【お年寄りと関わる仕事につく未来の若者】学生と高齢者をつなぐ『まごとも』と京都橘大学との共同研究が公式サイトで公開！

日本は超高齢社会を迎え、高齢者の孤立やコミュニケーション不足が深刻な社会問題となっています。一方、現代の看護学生は、高齢者との交流機会が減少しており、高齢者の多面的な理解が不足していると指摘されています。本研究では、学生の内発的動機づけを高める事前研修を導入し、地域在住高齢者との繰り返し交流を行う実習において、学生の実習目標に対する自己評価がどのように変化するかを明らかにします。これにより、看護学生の学習意欲向上と高齢者に対する多面的な理解の促進を目指します。

研究課題：動機づけを高めるための事前研修導入による看護学生の実習目標に対する自己評価の変化
〜地域在住高齢者を対象にした体力測定会の実施を通して〜
対象者：京都橘大学 看護学部1年生 約100名
共同研究者：
京都橘大学 看護学部看護学科 准教授 深山つかさ
株式会社whicker 代表取締役 山本智一

事前研修の導入：実習開始前に、学生の動機づけを高めるための研修を実施。高齢者との交流の意義や楽しさを認識し、主体的な学びを促進します。
繰り返し実習の実施：学生が地域在住の高齢者と3回にわたり体力測定会を実施。コミュニケーションやサポートを通じて、高齢者の個別性や多面的な理解を深めます。
自己評価の収集と分析：各実習後に学生の実習目標に対する自己評価を5段階で収集。データを量的に分析し、動機づけ研修の効果を検証します。

学習意欲の向上：事前研修により、学生の内発的動機づけが高まり、実習目標に対する自己評価が回数を重ねるごとに向上することを期待します。
高齢者理解の深化：繰り返しの実習を通じて、高齢者の身体的、心理的、社会的状況を多面的に理解する力が養われます。
看護教育への貢献：本研究の成果は、看護学実習における教育プログラムの改善や学生教育の質の向上に寄与します。

研究の詳細や進捗状況、学生や高齢者の声などが、京都橘大学の公式ニュースページで公開されています。ぜひご覧ください。

京都橘大学ニュースページ：https://www.tachibana-u.ac.jp/news/2024/11/ten.html

株式会社whickerと京都橘大学は、本研究を通じて看護学生の成長と高齢者との世代間交流の重要性を発信してまいります。得られた成果は、『まごとも』のサービス改善や新機能開発にも活かし、より多くの高齢者と若者がつながる社会の実現を目指します。

「親の介護」と「仕事の両立」は、多くの家族世代が直面する深刻な課題です。経済産業省の推計によると、2030年には約318万人がこの問題を抱え、仕事と介護を両立するビジネスケアラーによる経済損失額は約9兆円に達するとされています。
また、2025年には団塊世代が全員後期高齢者になり、高齢者の増加に伴う医療・介護費負担の増加や介護事業所の倒産、介護士の高齢化といった課題が一層深刻化します。

こうした社会問題に対処するため、弊社は『まごとも』という新しい世代間交流サービスを提供しています。『まごとも』では、介護福祉士の監修を受けた若者がシニアを訪問し、外出やデジタルサポートなど、介護保険では対応できない幅広いニーズに応えます。

特に注目すべき点は、シニアと若者の交流がもたらす精神的な活力です。『まごとも』を利用し始めたシニアが、精神的に前向きになり、自主的に歩行訓練を行うようになり、数週間で補助器なしでの歩行が可能になった事例もあります。
こうした交流は、シニアの元気を引き出すだけでなく、ビジネスケアラーとして働く家族の介護負担を大幅に軽減する効果があります。

さらに、サービスの透明性を重視し、ご家族には終了後に笑顔の写真付きレポートを提供しています。実際に利用されたご家族からは「親の日常にハリが出て嬉しい」「親がポジティブになった」という嬉しい声が多く寄せられています。

また、京都大学および京都橘大学との共同研究により、世代間交流の価値を学術的に探求しており、今後もこの取り組みを通じて高齢化社会の課題解決に貢献してまいります。

株式会社whicker（ウィッカー）
本社所在地：〒606-8501京都府 京都市左京区吉田本町36 番地 1
京都大学国際科学イノベーション棟西館 104 ベンチャーインキュベーションセンター内
代表取締役：山本 智一
設立年月日：令和4年2月8日
事業概要：高齢者に対する家事代行を含む訪問介護型生活支援事業
サービスHP：https://whicker.info/
各種SNS：https://lit.link/magotomo