UNICORN、メディア収益改善に向けた支援サービス「UNICORN FOR: Publisher」を提供開始
健全な広告エコシステムの実現に向けて、メディアの価値向上をサポート
株式会社アドウェイズ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山田 翔、以下アドウェイズ)の子会社であるUNICORN株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:山田翔、以下UNICORN)は、デジタルメディア(パブリッシャー)の収益性向上とユーザーエクスペリエンスの改善を両立する新たな支援サービス「UNICORN FOR:Publisher(ユニコーン フォー パブリッシャー)」の提供を開始しました。
本サービスを通じてUNICORNは、広告を「掲載する側」であるメディアの視点に立ち、健全で持続可能なメディア運営を無償でサポートすることで、業界全体における収益構造の健全化に取り組んでまいります。

「収益」と「ユーザー体験」のジレンマに直面するメディア
近年、デジタル広告市場は拡大を続ける一方で、さまざまな構造的な歪みが顕在化しています。多くのデジタルメディアはページビューや広告枠数に依存した収益モデルから抜け出せず、過剰な量の広告枠や過激な表現の広告を配信することで収益を確保するケースが増えています。しかし、「収益を追うほど、ユーザー体験(快適なメディア利用)を維持できず、結果的に広告効果も低下する」というジレンマにも直面しています。こうした状況に対し広告主は、ブランドセーフティや広告信頼性の観点から掲載先を絞る傾向を強めています。
UNICORNは、こうした構造的な課題に強い危機感を持ち、メディアやコンテンツと調和し、ユーザーが求める高品質な広告を配信することで、持続可能なメディア運営に貢献するべく「UNICORN FOR:Publisher」の提供にいたりました。

UNICORNは、「メディア空間」(コンテンツ、広告枠、広告クリエイティブ)の質が向上することで、多くのユーザーが来訪し、最適な広告体験と本質的な広告効果が生まれると考えています。広告枠を設置するメディアの価値向上と安定した収益につながり、メディア空間を再び豊かにする、この好循環なエコシステムの実現を「UNICORN FOR:Publisher」を通じて目指していきます。
メディアの持続的成長を後押しする3つの機能
UNICORNが培ってきたテクノロジーと広告運用の知見を最大限に活かし、メディアが中長期的に安定した収益を得ながらユーザー体験を高められるよう、以下3つの支援を提供します。
・メディアが保有する1st Party Dataを活用した収益化支援
メディアが保有する1st Party Dataを活用した広告配信を行い、そのデータ利用料をUNICORNがメディアへ還元します。データは高セキュリティなカスタマーデータプラットフォーム「Treasure Data CDP」に安全に保管し、利用料もUNICORNが負担。メディアは追加コストをかけずに新たな収益源を確保できます。
・Lumenによるアテンション計測データの提供
「Lumen」のアテンション計測ソリューションを活用し、メディアに対し、ページ上の各広告枠における「ユーザーに見られた時間(秒数)」や「注目が集まった割合(アテンション率)」などのインサイトを提供します。
また、それらのデータをもとにユーザーの注目を集めにくい広告枠については改善提案を行い、収益を維持しながら、より良いユーザー体験を実現するための、広告全体の最適化を支援します。
・ブランド広告主との接点拡大に向けたコンサルティング
メディアの特性や強みを踏まえた戦略立案から実行までを支援。本質的な広告価値の向上を通じて、大手ブランド広告主からの高単価案件の獲得を後押しします。
今後の展望
UNICORNはメディア支援サービス「UNICORN FOR:Publisher」を通じて、デジタル広告業界の健全化に継続的に取り組んでまいります。そして、ユーザー、広告主、メディアの三者がそれぞれに価値を享受できる広告のあり方を追求し、「信頼できる広告」「質の高いコンテンツ」「持続可能な収益モデル」が共存するエコシステムの実現を目指してまいります。
また、アドウェイズグループでは、市場のニーズに柔軟に対応し、さらなるサービスの拡充に努め、世界各国で効率的かつ実用的な広告マーケティングサービスの開発を実現してまいります。
UNICORNについて https://unicorn.inc/
デジタルマーケティング業界の指標となるべくして生まれた、月間買い付け可能トラフィック数1.2兆impを超える、国内最大級の全自動マーケティングプラットフォーム。リアルタイムにインプレッションの価値を予測し、各キャンペーンにとって最適な価格での自動入札を実現、かつ独自の不正検出アルゴリズムにより、不正な広告を排除。3DやAR、ボリュメトリックビデオを活用したリッチクリエイティブや、ゲームの世界に溶け込むネイティブ広告であるゲーム内広告「UNICORN In-Game Ad」など、デジタル広告の可能性を広げる配信メニューも提供している。
UNICORN株式会社について https://unicorn.inc/
2013年、アドウェイズの100%子会社として、アドテク領域における新サービスの開発をミッションに設立。国内最大級の全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」の提供を行っている。2024年、モバイル計測プラットフォーム「MetricWorks」を提供するMetricWorks Inc.との合弁会社を設立。
株式会社アドウェイズについて https://www.adways.net/
2001年設立。2006年に東証マザーズ、2020年に東証一部に上場。2022年に東証プライム市場に移行。パーパスに、“全世界に「なにこれ すげー こんなのはじめて」を届け、すべての人の可能性をひろげる「人儲け」を実現する。”を掲げ、アプリ・Webの包括的なマーケティングを支援する広告事業、テクノロジーを駆使し新しい広告表現や広告効果最大化を実現するアドプラットフォーム事業、ライフスタイル事業、DX事業など、領域をまたいだ事業を展開。日本を始め、アジアを中心とした海外への事業展開も行っている。