検索エンジン順位変動と動向(2017年3月)
2017年3月の検索エンジン順位変動(モバイル・PC)とその動向をまとめました。
【2017年3月の順位変動について】
(添付画像参照)
【順位変動観測指標の説明について】
下記URL参照
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper_sup/rank_introduction.html
人材・旅行・小売/通販・不動産・メーカー・金融の、各業界別順位変動状況についてもまとめています。
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper/2017/20170417.html
【2017年3月の総括】
2017年3月の順位変動は、モバイル・PC検索のいずれも中旬に非常に大きな順位変動があったものの、直近3ヶ月以内では最も変動が小規模な月でした。
検索エンジンの動向では、ヤフーのAMP ページサポートの発表や、Google のリッチカードの全世界実装、また、品質評価ガイドラインでは「偽ニュース」「ヘイトスピーチ」の対策強化など、重要な発表が相次ぎました。特にリッチカードは検索結果上で存在感をアピールできる機能となり、対象となるカテゴリのWebサイトは構造化マークアップを行っておくことを推奨します。
【2017年3月検索エンジン動向】
2017年2月28日
■Google 、Webサイトを一時停止する方法を公開
2017年2月28日、Google は、メンテナンスなどでWebサイトを一時停止する際のユーザーと検索エンジンへの対処方法を公開しました。
方法1:カート機能の停止
カートのボタンやリンクを非表示にします。この場合、検索エンジンを意識した対策は原則不要です。
方法2:インタースティシャルやポップアップの表示
Webサイトの一時停止をインタースティシャルやポップアップで常に表示し、検索エンジンに対しては503ステータスコードを返します。なお1週間以上503を返し続けると、恒久的なエラーとみなされて検索結果から削除される可能性があります。
方法3:サーバーの停止
一時的なサーバーを用意して、Webサイトが一時停止している旨を掲載するページを設定します。情報ページには503ステータスコードを返すようにします。その後、DNSを切り替えて、一時的なサーバーを経由するように設定後、メインとなるサーバーを停止します。
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/03/closing-down-for-day.html
2017年3月7日
■ヤフー、AMP ページのサポートの開始予定を発表
2017年3月7日、ヤフーはYahoo!検索においてAMP ページ( Accelerated Mobile Pages:Google とTwitterなどが主導する、モバイルページの表示速度を改善するためのプロジェクト)のサポートを開始する予定であると発表しました。
同時に中国検索市場の90%を占めるBaiduとSogouもAMP ページ のサポートを発表しており、アジア圏における表示機会が大幅に増加します。なお、実装日時やサポート内容などは公表されていません。
https://amphtml.wordpress.com/2017/03/07/amp-grows-its-footprint/
2017年3月14日
■米Google 、「偽ニュース」「ヘイトスピーチ」などに対し対策強化の方向性
2017年3月14日、米Google は品質評価ガイドライン( General Guidelines )を更新し、「偽ニュース」「ヘイトスピーチ」「釣りタイトル」などへの対策を強化する方針を示しました。品質評価ガイドラインとは、検索アルゴリズムの指標を網羅した資料です。
今回の更新により、実際の検索結果に影響が及ぶ可能性があります。
http://www.google.com/insidesearch/howsearchworks/assets/searchqualityevaluatorguidelines.pdf
2017年3月22日
■Google 、リッチカードを全世界で表示開始
2017年3月22日、Google は全世界の検索結果においてリッチカードの表示を開始しました。
リッチカード とは、Google 検索結果上に写真と簡単な説明をカルーセル表示する機能で、英語圏で先行公開されていました。
2017年3月31日時点では、レシピ・映画・飲食店の3カテゴリでリッチカードを表示し、今後もカテゴリを追加する予定とのことです。リッチカードの表示には構造化マークアップが必要ですが、表示されない場合もあります。
※Google モバイル検索(www.google.co.jp)にて「映画」で検索した際の検索結果表示例(2017年4月3日時点)
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper/2017/20170417.html#trend4
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/03/introducing-rich-cards.html
以上
■株式会社アイレップ について
アイレップは広告主のマーケティング成果を最大化するデジタルマーケティングエージェンシーです。国内圧倒的ナンバーワンのSEM領域に、データを起点とした新たな広告事業・ソリューション事業を加えることで、「ユーザーへの最適な情報流通により、国内外のクライアント企業の成果を最大化へと導くエージェンシー」の立場を確固たるものにしていきます。
━━ 会社概要 ━━
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【代表者】:紺野俊介
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【事業内容】:
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・ソリューション事業
・ツール事業
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【代表者】: 矢嶋弘毅
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