBIPVガラスパネルと同程度には太陽光を遮断しないように、先進光学技術を応用してPVパネルの位置設定をすることも可能です。
BIPVガラス製品自体の技術革新も同様に期待されています。
現在、BIPVガラスは、特定プロジェトのニーズに合わせて生産されています。
しかし、BIPVガラスは、高級建築プロジェクトに主に使用されている段階から、より一般的な商業建築市場に移行するでしょう。そうした普及にあわせ、大手建設会社やPVシステムインテグレーターを通してBIPVガラスが販売されようになります。そのためには、特別あつらえではない既製のBIPVガラス製品が開発される必要があると見られます。
最初の既製BIPVガラス製品は、今日すでに使用されている技術を用いて実現されると思われます。しかし、将来のBIPVガラス製品は、モノリシック集積、そして照明、調光、セルフクリーニング機能の取り込みによって特徴付けらえると、ナノマーケッツでは予測しています。
市場調査レポート: BIPV(建材一体型太陽光発電)ガラス市場:2012年
BIPV Glass Markets -2012
http://www.gii.co.jp/report/nan231265-bipv-glass-markets-2012.html
出版日 2012年02月
発行: NanoMarkets
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