幼稚園児が身を守る判断力を養う「地震避難訓練」を実施 強い地震等の緊急時に備えて対応能力を図る

学校法人近畿大学
令和4年度(2022年度)「地震避難訓練」の様子

近畿大学附属幼稚園(奈良県奈良市)は、緊急事態に備え、「避難訓練」を年に10回程度実施しています。災害等の緊急時に園児が慌てず行動できるように、1年を通して避難訓練を行い、対応能力の強化を図ります。今年度9回目となる避難訓練は、地震発生を想定して令和6年(2024年)1月17日(水)に実施します。

【本件のポイント】
●災害時の避難訓練や不審者対応訓練などを1年通して行うことで、自己防衛の方法を学ぶ
●園児が慌てずに行動できるように、教職員の緊急事態への対応能力の強化を図る
●繰り返し避難訓練を行うことで、園児は自ら考え、身を守る行動と準備ができる力を身につける

【本件の内容】
近畿大学附属幼稚園では、日頃から訓練しておくことで、火災、地震、不審者侵入等の緊急時に冷静な判断で園児の安全を確保できるよう、年に10回程度さまざまなテーマを設けて「避難訓練」を実施しています。
今年度9回目となる今回は、「震度6以上の強い地震から身を守る行動を知る」をテーマとして、地震が起こった際に机の下に潜り、身を守る訓練を行います。その後、年長と年中の園児は、水、ビスコ保存缶、歯ブラシセット、防寒シート他11点が入った幼児用非常持出袋(防災リュック)を背負い、靴を履き替えずに素早く避難します。その際、「お」 押さない、「は」 走らない、「し」 しゃべらない、「も」 手には何も持たない・戻らない、という避難方法をまとめた言葉「お・は・し・も」の徹底を意識して実施します。また、教職員はガラスの飛散を防ぐためにカーテンを閉める、教室の扉を開けるなど、避難経路の確保とスムーズな誘導や安全確認を重点的に訓練します。
園児たちは1年を通して訓練を重ねるにつれ、教職員の指示に従って、慌てることなく避難できるようになります。

【実施概要】
日時 :令和6年(2024年)1月17日(水)9:45~10:00
場所 :近畿大学附属幼稚園
    (奈良市あやめ池北1-33-3、近鉄奈良線「菖蒲池駅」から徒歩約1分)
参加者:園児133人(年長51人、年中43人、年少39人)、教職員 15人

【関連リンク】
近畿大学附属幼稚園
https://www.fes-kinder.kindai.ac.jp/kinder/