【トンガ沖 噴火被災地支援】フィジーにスタッフを派遣

空飛ぶ捜索医療団ARROWSの一員として/アジアパシフィック アライアンス(A-PAD)

2022年1月15日に発生したトンガ沖の火山噴火の被災地を支援するため、Civic Forceの姉妹団体「一般社団法人アジアパシフィック アライアンス(A-PAD、東京都)」は、2月8日、スタッフ1名をフィジーに派遣します。

家々の屋根や農作物に降り積もった火山灰  ©︎駐日トンガ大使館
家々の屋根や農作物に降り積もった火山灰  ©︎駐日トンガ大使館

南太平洋のトンガ諸国で2022年1月15日、海底火山フンガトンガ・フンガハアパイが噴火し、16日以降、太平洋沿岸の広い地域で津波が観測されました。トンガでは通信設備の損傷の影響で、数日間、外部と連絡が取れない状況が続いていましたが、徐々に被害の状況が明らかになってきました。国民の8割以上もの人が家を失うなど被災し、農作物や海産物への影響も深刻です。降灰の影響による健康被害も懸念されます。また、噴火後、同国初の市中感染が確認され、ロックダウン(国境閉鎖)が続いています。

アジア・大洋州で災害支援活動を展開するA-PADは、駐日トンガ大使館やトンガ商工会議所などと連携をとりながら緊急支援活動に向けた準備を進めてきましたが、このたび 2月8日夕方、A-PAD捜索救助チーム・チーフの黄春源(こう・しゅんげん)を、まず大洋州のフィジーに派遣します。首都スバやナンディなどを拠点に、陸海空あらゆる手段を使ってマスクや防護具、衛生用品、水・食料など必要とされる支援物資を届けます。黄はこれまで30年にわたって、台湾や日本をはじめとする各国の被災者救助活動で指揮をとってきた経験があります。また、黄は災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”」の一員としても活動します。

屋外に設置され飲料水などに利用されていた水タンク  ©︎駐日トンガ大使館
屋外に設置され飲料水などに利用されていた水タンク  ©︎駐日トンガ大使館
黄から皆様へ
「A-PADにたくさんのご支援や応援メッセージをいただき、ありがとうございます。皆さんの支援を力に、トンガの人々の復興に役立てるよう尽力します」

現地(フィジー)への出発について

日時:2022年2月8日(火)18時40分出発  
場所:羽田空港ターミナル3

報道関係の皆さまにおかれましては、取材・報道をしていただきますよう、 お願い申し上げます。当日、空港にお越しいただく方は事前に必ずご連絡ください。

連絡先: 
根木(080-6814-7177)・新海(090-7915-7246)・町(080-2903-6889)

灰に覆われたトンガの街並み   ©︎駐日トンガ大使館
灰に覆われたトンガの街並み   ©︎駐日トンガ大使館

アジアパシフィック アライアンス(A-PAD)

一般社団法人アジアパシフィックアライアンス(A-PAD:エーパッド)は、アジア太平洋地域で災害が起きたとき、NGO・企業・政府などが連携し迅速かつ効果的な支援を行うためのプラットフォームです。2012年、自然災害の被害が多いアジア各国の災害支援関係者によって創設され、2022年1月現在、日本を含む6カ国が加盟。現場をよく知る各国の企業・NGO・行政がそれぞれの得意分野を生かしながら最適な支援方法を選び、より効果的・効率的な支援を実践しています。国や組織の壁を越えた連携支援の実績を積み重ねるとともに、各現場の経験を学び合う場づくりや人材育成、国際議員連盟の創設などにも貢献しています。支援実績は以下の通り。

・2013年:インドネシア・ジャカルタ 洪水
・2013年:フィリピン台風ハイエン
・2014年:フィリピン 台風ハグピート
・2015年:日本 関東大雨災害
・2015年:ネパール地震
・2016年:台湾南部地震
・2016年:日本 熊本地震
・2017年:ロヒンギャ難民への医療支援
・2018年2月:台湾地震
・2018年8月:インドネシア ロンボク島地震
・2019年8月:九州豪雨
・2019年10月:スリランカ豪雨、フィリピン地震
・2020年1月:各国 COVID-19
・2020年1月:フィリピンタール山噴火
・2020年10月:フィリピン台風ゴニ
・2021年1月:インドネシア 西スラウェシ地震
・2021年3月:バングラデシュ難民キャンプ火災
・2021年7/8月:熱海土石流/佐賀豪雨
・2021年7月:フィリピン台風ゴニ
・2021年11月:スリランカ モンスーン
・2021年11月:ネパール洪水
・2021年12月:インドネシア洪水
・2021年12月:フィリピン台風


災害支援のプロフェッショナル Civic Force

国内外の大規模災害時に企業、NPO、行政などが対等なパートナーシップのもとに協働し、迅速で効果的な支援を行うための連携組織です。発災直後から復旧・復興まで、個々の強みを最大限に生かすことで、被災地のニーズに即した支援を届けます。被災地と被災地をつなぎ、被災の経験や教訓を共有することで、災害に強い地域づくりをサポートしています。2011年の東日本大震災の経験をアジア大洋州地域でも生かすため、2012年のアジア閣僚級防災会合にてA-PADを立ち上げた。


お問い合わせ:

〒151-0063
東京都渋谷区富ヶ谷2-41-12 富ヶ谷小川ビル2階
一般社団法人アジア パシフィック アライアンス 事務局
Tel: 03-5790-9981
Fax: 03-5790-9368
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