<三世代世帯3.8%時代> 笠寺幼児園が「親しみある伝統演目」で世代間交流を後押し!
社会福祉法人みなみ福祉会(理事長:近藤 敏矢、所在地:名古屋市南区笠寺町字大門63)が運営する幼保連携型認定こども園 笠寺幼児園(園長:横井 雅哉)では、地域との世代間交流の一環として、お遊戯会後、年長児による伝統演目を地域の福祉会館にて高齢者に披露いたします。
核家族化が進み、子どもたちが家庭内で高齢者とふれあう機会が減少している現代において、本活動は、地域の中で子どもが「自分以外の世代と関わる経験」を得られる貴重な機会となっています。

核家族化で希薄になる世代間交流
近年、国勢調査のデータからも明らかであるように、少子高齢化と核家族化が進み、地域コミュニティ内での異世代交流の機会は著しく減少しています。厚生労働省が発表している国民生活基礎調査では、日本の世帯構造が急速に変化していることを示しています。特に、三世代世帯の割合は1986年の15.3%から2023年には3.8%まで激減しています。この変化は、子どもたちが家庭内で高齢者と日常的にふれあう機会が激減していること、そして地域でも異なる世代間のつながりが希薄になりがちであるという深刻な社会背景を裏付けています。
出典:「2023(令和5)年国民生活基礎調査の概況(世帯構造割合)」(厚生労働省)
( https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa23/dl/10.pdf )
笠寺幼児園による地域連携の取り組み
そんな中、笠寺幼児園では子どもが地域の一員であることを実感し、地域の高齢者との交流の場を提供することが重要であると考え、本活動を継続しています。
毎年お遊戯会のあと、地域の福祉会館にて伝統演目を披露し、地域交流を深める取り組みをしています。本年度の演目は、「すずめの花笠踊り」「古城雪景色」など全4曲を、長年受け継がれてきた衣装を着て披露します。
子どもたちは、これらの演目を地域の方に楽しんでもらうことを通して、“誰かのために演じる”という目的意識を持ちながら練習に励んでいます。
演目披露後には、地域の方たちと歌や音楽を一緒に楽しむ交流の時間も設けられ、世代間交流を後押しし、心の距離を縮める貴重な機会となっています。
開催概要
内容:年長児によるお遊戯の発表
日時:令和7年12月4日(木) 13時~15時半
場所:笠寺福祉会館(名古屋市南区白雲町57)
社会福祉法人みなみ福祉会の詳細
社会福祉法人みなみ福祉会は名古屋市南区笠寺の地に昭和26年に笠寺幼児園を開園し、児童福祉の分野で70年以上の実績を持つ社会福祉法人です。名古屋市内で保育所・認定こども園3施設、小規模保育1施設、地域子育て支援拠点1施設を含む6施設を運営しています。
現理事長の近藤 敏矢は、NTTの研究員から転身し、2004年から2018年まで当法人の笠寺幼児園園長を務め、保育のICT化を含めた積極的な改革を進めており、時代の変化に対応しながら、より質の高い福祉サービスの提供を目指しています。
今後の展開
笠寺幼児園では、今後も年長児による地域高齢者への発表を継続し、さらに交流の質を高めていく予定です。単なる発表にとどまらず、子どもたちが高齢者と直接会話したり、一緒に手遊びや制作を楽しむ時間を増やすことで、世代間の理解や親しみをより深めていきます。
こうした取り組みを通じて、子どもたちは社会の一員としての意識を育み、異世代との関わり方や感謝の心を自然に学ぶことができ、地域全体で支え合う文化の醸成にも寄与していきます。
会社概要
名称 : 社会福祉法人みなみ福祉会
所在地: 〒457-0051 名古屋市南区笠寺町字大門63
URL : https://minami-fukushi.jp/

