ビーマー社、視覚品質を保ったまま動画ファイルの容量を小さくするクラウドサービスに最新コーデック「AV1」を追加

GPU搭載のクラウドサービスで「軽量化」と「コーデックモダン化」をお手軽に!

2024年8月16日 ― ジャパン・トゥエンティワン株式会社(本社:愛知県豊橋市、以下:J21)は、海外パートナーであるビーマー社(Beamr Imaging, LTD.、NASDAQ:BMR、本社:イスラエル)が、同社の動画軽量化サービス「Beamrビデオクラウドサービス(※1)」(以下:Beamrクラウド)にアップデートを行い、最新コーデック「AV1(AOMedia Video 1)」のサポートを開始したことをお知らせいたします(※2)。

様々な場面にて動画の利用が急激に増加していますが、そのほとんどは、未だ20年来の「AVC/H.264」コーデックに基づいたものとなっています。対して、2018年に正式リリースされた「AV1」は、その高い圧縮率に加え、オープンかつロイヤリティフリーである事から、次の業界標準になると目されています。ここ数年でスマートフォンなどの「AV1」再生環境も整いつつありますが、コンテンツ提供者側への普及は十分とは言えません。エンコードに必要な演算能力とエンコード時間でコストがかかることや、エンコーダーの有償アップグレード、従来のコーデックよりも設定が複雑な「AV1」に対応したエンジニアが必要になること、などが導入の大きな課題となっています。

「Beamrクラウド」を使用すれば、「AV1」への移行は容易です。「AVC/H.264」や「HEVC/H.265」などの形式から「AV1」に変換するだけでなく、ビーマー社の技術による画質を維持した軽量化も同時行われ、非常に効率的でサイズの小さい動画ファイルによって、企業やエンドユーザーのエクスペリエンスが向上します。

さらに、GPUを高度に利用している「Beamrクラウド」 では、高速な変換、および、自動化されたスケーラブルなプロセスを享受いただけます。クラウドビデオリポジトリとしてOracle Cloud InfrastructureやAmazon AWSを既にご利用いただいているお客様は、「Beamrクラウド」へのシームレスな接続によって、簡単便利にモダン化を実現できます(※3)。

「AV1」によるモダン化は、機械学習(ML)ワークフローにも最適です。最新のケーススタディでは、従来のビデオ形式から「Beamrクラウド」を使用して約1/4に軽量化されたAV1ファイルを使用しても、MLプロセスにてまったく同じ結果が得られることが示されました(※4) 。

「Beamrクラウド」は、ビーマー社独自のコンテンツアダプティブビットレート(CABR)技術によって実現されています。CABRは、13年にわたる研究開発の成果であり、2021年には「テクノロジー&エンジニアリング・エミー賞」を受賞(※5)しています。本サービスは、動画ファイルのサイズやコストを大幅に削減しつつ、オリジナルのすべてのピクセル、すべての色、すべての動き、を維持することを目標としています。あたかも映像の専門家が1フレーム1フレームを検証したかのような最適化を全自動で行うサービスであり、ビデオの視覚的品質を変えずにファイルサイズを30%から50%軽量にすることで、クラウドストレージや、ネットワーク帯域、CDNのコストを削減することが可能です。

※5 https://www.calcalistech.com/ctech/articles/0,7340,L-3889736,00.html(英語)

J21では、大手ポータルサイト運営事業者様を中心に、ビーマー社ソリューションを10年以上に渡り提供してきました。今後も同社のソリューションを国内企業に安心してご利用いただくことに注力してまいります。


ビーマー社(Beamr Imaging, LTD.)について

イスラエルのヘルツェリアに本拠を置くNASDAQ上場企業で、コンテンツアダプティブビデオソリューションの世界的リーダーです。「テクノロジー&エンジニアリング・エミー賞2021」や「Seagate Lyve Innovator of the Year 2021」を受賞、53件もの関連する取得特許に裏付けられた同社の軽量化技術は、視覚的品質を維持したまま最大50%のビットレート削減を可能にします。
Web:https://www.beamr.com

ジャパン・トゥエンティワン株式会社について

1992年9月に創業し、“イノベーションを市場化する”を掲げ、イスラエルを中心に世界最先端のハイテク企業の技術や製品のビジネス開発を日本で展開。主な取り扱い製品には、自動車の後付け衝突防止補助システム「モービルアイ」、車両の運行情報を管理・分析するフリートマネジメントシステム「イトラン」、タブレットの盗難防止製品「コンピュロックス」、聴力アシスト機能付き無線イヤホン「BeHear® ACCESS」、衛星画像データを活用した水道インフラ管理・更新のための「アステラ製品」、視覚的品質を維持したまま動画のファイルサイズを削減する「Beamrビデオクラウドサービス」などがあります。
Web:https://www.japan21.co.jp/

※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。

お問い合わせ先

ジャパン・トゥエンティワン株式会社
東京本社:東京都渋谷区神宮前6-19-13 J-6ビル4F
Tel:03-6775-7450
E-mail:beamr@japan21.co.jp
Web:https://beamr.japan21.co.jp/

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