【記事公開】「ホームネット」施工女子インタビュー|property technologies
中古住宅のリノベーションを手掛けるホームネットの施工管理メンバーに、仕事の魅力や夢について伺いました。
▸ホームネットの「施工管理」職は、約56%が女性社員!(※)
▸ホームネットは『えるぼし認定』を取得し、女性活躍の推進に取り組んでいます。
皆さんのお仕事について教えてください
「施工管理」を選んだ理由
野口:
建築の専門学校を卒業し、新卒で入社した会社が新築のゼネコンでした。2年目にリフォームの部署に移動したのがきっかけでリフォーム・リノベーション事業を知りました。
当時、施工管理の女性社員は私しかいなかったけど、リフォームの施工は一つとして同じ物件がないので職人さんと一緒に作り上げていくのが楽しく、現在もリフォーム・リノベーションに特化した「施工管理」職で働いています。
綿貫:
大学で建築学科を専攻、また在学中に演劇サークルに所属し、サークルでは舞台美術を担当して、設計から製作・舞台の仕込みを4年間やっていました。そこで、モノづくりの楽しさを知り、現場で大工さんと関わったりできる「施工管理」職を選びました。
田中:
建築の専門学校を卒業し、新卒で入社した会社は図面を描くお仕事で、基本、事務所にこもりっきりでした。もともと人と話すことが好きだったので、デスクワークだけじゃなく、外に出て現場や工務店とコミュニケーションをとりながら新しい知識を得ることができるお仕事がしたいと思い「施工管理」職を希望しました。
市野川:
大学では建築学科を専攻し、今年新卒で入社しました。在学中は、主にリフォーム・リノベーションについて研究していて、卒論の議題にもしていたので、より深く現場を知りながら勉強をしたいと思い「施工管理」職を選びました。
「施工職」と言っても、製図や施工管理、大工などいろいろ役割が違うと思います。「施工管理」の業務内容について教えてください。
田中:
一般的に「施工管理」は、「製図(図面を描く)」と「施工(現場を管理する)」に分かれます。当社は間取り変更が多くなく、工務店に分離発注もしていないので、「施工管理」と一括りにしています。
綿貫:
当社の「施工管理」の業務内容は、営業社員が仕入れてきた物件の現調から完工までを担当します。ある程度、一括で工事が完成する工務店にお願いしているので、解体してみて分かったことの調整や予算管理など、細かい打合せをして、物件を完成させます。
営業社員との連携
田中:
東京本社の場合は、エリアごとに担当する物件を分けています。
営業社員によって、こだわりポイントが違うため、その人にあった対応をするよう心がけています。
例えば、収納をポイントに置いている人には、追加できる箇所をお伝えするなど、予算の範囲内で、より魅力的な物件になるようサポートをしています。
綿貫:
支店の場合は、各支店に1~2人しか施工管理がいないので、全員の物件を担当しています。
東京本社と違うところは、人数ですね。支店の仲間も施工管理が1人しかいないから、協力してくれるので、業務をしやすい環境です。
企業風土
ホームネット「施工管理」のいいところ
綿貫:
女性社員が多いこと!必然的に仲良くなりやすいし、支店関係なく相談もしやすいです。
自分の意見を発言しやすい環境で、能動的に仕事のやり方を考えられるので、風通しもいい方だと思います。
市野川:
私は不動産業界というと、イメージ的に男性ばかりだと思っていましたが、当社は施工管理だけではなく、営業も事務も女性社員が多いのでどの部署の方にも相談しやすいです。
野口:
たしかに、年齢性別問わず、コミュニケーションがとりやすく、分からないことがあったら、部署の上司・本部長にもすぐに相談できる環境なので、とても過ごしやすいです。
また、私は子どもがいるので、生活環境を考慮して、家庭と仕事の両立ができるよう会社全体でサポートしてくれていると感じます。
田中:
そうですね、上司・本部長が親身に相談に乗ってくれて、サポートしてくれているのが伝わるからとても過ごしやすいです。
ホームネットの「施工管理」は、女性社員の比率が約56%と女性割合が高いですが、女性だからこそ気づく点などはありますか?
野口:
家事の導線は特に気にしています。
例えば、水回りのコンセントはあって困るものじゃないので増やしたりなど、リノベーションだからこそ、多くのお客様に愛される物件づくりを目指しています。
市野川:
私は ”洗濯パン” の位置を気にしています。
廊下やキッチンに置かれてることも多いので、そのときは洗面所スペースに入れるようにしてます。
綿貫:
リノベーションコストの最適化を図る中で、制限ができてしまったところがあります。全部の意見が反映できるわけではないですが、その中でも、施工管理の会議では、女性社員が発言して、課題解決に向けて進んで取り組んでいる姿が多くみられます。
長期的で本質的な関係の構築
仕事をするうえで大切にしていること
綿貫:
やっぱり、信頼関係が一番重要なので、工務店とのやり取りを大切にしています。
対等な関係を築きたいので、性別で判断されないように貪欲に知識を吸収していく努力をしています。
私の場合は、みなさん優しく、いつも助けられているので恵まれているなと感じています。
今年9月に『全支店協力会社 業者会』をホームネットが開催。 「施工管理」と「協力会社様」の距離が近いように感じました。
田中:
私はよく連絡を取り合っている方だと思います。細かい相談や困ったことをすぐに共有できる関係性を築き上げ、より良い物件を作れるよう心がけています。
「施工管理」の魅力は無限!
仕事を通して成長できたと感じる部分
市野川:
今年入社のため、今も日々勉強中で成長できているか実感はないですけど、部署の皆さんが優しく丁寧に業務を教えてくれるのがありがたいです。
学生の頃は、座学ばかりだったので、現場を見て実際に工務店とお話する機会が増えたことが楽しいです。これからもより良い物件を完成できるように頑張ります。
綿貫:
今まで経験した会社では、会社のルールに従うことがマストで、自分で何か新しいことを始めたことがありませんでした。私は支店で唯一の施工管理なので、自分のやり方と支店の仲間がやりやすいように話し合いながら、仕組みづくりをしたことが大きな成長になったと思います。
田中:
私は今まで先輩しかいない環境でしたが、部署関係なく後輩ができて、年下の後輩に教える事で自分の成長につながっていると感じます。
特に、営業社員はもともと施工を学んできているわけではないから、どの範囲までリノベーションできるか分からないことが多いため、営業社員用に資料作成と説明を細かくしています。
野口:
私も綿貫さんと同じく支店の中で唯一の施工管理なので、支店で施工関係のことで頼れるのは、自分ひとりだと思っています。
質問してくることに対して、答えられるように自分も知識をつけなくてはと思えるし、逆に営業社員のわからないところが把握できるので、支店のための対策を考えられるようになりました。
今後、挑戦してみたいことやビジョン
田中:
請負をやりたい!今は B to B のみなので、B to C でお客様に合った施工をやってみたいです。
綿貫:
空き家の活用で一棟まるごとリノベーション等も挑戦してみたいです。
施工の内容によって、建物全体に多様な価値を与えることができたなら…。
全員:
ご購入いただいた方が笑顔になる、安全性・快適性を追求した「夢を叶える住宅」を丁寧に施工していきたいです。
※:2024年10月実績
参考:厚生労働省が毎年発表する「雇用均等基本調査」の最新データ(2023年度版)によれば、全正社員・正職員に占める女性の割合は27.3%。
【Related INTERVIEW】