マクニカ、自社開発ソリューション「Macnica Attack Surface Management」が 4年連続ASM市場シェア第1位を獲得
株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、マクニカの提供するMacnica Attack Surface Management(以下Macnica ASM)が、株式会社アイ・ティ・アールのレポート*1のアタックサーフェスマネジメントサービス市場で4年連続シェア第1位(2022年度・2023年度・2024年度・2025年度予測、ベンダー別売上金額)を獲得したことを本日発表いたします。

■ASMの重要性の高まり
近年、サイバー攻撃は多くの企業で増加傾向にあり、攻撃者は脆弱な“外部公開資産”を狙って侵入を試みています。特に2025年9月に発生した、国内の大手企業へのランサムウェア攻撃は、他拠点のネットワーク機器を経由して侵入され、複数のサーバが暗号化され、企業活動に深刻な影響を及ぼしました。
こうした事態を受け、マクニカでランサムウェア感染経路として悪用されるリスクの高いサーバの稼働台数を調査*2したところ、国内で51,193台のサーバが稼働していることが判明しました。内訳としては、ランサムウェアグループに侵害されるリスクの高い脆弱性が放置されているリモートデスクトップ(以下RDP)が46,290台、VPN装置が4,903台です。
このように不用意に公開されたRDPや、VPN機器・サーバの脆弱性は依然として多く、それらを悪用した攻撃ケースが急増していることから、自社の外部公開資産の網羅的な把握と、リスクを継続的に管理・対処する「Attack Surface Management(ASM)」 の重要性が高まっており、導入を検討するユーザーや参入企業が増加しています。
■Macnica ASMとは
マクニカは、2021年6月、日本でいち早く自社開発のASMソリューションの提供を開始しました。Macnica ASMは、マクニカセキュリティ研究センターの知見を活用した独自開発のAI駆動型ツールに加え、必要に応じてエキスパートによる調査も行うことで、正確かつ網羅的な調査を実現しています。お客様自身が把握できていないドメインや野良サーバなど、海外拠点を含めた資産の洗い出しが可能となり、攻撃者の動向を考慮した独自のリスク指標に基づき、リスクの高い資産から効果的に対処をすることができます。
加えて、外部から安全にVPN機器等の脆弱性特定を行う特許出願中の手法や、ASM運用に特化した設計のWebポータルの提供を行うなど、機能拡充にも力を入れています。
本調査においてMacnica ASMは、ASM売上金額で2024年度シェア15.0%、2025年度予測でもシェア15.2%となり、第1位を獲得しました*1。
外部公開資産を悪用したサイバー攻撃は今後も継続することが予測されます。マクニカは、今後も多くの企業にMacnica ASMをご提供し、外部公開資産起因のインシデント発生確率を1%でも減らすために尽力してまいります。
*1:株式会社アイ・ティ・アール 市場調査レポート「ITR Market View:サイバー・セキュリティ・コンサルティング・サービス市場2025」(2025年12月発行)
*2:マクニカ調べ。2025年10月22日時点。
【Macnica ASMの詳細はこちら】
URL:https://www.macnica.co.jp/business/security/manufacturers/macnicaasm/asm.html
【製品に関するお問い合せ先はこちら】
株式会社マクニカ Macnica ASM担当
TEL:045-476-2010
E-mail:sec-service@macnica.co.jp
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカ及び各社の商標または登録商標です。
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株式会社マクニカについて
マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界28か国/地域91拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて:www.macnica.co.jp