稲葉なおと新刊『ものがたりの街 津山』刊行 歴史・建築紀行 「語り」:井上和彦
「語り」で聴ける新しい書籍「ナラティブ・ボイス・ブック」誕生
Echelle-1合同会社(ヨミ:エシェル・アン、所在地:東京都新宿区、代表:下田泰也)は、紀行作家・稲葉なおと氏による最新刊『ものがたりの街 津山』を、2025年11月4日に発売いたします。
本書は、写真と文章、そしてページごとに掲載されたQRコードから声優・井上和彦氏による「語り」を聴くことができる、新感覚の書籍「ナラティブ・ボイス・ブック」として刊行されます。
紙とデジタル、視覚と聴覚が融合する、新しい“読む”体験を提案します。

津山の歴史と建築を“語り”でめぐる、体感型の紀行書
岡山県北部・津山は、城下町として栄え、今もなお多くの歴史的建築が残る美しい小都市です。
本書では、寺社・武家屋敷・民家・学校・銀行・写真館・歌舞伎舞台など、時代を超えて息づく建築を中心に、津山ゆかりの偉人たちの足跡をたどります。
54のものがたりと125点の写真が収録され、井上和彦氏による音声の「語り」とともに、平安時代から現代までの津山を“体感的に読む”ことができます。
登場人物には、菅原道真、源頼朝、運慶、徳川家康、箕作阮甫、夏目漱石、大江健三郎、そして津山出身のミュージシャン・B’z稲葉浩志などが名を連ねます。
2024年に津山文化センターで行われた稲葉 浩志氏のソロライブの様子も掲載。著者・稲葉 なおと氏は、稲葉浩志氏の従弟でもあります。

建築の系譜と津山への想いから生まれた、新しい“ものがたり”
本書の発想の原点には、Echelle-1合同会社がこれまで携わってきた建築文化への深い関与があります。
同社は、パリのル・コルビュジエ財団とともに、同財団所蔵の建築設計資料のデジタル配信を世界規模で行い、国内の主要美術館における建築展の図録や書籍も多数発行してきました。
ル・コルビュジエの弟子であり早稲田大学教授だった吉阪隆正の高祖父・箕作 阮甫(津山藩医・蘭学者)は津山の出身であり、東京大学の礎を築いた人物。
この歴史的な縁が、稲葉氏との出会いを経て、“津山を物語る書”の企画へとつながりました。
著者・語り手プロフィール

稲葉なおと(いなば なおと)/紀行作家・一級建築士
東京工業大学建築学科卒業後、JTB紀行文学大賞奨励賞を受賞し作家デビュー。
建築と旅をテーマにノンフィクション、小説、児童文学、写真集など幅広く執筆。
代表作に『絹の襷』『夢のホテルのつくりかた』『ホシノカケラ』『津山 美しい建築の街』など。
資生堂ギャラリー、グランドプリンスホテル新高輪〈飛天〉などで写真展を開催。
永年にわたる建築文化発展への貢献により、日本建築学会文化賞を受賞。
井上和彦(いのうえ かずひこ)/声優・俳優
1973年デビュー。『キャンディ・キャンディ』アンソニー、『NARUTO-ナルト-』はたけカカシ、『夏目友人帳』ニャンコ先生、『美味しんぼ』山岡士郎など出演多数。
洋画ではマッツ・ミケルセン、マーク・ハーモンなどの吹き替えを担当。
音楽活動・舞台出演など多彩に活躍する声優界の重鎮。
書籍概要
書名 : ものがたりの街 津山
著者 : 稲葉なおと
語り : 井上和彦
仕様 : 四六判(224頁)
内容 : 建築・歴史・人物を紹介する54のものがたりと125点の写真
価格 : 2,800円(税込)
発売日 : 2025年11月4日
発行 : Echelle-1合同会社
販売サイト: https://www.maps.co.jp/monogatari/
刊行記念イベント
『ものがたりの街 津山』刊行記念講演会
演題 : 津山が誇る建築と人の物語
出演 : 稲葉なおと(紀行作家・一級建築士・津山市みらい戦略ディレクター)
日時 : 2025年11月15日(土)
会場 : 津山文化センター 大ホール(岡山県津山市山下68)
時間 : 9:00~17:00(木曜休館)
参加費: 無料
今後の展望
Echelle-1合同会社では、本書を皮切りに「ナラティブ・ボイス・ブック」シリーズの展開を予定。
音声ガイドアプリ「Pokke」(運営:株式会社MEBUKU)と連携し、観光・アート・デザイン・ファッション・映画などの分野とのコラボレーションを進めていきます。
会社概要
企業名 : Echelle-1合同会社
所在地 : 東京都新宿区下宮比町2-19 飯田橋三喜ビル5F
代表者 : CEO 下田泰也
事業内容: 建築・アート系出版、オンライン情報サービス、教育事業
URL : https://echelle-1.com/