放送業界向けクラウドサービスを提供するフィンズ、テレビ局の基幹業務を支えるミッションクリティカルシステムのデータベース基盤にEDBを採用
~ 従前システムに比べデータベースを含むシステム全体の構築コストを約半分に削減 ~
株式会社アシスト(本社:東京都千代田区、URL: https://www.ashisuto.co.jp/ 、以下「アシスト」)は、「PostgreSQL」をエンジンとし、エンタープライズ用途で必要な機能が実装されたRDBMS「EDB」(開発元:EnterpriseDB Corporation/エンタープライズDB株式会社)が株式会社フィンズ(本社:東京都江東区、URL: https://www.fins-jv.com 、以下「フィンズ」)が提供する放送業界向け基幹システムのデータベース基盤として採用されたことを発表します。
フィンズは、フジテレビをキー局とするFNS系列(フジネットワーク)のテレビ局に対し、放送業界向けの各種クラウドサービスを提供しています。フィンズが提供するサービスの中でも、全国に28ある系列局のうち23局が利用する「標準営放システム」は、番組表の作成やCM枠の管理、放送データの管理など、放送に関する業務全般を担う最も重要な基幹システムです。しかし、従前の「標準営放システム」は構築から10年経過し機材更新の時期を迎えていたことから、2016年4月よりシステム刷新について検討を開始しました。また、従前システムのデータベース基盤については運用コストが大きな課題となっていたため、システム刷新を機に、コストを大幅に抑えて構築・運用可能な製品を検討することになりました。
当初はコストの大幅抑制と広い普及率を理由にオープンソースソフトウェア(OSS)の「PostgreSQL」の採用を検討しました。しかし、「標準営放システム」がトラブルで停止した場合、放送に大きな影響を及ぼすことから、冗長化のためのクラスタリング機能や、クラウド環境と各局環境との間で双方向にデータを同期するレプリケーション機能などが標準搭載されたEDBに着目し、OSSの採用で懸念となるサポートについても開発元が製品に関する付随サービスを提供する点を評価してEDBの採用を決めました。また、EDBの構築・運用支援ベンダーには、開発元と強力なパートナー関係にあり、ミッションクリティカルなシステムで豊富な導入・サポート実績を持つアシストを選択しました。
従前システムのデータベース基盤からEDBへの移行にあたっては、アシストが入念な検証作業を実施した上で、本番データベースの設計、構築、テスト、データ移行を支援し、2022年3月、無事本番システムへの移行が完了しました。新標準営放システムは刷新後の現在も安定稼働を続けていることに加え、データベースを含むシステム全体の構築については、従前システムと比べ46%ものコスト削減効果を得ています。フィンズでは、アシストのサポートについて、従前システムの安定性や堅牢性を維持したデータベース基盤を最小の作業負荷で構築できた点や、スキルトランスファー型のサポートにより社内にナレッジが蓄積された点などを高く評価し、今後発生するバージョンアップ時の支援などにも大きな期待を寄せています。
■エンタープライズDB株式会社 日本支社代表 北川 晋 様からのコメント
エンタープライズDB株式会社は、株式会社アシスト様による株式会社フィンズ様の「基幹業務を支えるデータベース基盤のEDB採用」に関する本リリースを心より歓迎いたします。株式会社アシスト様の長年に渡り培われたEDBの豊富な実績が、高い堅牢性が求められる本システム構築に大きく寄与したものと確信しております。そして、本システムが株式会社フィンズ様の事業の安定化、コスト適正化を推進していくものと期待します。今後も株式会社アシスト様とのパートナーシップを強化していきながら、お客さまのデータベースマイグレーションに貢献してまいります。
■「EDB」製品に関するお問い合わせ
製品に関するURL: https://www.ashisuto.co.jp/edb/
問い合わせに関するURL: https://www.ashisuto.co.jp/pa/contact/edb-postgres.html
■ニュースリリースに関するお問い合わせ
株式会社アシスト 広報担当:田口、曽根原
TEL:03-5276-5850
URL: https://www.ashisuto.co.jp/contact/press/
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