「情報が届かない」ことで高齢者が孤立
9/15-21は老人週間。超高齢社会の縮図・天草から全国へ、NPO法人が情報誌創刊に挑戦
報道関係者各位
「情報が届かない」ことで高齢者が孤立
9/15-21は老人週間。超高齢社会の縮図・天草から全国へ、NPO法人が情報誌創刊に挑戦
高齢化が加速し、2025年には3人に1人が65歳以上になるといわれる日本。中でも熊本県天草市は、全国平均を上回るスピードで高齢化が進行している「高齢化先進地域」です。
一方で高齢者と支援サービスのつながりには、大きな課題があります。NPO法人にっこり(所在地:熊本県天草市、理事長:冨永和樹)は、介護保険だけでは解決できない高齢者の「ちょっとした困りごと」を支援サービスにつなぐフリーペーパーの創刊に挑戦します。
■支援サービスが利用されない背景
車に乗れなくなり買い物やお墓参りに行けない、散髪や日常生活のちょっとした困りごとが解決できない…そんな「困った」に直面する高齢者が、全国で増えています。
本当は、買い物代行や訪問理美容などのサービスは存在しています。一方で「情報が届かない」ために使えず、提供側も利用者を得られずに撤退してしまうおそれがあります。
支援があるのに届かない情報格差が、地域の孤立を深めています。これは天草だけでなく全国で起きている構造的課題です。
■情報を届けたい。理容サービスから情報誌創刊への活動拡大を
にっこりは訪問理容で年間1,200人以上を支援してきました。髪を切りながら高齢者の声や実情を一人ひとり聞き取ってきた中で、専門の枠を超えてこの課題に取り組むことこそが高齢者の暮らしを豊かにすると確信し、天草初の高齢者向け情報誌『シニアライフ』創刊を決めました。
・高齢者や家族に必要な介護保険外サービスを整理して紹介
・手元に残る紙媒体で確実に届け、病院や行政と連携して配布
「高齢化先進地域」天草で情報ミスマッチの問題を解決し、全国に紹介できる事例へと育てます。
一方で創刊には年間約120万円のコストがかかる見込みであり、そのうち不足分30万円をクラウドファンディングで募っています。ぜひ天草に縁のある方々に参加いただき、高齢者の方々に笑顔を届けたいと願っています。
■クラウドファンディング概要
天草の「困った」を「笑顔」に! 情報誌『シニアライフ』創刊プロジェクト
目標金額:約30万円 / 実施期間:2025年9月1日~3月31日
https://syncable.biz/campaign/8410
足元から市民の手で、超高齢社会の課題を解決するこの取り組みに、ぜひご注目ください。
■お問い合わせ先
NPO法人にっこり(熊本県天草郡苓北町志岐449-17)
Tel: 0969-35-2166 携帯090-5738-1966 /email:info@amakusa-nikkori.com
冨永 和樹