医学博士解説:敏感肌でも使える「バリアビタミンC」3つの理由
こちらの記事では、ビタミンCで刺激を感じやすい敏感肌向けに、注目の「バリアビタミンC」の特徴と使い方、ビタミンCやビタミンC誘導体との違いを解説します。
解説:医学博士 高岡(セラミド化粧品 シェルシュール開発者)
バリアビタミンCって何?

バリアビタミンCとは、正式名称は「3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸」、ビタミンCにグリセリンがくっついた、 ビタミンC誘導体の一種です。
ビタミンCとして、ハリを与えキメを整える等の効果を持ちながら、他のビタミンCにはない敏感肌改善効果も期待できるという優れモノ!
1.肌バリアの強化
2.敏感肌の肌質改善
3.シワ改善・美白効果
バリアビタミンCの3大効果
1.肌バリアを強化する


バリアビタミンCは肌表面の“守る層”を支える点が特徴です。
角層のセラミドを中心とした細胞間脂質は保湿や外部刺激からの防御に重要です。
バリアビタミンCは角質細胞間脂質であるセラミドや脂肪酸やコレステロールの産生を促すことから、以下のようなデータも出ています。

内部:活性酸素を減らしてバリアを強化

バリアビタミンCは、細胞内抗酸化システムを活性化し、活性酸素を減らします。
2. 敏感肌の肌質改善

敏感肌を作る「神経線維の伸長」を防ぎます。
神経線維が伸びると、普段は気にならない刺激にも強く反応するようになり、ピリピリ感や赤みを生じやすくなります。バリアビタミンCは、神経線維の伸長を促す「炎症性物質」「神経成長因子」の物質の増加を抑えることが出来ます。
化粧品や製品を使用する際に生じるピリピリ感などの感覚刺激を評価するテスト「スティンギングテスト」でも、刺激を受けにくくなったというデータも出ております。
3.シワ改善・美白効果
加えて、通常のビタミンCと同様の効果もあります。
コラーゲン産生促進 → シワ・たるみ毛穴・開き毛穴の改善
メラニン産生抑制 → シミの予防
一般的なビタミンCは医薬部外品で約3%、一般化粧品で最大20%近く配合されることが多いのに対し、バリアビタミンCは低濃度でも同様の効果が期待できる優れた成分です。
敏感肌でも大丈夫?バリアビタミンC使用アンケート
ビタミンC化粧品で刺激を感じることがおおい敏感肌を対象にアンケートを実施しました。
すると、ビタミンC化粧品で刺激を感じた経験のある方のうち、約89%の方はバリアビタミンC化粧品が刺激なく使えたという結果になりました。
※下記はバリアビタミンC使用時に刺激の有無についてのアンケートデータになります。

※注意点※
- ビタミンC化粧品で刺激を感じた方は、刺激の原因がビタミンCでない可能性もあります。
- バリアビタミンC化粧品で刺激を感じなかった理由も、バリアビタミンCが低刺激だから、という理由以外にも他の成分の効果の可能性もあります。
- 製品化されたものの比較ですので、純粋に成分刺激の比較ではありません。
バリアビタミンCまとめ
バリアビタミンCの3大効果
1.肌バリアの強化
(セラミド等による強化・活性酸素を減らす)
2.敏感肌の肌質改善
(敏感肌を作る神経線維の伸長を防ぐ)
3.シワ改善・美白効果
(アルブチンの1/10量で同程度の美白効果)
敏感肌の方へ、この成分は低濃度でも効果が期待できるため低濃度配合の化粧品は概ね問題ありませんが、まれに高濃度配合の製品もあるため必ず全成分を確認し、必要ならパッチテストを行っていただければ幸いです。
会社概要

創業者/開発者 髙岡 幸二
大阪府出身。神戸大学卒。医学博士。
元神戸大学バイオシグナル研究員。
元奈良女子大学非常勤講師・バイオテクノロジーの研究員。
化粧品・健康食品の開発。
2024年10月に、サンエス石膏株式会社のグループに参画。
会社名 :有限会社DSR
代表者 :宮竹 二郎
本社所在地 :大阪府吹田市江坂町1-23-101大同生命江坂ビル13階
設立 :2002年12月4日
事業内容 :化粧品の開発、製造、販売
資本金 :300万円
URL :https://dsr-skincare.jp/
■DSRが運営しているショップやサイト

敏感肌ナビ
敏感肌,脂漏性皮膚炎,酒さ,ニキビのスキンケア情報を発信
https://dsr-skincare.jp/blog/

DSRオンラインショップ
敏感肌のためのセラミド化粧品「シェルシュール」、敏感肌がときめくセラミド化粧品「ノーブルヒル」の2つの自社ブランドを販売
https://www.dsr-co.jp/

【DSR公式Amazonストア】
シェルシュールやノーブルヒルの一部商品を取り扱い
https://www.amazon.co.jp/stores/page/B3C6F6FF-A393-4A53-811D-8FB66F5A0AAA