Salesforceの無料名刺連携ツール「LeanCard Sync」が大幅アップデート。新UIとマッピング機能で名刺データ活用を加速
~設定体験と名刺データの連携柔軟性が飛躍的に向上~
myBridgeとLINEを活用したSalesforce自動連携が可能な無料の名刺連携ツール「LeanCard Sync(リーンカードシンク)」を提供する株式会社EARLYWELL(本社:福岡県、代表取締役社長 早井博一)は、「LeanCard Sync」の最新バージョンであるv0.9を2025年11月リリースしました。
今回のアップデートでは、初期設定画面のUI/UX刷新とフィールドマッピング・名刺振り分け機能の強化を実施。名刺データの取り込みから活用までのプロセスが大幅に進化しました。

■ 設定UI/UXを全面刷新 – 手入力不要の直感的な設定画面へ
これまでのバージョンでは、Salesforceの設定画面からカスタムメタデータを直接編集し、項目のAPI参照名を手入力する必要がありました。この作業はSalesforceに不慣れなユーザーにとって分かりづらく、初期設定時の大きなハードルとなっていました。本バージョンでは、設定画面でこれらの設定を一元管理できるように改善しました。LINE連携設定、処理モードの指定、フィールドマッピングの登録・編集など、すべて1画面で完結できるようになりました。API参照名の手入力も不要になり、ミスなく簡単に設定できます。この改善により、初期導入や設定変更に必要な工数を大幅に削減し、管理者・現場担当の双方にとってより扱いやすいUI/UXへと進化しました。

■ LINE連携の設定をより簡単に – 自動検出で初期設定ミスを防止
これまでのバージョンでは、LINEとSalesforceの連携時にWebhook URLの手動入力やドメイン指定の誤りが発生しやすいという課題がありました。本バージョンでは、選択したExperience Cloudサイト(Site.com)の正しいURL(.salesforce-sites.com)を自動検出し、Webhook URLを自動生成する仕組みを導入しました。これにより、初期設定時の入力ミスや再設定の手間が解消され、数クリックでLINE連携を開始できるようになりました。設定作業の煩雑さを解消することで、Salesforce初心者や非エンジニアでも安心してLeanCard Syncを導入できるようになりました。

■ 名刺処理モードの追加 – 運用に合わせて自動・手動を柔軟に選択
本バージョンでは、Salesforceへの名刺データ登録の流れを制御できる**「名刺処理モード」を新たに搭載しました。名刺がLINEから送信された後の動作を、「自動変換」と「手動振り分け」**の2つのモードから選択できます。
・自動変換モード:送信された名刺データを即座にリードまたは取引先責任者へ登録。スピード重視の現場に最適です。
・手動振り分けモード:Salesforce上で内容を確認してから、リード・取引先責任者のどちらに登録するかを都度選択可能。精度や運用ルールを重視する組織向けです。
この機能により、名刺データの取り込みプロセスを組織や利用シーンに合わせて柔軟に設計できるようになり、「スピード」と「精度」の両立を実現します。

■ フィールドマッピング機能の強化 – 柔軟なデータ連携を実現
新たに「フィールドマッピング設定」を導入し、設定画面上で直接編集可能になりました。リード、取引先責任者、取引先向けのデフォルトマッピングを自動生成します。名刺をどのレコードタイプで登録・変換するか選択でき、組織の項目構成やルールに応じて連携時に登録する項目を追加できます。これによりデータ連携を柔軟に設定できます。

■ 名刺振り分け機能の拡張 – “送るだけ”から“活かすデータ”へ
LINE経由で取り込まれた名刺データを、Salesforce上の専用画面で一覧表示し、
リードや取引先責任者など、登録先を柔軟に選択できる変換機能を追加しました。
これにより、名刺1件ごとに最適なオブジェクトへスムーズに登録でき、
既存データとの紐付けも直感的に行えます。
また、新たに追加されたタグ付け機能により、Marketing Cloud Account Engagement
(旧Pardot)でのセグメント配信にも活用が可能に。
「名刺を登録する」だけで終わらず、その後のマーケティング施策や営業活動に
活かせるつながるデータとして管理できるようになりました。

■ 既存ユーザーへの配慮 – 後方互換性を維持
旧バージョンのユーザーは、従来の設定データをそのまま利用できます。新設定画面への移行は任意です。フォールバック機構により、既存環境を壊すことなく利用できます。(ただし新機能を利用する場合は、アップグレードが必要です)
■ 今後の展望 – 現場の声とともに進化するLeanCard Sync
LeanCard Syncは、リリース以来、多くのユーザーから寄せられた声をもとに改良を重ねてきました。本バージョンでも、設定操作やデータ連携の“わかりづらさ”といった実際の利用シーンから得られた課題を出発点に、より使いやすく、現場で活かしやすい形へと進化しています。
今後も、ユーザーの皆さまからのフィードバックをもとに機能改善や運用性の向上を図り、中小企業がSalesforceをもっと身近に活用できる環境づくりを目指してまいります。
【LeanCard Syncについて】
LeanCard Syncは、myBridgeでスキャンした名刺をLINE公式アカウント経由でSalesforceへ自動登録する無料連携ツールです。
ユーザーは名刺をLINEに送るだけで、Salesforce上に顧客データが連携され、現場の入力負荷を最小化しながら営業活動の効率化を実現します。
【株式会社EARLYWELLについて】
私たちは、「クラウドで一人ひとりが自分らしく働ける社会」を目指し、Salesforceを中心としたDXコンサルティングとAI活用支援を通じて、中小企業のデジタル変革を推進しています。
主力事業として、Salesforce導入・運用支援サービス「Growth Nexus」や、LINE連携名刺管理ツール「LeanCard Sync」など、クラウドを活用した業務効率化ソリューションを展開。また、AIを活用した業務自動化・音声解析・顧客対応支援など、中小企業でも実践できるDXをテーマに、現場起点の支援を行っています。
さらに、異業種からの転職者や地方在住者のエンジニア育成にも注力し、教育・雇用・テクノロジーを結びつけた「成長の循環」を創出しています。
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
株式会社EARLYWELL
担当:LeanCard Syncチーム
メール:info@earlywell.com
公式サイト:https://www.earlywell.com/