【12歳までに身につけたい「感受性」と「表現力」の育て方】『敏感な男の子の伸ばし方』 2022年1月20日刊行
松永暢史 著『敏感な男の子の伸ばし方』
株式会社あさ出版(代表取締役:佐藤和夫、所在地:東京都豊島区)は松永 暢史著『敏感な男の子の伸ばし方』を2022年1月20日(木)に刊行いたしました。
「敏感さ」を才能に変える遊びと勉強のコツ
★音や湿度、光などに敏感に反応し、疲れやすい
★ 小さな失敗で落ち込んでしまう
★ 人の気持ちに敏感で動揺しやすい
こうした特徴に当てはまるのであれば「敏感くん」かもしれません。
この本で紹介するのは、感覚が鋭く、感受性が豊かな“敏感な”子ども「敏感くん」が性別にしばられずに、社会で生き抜く強さを身につけ、個性を発揮してのびのび生きる方法です。
自ら発達障害傾向があり敏感だった著者が、40年以上家庭教師として不器用な子どもたちを指導した経験から、敏感な男の子の接し方、12歳までに身につけたい感受性と表現力を育てる学習法をわかりやすく解説。
「子どもの敏感さを障害ではなく個性として育てたい」という人は必読の書です。
敏感くんの親が大切にしたい5つのこと
12歳までに身につけたい感受性と表現力を育てるために、「敏感くん」の親御さんが身につけていただきたい5つのことについて本書では解説しています。
①子どもをよく観察する
②子どもへの共感力を高める
③価値観の違いを認める
④おもしろがる力を鍛える
⑤パートナーに対する不満を子どもにぶつけない
敏感くんの感受性を高める方法 例
※本書より一部抜粋要約
焚き火を楽しむ
敏感くんは、日常生活のいろんな音や色、光、刺激に、知らず知らずのうちに疲れています。
焚き火はしんとした暗闇のなかにパチパチと火がはぜる音が聞こえてくる。そのまわりでみんなが思い思いの話をする。音はあるけれど、静か。
なんともいえない安らぎや安心感があります。人類誕生のときからわたしたちに力をくれた、火のエネルギーなのだと感じるはずです。
読みたくなる本を置く
敏感くんにとってテレビから流れる強い色や光、雑多な音は、刺激が強すぎるはずです。テレビは消す。可能なら寝室に移動させましょう。
その代わりに、リビングには本棚を置きましょう。ゲームもない、テレビもない、だったら本でも読むか。この流れが大事です。本は特に名作を読む必要はありません。読書が勉強の一環になってしまっては、読書の楽しさを学ぶことができないからです。その代わり、興味を持ちそうな本や視野が広がりそうな本を親が用意することが必要です。
敏感くんの才能がみるみる伸びる勉強法 例
※本書より一部抜粋要約
サイコロで楽しみながら暗算力を身につけよう
すばやく暗算できるようになるには、数字に対するイメージ力が育っていることが重要なのです。
そこで、サイコロ学習がおすすめです。九九を覚えさせたいのであれば、10面体のサイコロを2つ用意し転がし、出た数を足したり、引いたり、掛けたり、割ったりします。
この学習法の利点は、紙と鉛筆を使わないところです。思い浮かべ、頭のなかで試行錯誤していくことで、イメージしていく力が脳を鍛えていきます。
会話で「二字の熟語」を使いこなそう
抽象化能力を高めるうえで欠かせないのが二字熟語です。熟語があるから、さまざまな気持ちを抽象化することができるのです。
学校でも二字熟語を習うのですが、残念なことに使用方法を学んでいません。教科書の文中に出てきたり、意味を書かせたりするだけでは、実際に使いこなすことはできません。
使いこなすのは家庭です。親が会話の中に二字熟語を上手に入れ込んで話すことで、その熟語は知らなくても文脈の流れで理解できるようになります。
書籍情報
タイトル:敏感な男の子の伸ばし方
ページ数:216ページ 著者:松永 暢史
価格:1,485円(10%税込) 発行日:2022年1月20日
ISBN:978-4-86667-332-5
http://www.asa21.com/book/b597037.html
目次
第1章 敏感くんの才能を育む「子育ての基本」
第2章 敏感くんの親が大切にしたい5つのこと
第3章 敏感くんの感受性を高める方法
第4章 敏感くんの才能がみるみる伸びる勉強法
第5章 敏感くんの思春期はこうして乗り越える
著者プロフィール
松永暢史(まつなが・のぶふみ)
教育環境設定コンサルタント。教育アドバイザー。1957年東京都生まれ。
慶應義塾大学文学部哲学科卒。「受験プロ」として音読法、作文法、サイコロ学習法、短期英語学習法など、さまざまなメソッドを開発。個人指導歴45年。専門は入試国語、古典。教育や学習の悩みに答える教育相談事務所V‐netを主宰。著書は『男の子を伸ばす母親は、ここが違う!』(扶桑社)、『落ち着かない・話を聞けない・マイペースな 小学生男子の育て方』『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』(以上、すばる舎)、『「ズバ抜けた問題児」の伸ばし方』(主婦の友社)など多数。韓国語、中国語、ベトナム語などにも翻訳されている。