ゴミがお宝になる時代!えっ!これ150万円!全部で〇〇〇〇万!おもちゃ鑑定士が注意喚起!

日本製のキャラクター玩具を求めて世界中から殺到!おもちゃ鑑定士の小材直由氏に聞いた「おもちゃで投資する時代」とは⁉

2025-12-10 11:00
Digingcast

クリスマスシーズン到来!全国のおもちゃコーナーも盛り上がっている中で、50年前のロボット玩具を手に真面目な顔で頷いている男がいた。ヴィンテージのキャラクター玩具の鑑定士としてお茶の間でおなじみの小材直由氏。ここの経年劣化がなければ200万の価値!と断言する。今年、昭和100年という言葉が賑わせている。おもちゃ業界も2兆円産業と言われ、年々、キャラクター商品を中心に日本製の玩具が世界に認められている。そもそも、日本の文化と言えるアニメや特撮は、日本はもとより世界に輸出されており、日本が聖地と言われるほどである。戦隊ヒーローで世界が騒ぐ時代である。
50年前には約120社あったと言われる玩具メーカーも今や数社しかなく、テレビ宣伝にも競争感を感じない。

亜鉛合金の危険で鋭いおもちゃが昭和の主流だった!

小材直由氏「これみてください!」、ライター「え~~!怖っ!!」
手渡された約45年前の合金製ロボットは、ズッしり重く(1キロ以上か⁉)、鋭い角、尖ったボディ。これは現代では発売されない昭和の玩具である。
簡単に人を傷つけることもできる、言うなれば凶器のようなロボット玩具である。こんな昭和の時代があったことも事実である。
小材さん「昭和100年ではありますが、当時の人気玩具である『超合金』も発売50周年なんです。
特に人気のキャラクター玩具は、約35年前からプレミア価格になっています。理由は、日本製造のキャラクター玩具は、精巧で繊細でギミック多彩、さらに1個1個を人の手で丁寧につくられている。1972年~1995年くらいまでは主に日本製造が多く、下町工場で手作業で組み立てられていた。塗装も手作業だったため、個体によって違った塗装の特徴が出ていました。この精密な合金玩具を世界の人が求めて買っていくのです。コレクターズアイテムです」

1970年代にオイルショックがあってからプラスティック玩具の他に、亜鉛合金を素材とした合金玩具(ダイキャスト)が発売され、有名ブランドだと超合金、〇〇合金といったズッしりと重く、多彩な合体、変形、ミサイルギミックを搭載した夢のロボット玩具であった。
マジンガーZからはじまり、特撮戦隊ヒーローまで超合金となった。
しかし、当時も数千円と高価だったため、クリスマスやお誕生日など、記念日しか買ってもらえなかった子供がほとんどであった。

ズバリ!鑑定価格は?

小材さん曰く
ここにあるものは本来、捨てられていても仕方ないものばかりです。「見る人が見たら燃えないゴミですから!」(笑)
このショーケース1本で約2000万は超えていきます(現代の価値)。
マジンガーZの超合金(1974年ポピー社発売)は程度によりますが、最初期バージョンで箱、付属品付きで、250万。中間期でも150万を超えていきます。また、イタリア、フランスで人気のグレートマジンガー、UFOロボグレンダイザー(超合金:ブランド)は、バージョン違いも含めて希少価値が出ています。このブルマァクのメカンダ―ロボ(1977年放映アニメのブルマァク社テクニカル合身セット)は、この状態で200万オーバーです(当時数千円)

ヨーロッパでの人気が高く、今や為替レートの影響もあり、インバウンドで日本国内からヴィンテージ合金が次々に買われていっているという。超合金、合金玩具こそ、現代で復刻できない希少な日本文化遺産であると小材さんが断言します。
中でも、箱が重要で、紙製パッケージは残存率が低く、ものによっては本体よりも鑑定価額が高い場合もあるという。商標権利の関係もあり、現代はすでに存在しない玩具会社も多いことから、パッケージのロゴや印刷に希少価値が出るという。海外のコレクターは日本のアニメ、特撮ヒーローを求めていて、ゴージャスな合金玩具は、世界ではなかなかお目にかかれない日本製造のお宝玩具なのです。

合金玩具の希少価値とキャラクター人気!世界は投資対象にしている!

日本製造の精密玩具、更に人気キャラクターという相乗効果と現代での製造が難しい(一部メーカーは製造)と言われている合金(ダイキャスト)玩具は、絶対数が少ないことと、亜鉛合金という性質上の経年劣化や紙製パッケージの保存が難しいことから、状態によっては、当時価格の数百倍という鑑定価額になる。戦隊ヒーローが今年50周年、機動戦士ガンダムも後に50周年、またファン層は幅広く、ヴィンテージ玩具を求める世界の人々は40代中盤から60代後半。経済的に余裕のある世代のコレクターが購入している。過去30数年間、合金玩具の価値が上がり続けており、インバウンド需要もあることから、世界中で凌ぎあいになっている市場で、まさに投資対象と言える(小材氏)

小材直由氏が芸能人のお宝を次々に鑑定!

今こそご自身の身の回りを確認してほしい!お宝が眠っているかも⁉
小材氏は、フジテレビ系列ぽかぽか、芸能人お宝鑑定「買った時より値段上がってるっぽい」のコーナーにて、芸能人のお宝を鑑定。
鑑定歴32年の目利きを活かして、所ジョージさん、井ノ原快彦さんをはじめとした貴重なお宝を鑑定。
また、自身のYouTubeチャンネル「小材直由の超合金鑑定」では、マニアックな昭和の合金玩具を丁寧に解説している。70本発信しているが、すでにチャンネル登録者が1万人を超えておりヴィンテージ玩具の人気がわかる。視聴者の約20%が海外ファンとのこと。
ヴィンテージ玩具の価値がこれから経済を動かしていく時代かもしれない。マニア市場が経済を動かしているという思想からラジオ番組「小材直由のマニア経済学」でも発信しています。
ゴミだとおもって捨ててませんか!それは立派なお宝かも。

小材直由(こざいなおよし)プロフィール

おもちゃ鑑定士、ラジオパーソナリティ。日本漫才協会玩具部顧問。
メディア鑑定企画に多数出演、株式会社BANDAI SPIRITSと復活シリーズを企画。文化放送のアニメ看板番組「アニメNOW!」を継承。

(出演情報)
・フジテレビ系列「ぽかぽか」
・TBS系列「知識の扉よ開け!ドア×ドアクエスト」
・テレビ東京系列「開運!なんでも鑑定団」
・発するFM84.0Mhz「小材直由のアニメNOW!」
・発するFM84.0Mhz「小材直由のマニア経済学」

(YouTube)
・「小材直由の超合金鑑定」
  @user-chogokin