古民家移転した保護猫カフェ「Familia」医療費支援のクラウドファンディング開始
保護ねこcafe Familia(所在地:広島県福山市沼隈町常石2723、代表:内海博文)は、高齢の飼主が飼えなくなった猫などを保護するための医療費や運営費を支援するクラウドファンディングを開始しました。季節の特産品として、岡山県産の新米「きぬむすめ」や広島県産の「日本ミツバチの蜂蜜とレモングラスコーディアル」などの返礼品を用意し、支援を呼びかけています。
行き場のない猫たちの受け入れが急増、医療費の支援が急務に
保護ねこcafe Familiaは2017年9月に開設以来、284匹の猫の譲渡に成功し、現在は約40匹の保護猫を飼育しています。2025年10月31日に古民家への移転を完了し、より広いスペースで猫たちの暮らしの質向上に努めています。
しかし、移転後わずか1か月で、飼い主の急逝や高齢者の介護施設入所に伴い行き場を失った猫6匹を緊急保護したことにより、予想以上の医療費がかかる状況となりました。また、古民家特有のカビなど空気清浄の問題も発生し、早急な対策が必要となっています。
内海代表は「高齢者から相談を受ける場合、飼い猫は高齢猫の場合が多く、譲渡先を探すのは困難です。一方で高齢の方から猫を飼いたいという相談もあり、『高齢の方への預かり制度』も設けています。カフェが責任を持って猫を管理し、預かりさんへのフォローをしながら、可能な限り一緒に生活していただく制度です。猫の幸せを考えて対処して行きたいと思います。」と説明しています。
地元特産品を通じて猫たちの未来をサポート
今回のクラウドファンディングでは、カフェの運営費支援となるリターンとして、地元の特産品を中心に返礼品を準備しています。
- 岡山県井原市「ビネガー米 岡山県産きぬむすめ」2kg (10,000円)
- カフェの卒業生「ビネガー」くんの飼い主である藤原さんが生産
- 食味が良くツヤがあり、冷めてもおいしいのが特徴
- 「ビネガー」くんの可愛いラベル付き
- 冬の養生ギフトセット (15,000円)
- Holistic&Herbalgarden Osako(広島県福山市)で秋に収穫された「野生日本ミツバチの蜂蜜」100g
- 「レモングラスコーディアルシロップ」100ml
- 地元福山市で栽培されたハーブを使用した健康ギフト
そのほか、3,000円からのサンクスメールコース、5,000円、10,000円、30,000円、50,000円の「猫たちの未来を応援」コースも用意されています。
「中国地方は温暖な気候と瀬戸内海の恩恵を受けた多くの特産品があります。今回は生産者と原材料や工程が見える商品をリターンとして選びました」と内海代表は述べています。
猫と人が共生する社会を目指す活動
保護ねこcafe Familiaは、NPO法人ねこみみ福山のメンバーとして2015年から適正飼養と地域猫活動の推進、啓蒙活動、TNR活動など「猫と人が共生」する社会を目指して活動しています。これまでに1,200匹を超えるTNR(捕獲・不妊手術・返還)活動を実施してきました。
「猫の様々な問題解決に対応できるように」というビジョンのもと、古民家への移転を実現し、より多くの猫たちを保護する体制を整えています。
「『名前の無い猫』を誕生させない蛇口を締める活動を継続的に進めることが大切です。最終的には『保護猫0』の世界を目指しています」と内海代表は語ります。
クラウドファンディングの目標金額は50万円で、2025年11月28日まで実施されています。
「保護ねこcafe Familia」概要
- 名称:保護ねこcafe Familia
- 所在地:広島県福山市沼隈町常石2723
- 代表者:内海 博文
- 開設:2017年9月
- 事業内容:保護猫の譲渡活動、TNR活動、地域猫活動、猫の適正飼養啓発
- 特徴:2025年10月に古民家に移転、約40匹の保護猫を飼育
- クラウドファンディング期間:2025年11月28日まで
会社概要
- 企業名:保護ねこcafe Familia
- 所在地:広島県福山市沼隈町常石2723
- 代表者名:内海 博文
- URL:READYFOR クラウドファンディングページ