奈良盆地東縁断層帯を震源地とした最大震度7の地震を想定 生駒市民を含む約100名が参加する災害対策訓練を実施

近畿大学奈良病院(奈良県生駒市)は、令和7年(2025年)12月13日(土)、生駒市役所(奈良県生駒市)、生駒市消防本部(奈良県生駒市)及び周辺医療施設等からの派遣協力を受け、医師、その他医療関係者、市民など約100名が参加する災害対策訓練を実施します。
【本件のポイント】
●生駒市役所、生駒市消防本部、周辺医療施設の協力を受け、約100名参加の災害対策訓練を実施
●近畿大学奈良病院前に救護所を設置して患者搬送などの訓練を行う
●災害拠点病院として、消防や周辺の医療施設と協力し、さらに災害に強い病院をめざす
【本件の内容】
近畿大学奈良病院は、災害拠点病院(平成16年(2004年)3月認可)として災害派遣医療チームであるDMAT(Disaster Medical Assistance Team)を保有し、毎年、災害対策訓練を実施しています。令和6年(2024年)1月に発生した能登半島地震では、現地に2度DMAT隊員を派遣し、物資支援、患者搬送調整、要介護者の待機ステーション管理や医療行為が必要な方の搬送などを行いました。
本年度の災害対策訓練では、生駒市役所や近隣病院など市内の各施設にご協力いただき、奈良盆地東縁断層帯を震源地としたM8.0、最大震度7の地震を想定して実施します。発災時に多数の傷病者が近畿大学奈良病院に押し寄せ、病院機能が低下することを防ぐため、病院正面玄関前に救護所を設置し、災害対策本部のスムーズな立ち上げ、トリアージエリア(多数傷病者受入エリア)の稼働、患者搬送チームの編成による患者搬送などの訓練を行います。
【開催概要】
日時 :令和7年(2025年)12月13日(土)9:30~16:00
場所 :近畿大学奈良病院
(奈良県生駒市乙田町1248-1、近鉄生駒線「東山駅」から徒歩約10分)
参加予定:近畿大学奈良病院、生駒市役所、生駒市消防本部、倉病院、阪奈中央病院、
生駒市立病院、白庭病院、東生駒病院、市立柏原病院、天理よろづ相談所病院、
生駒市医師会、生駒市薬剤師協会等の医療関係者、関係職員及び市民 約100名
【プログラム】
<午前の部>9:30~12:30
・近畿大学奈良病院5階講堂 集合
・発災(奈良盆地東縁断層帯を震源地としたM8.0、最大震度7の地震を想定)
・近畿大学奈良病院に災害対策本部立ち上げ
<午後の部>12:30~16:00
・近畿大学奈良病院前救護所を設置したトリアージエリア(多数傷病者受入エリア)稼働訓練
・患者搬送チームを編成した患者搬送訓練
・訓練終了、振り返り
※予定であり、変更の場合があります。
【関連リンク】
近畿大学奈良病院
https://www.med.kindai.ac.jp/nara/