海青社、『離島研究Ⅶ』を12月11日に発売、 人と文化、多様性、ツーリズムなどが焦点
株式会社海青社(本社:滋賀県大津市、代表取締役:田村由記子、以下 海青社)は、新刊『離島研究Ⅶ』(編集代表:須山聡)を2024年12月11日に発売いたします。
現代島嶼論の研究者が注目する好評シリーズ。7冊目となる本巻では、「島の独自性」「人と文化の移動」「ツーリズムの多様性」などに焦点を当てています。
下記「離島研究Ⅶ」公式ホームページURL
離島研究Ⅶ内容紹介
基本的には過疎化と高齢化が進む日本の離島ですが、人口増加を続ける島、人口を維持しながら活発な生産活動を続けている島もあります。こうした多様性をもつ島々の姿を地理学的アプローチによって明らかにし、現代島嶼論の方向を示すことを目標とした、好評『離島研究』シリーズの第7弾。この巻では、「島の独自性」「人と文化の移動」「ツーリズムの多様性」などに焦点を当てました。離島は地図上では小さな点にすぎませんが、世界の広がりをみとおすうえで重要な存在といえます。
目次
Ⅰ 島の独自性
1章 離島都市の景観的特徴― 奄美大島、名瀬の事例から( 須山 聡)
2章 沖縄・多良間島における肉用牛繁殖経営の展開― 2000年から2017年の経営群の動態( 大呂興平)
3章 近代日本の島嶼部におけるプロテスタントの教会施設の立地状況とその変化(麻生 将)
Ⅱ 人と文化の移動
4章 沖縄県宮古島における日本本土への季節労働移動(宮内久光)
5章 明治期の沖縄県における離島の事業者による海外移民の斡旋(花木宏直)
6章 近代的な施設の立地からみた島嶼型植民地・南洋群島の地域形成(宮内久光)
7章 日本統治時代における韓国済州島・西帰浦をめぐる日本人の進出と撤退(山元貴継)
Ⅲ ツーリズムの多様性
8章 石垣島における星空ツーリズムの発展プロセス(卯田卓矢)
9章 離島航路におけるジェットフォイルの現況と課題(助重雄久)
10章 災害・パンデミックから「本土—架橋島」関係を問う― 山口県周防大島町における移動・観光の実践への注目( 髙橋昂輝)
11章 奄美大島、名瀬市街地における街歩き― フィールドワークからツーリズムへ(須山 聡)
書籍概要
書籍名 :離島研究Ⅶ
定価 :4290円(本体3900円+税)
体裁 :B5判/211ページ
ISBN :9784860994136
販売店 : 全国の書店でお買い求めください
執筆者紹介
監修 ・平岡昭利 下関市立大学 名誉教授
編集 ・須山 聡 駒澤大学文学部地理学科
編集 ・助重雄久 富山国際大学現代社会学部
編集 ・宮内久光 琉球大学国際地域創造学部
・麻生 将 二松学舎大学文学部歴史文化学科
・卯田卓矢 名桜大学国際学部
・大呂興平 大阪大学大学院人文研究科
・髙橋昂輝 北海道大学大学院文学研究院
・花木宏直 関西学院大学文学部
・山元貴継 琉球大学教育学部
会社概要
商号 : 株式会社海青社
代表者 :代表取締役 田村由記子
所在地 :滋賀県大津市桜野町1-20-21
設立 : 1981年4月
事業内容 : 出版社
URL : https://www.kaiseisha-press.ne.jp/cat.pl