【名城大学】「開学100周年記念ホームカミングデー」を開催 全卒業生が対象 約200人が来場

卒業生の方々をキャンパスに招いて本学との絆を深めてもらう「ホームカミングデー」が11月1日、天白キャンパス共通講義棟北の名城ホールで開催されました。今回は2026年に迎える開学100周年記念として全卒業生を対象に企画して約200人が来場し、様変わりした母校の姿や大学祭で活気あふれる学生たちを見入ったり、懐かしい友人や先輩後輩との再会を楽しんだりしました。
野口学長「100周年の喜びを分かち合い、盛り上げていただければ」

ホームカミングデーは、卒業生の方々に本学から感謝と歓迎の気持ちを表す行事として2008年度から始まりました。例年は特定の卒業年次の方々を対象に開催していますが、開学100周年に向けて機運を高めるため、今年度は「開学100周年記念ホームカミングデー」と銘打ち、年次を問わず参加者を募りました。
本学法学部卒でフリーアナウンサーの伊藤友香さんが司会を担当し、初めに野口光宣学長があいさつで「『オール名城』の一員として大学への力強いご支援と温かいご協力をお願いします。そして、100周年の喜びをともに分かち合い、盛り上げていただければ」と呼び掛けました。続いて、渉外部の伊深智美事務部長が大学の近況やトピックス、記念寄付などを紹介しました。


柔道五輪3連覇の野村忠宏特任教授が「折れない心」と題して記念講演

続く記念講演会は、アトランタ、シドニー、アテネ五輪で史上初の柔道3連覇を成し遂げた本学薬学部の野村忠宏特任教授が登壇し「折れない心」と題して、3歳から始めて40歳で引退するまでの柔道人生を紹介。父でもある高校の柔道部監督から入部する時に「無理しなくていいぞ」と言われ、悔しさをかみ締めながらも「絶対に強くなる」と誓ったことを明かし「悔しさを知り、それを生かすことが前に進む原動力になる」と強調しました。
野村特任教授はまた、アトランタ五輪で初の金メダルを獲得後、「それまでの柔道人生は苦難しかなかったが、それでも自分の未来を信じてやり続けてきた。これからの4年間、楽しいことはなくても、もっと大きくなる自分が必ずいる」と強く思い、シドニーで連覇を目指すことを決意したことも紹介。「いかに自分の人生に向き合い、自分をつくりあげていくか。半歩でも前に進んでいくことが大切」と力を込めました。

「純米大吟醸『華名城』」開学100周年記念ボトルなどが当たるお楽しみ抽選会も開催
最後に、校友会の森誠会長があいさつし「大学がどう変わったかを見ていただければ。そしてあらためて名城大学を堪能し、大学祭で元気あふれる学生たちの行動力を堪能してください」あいさつ。「純米大吟醸『華名城』」の開学100周年記念ボトルや、野村特任教授の直筆サイン入りの著書「戦う理由」などが当たるお楽しみ抽選会が行われ、遠く札幌市から参加した卒業生が当選するなど、会場は大いに盛り上がりを見せていました。



