独自の抗菌技術により除菌効果が長く持続する環境清拭(せいしき)材 「Hydro Ag+(ハイドロ エージープラス) アルコールスプレー」 「Hydro Ag+ アルコールクロス」新発売

菌やウイルスの繁殖を抑え、医療・介護の現場などの感染症対策に大きく貢献

富士フイルム株式会社

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、独自の抗菌技術「Hydro Ag+」により、除菌効果が長く持続する、環境清拭材「Hydro Ag+(ハイドロ エージープラス)アルコールスプレー」と「Hydro Ag+アルコールクロス」を、2月10日より発売いたします。本製品で医療現場や介護施設などのドアノブやベッドなどを清拭すると、対象物がアルコールで除菌されるとともに、対象物の表面に銀系抗菌剤(銀イオンを徐々に放出する機能を持った微粒子)を含む超親水コーティング層が形成されます。アルコールが蒸発した後も持続的に菌やウイルスの繁殖が抑制されるため、医療や介護の現場などにおける環境清拭にご利用いただくことで、感染症対策業務に大きく貢献します。
なお、本製品を2月24日、25日に神戸国際会議場(兵庫県神戸市)で開催される「第32回日本環境感染学会総会・学術集会」に出展いたします。

◆詳細はWebページをご覧下さい。
  ⇒ http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1152.html?link=atp

近年、免疫力が低下し、感染リスクが高くなっている高齢者やがん患者などが増加しており、また新たな多剤耐性菌(*1)が出現するなど、院内感染のリスクは年々高まっています。政府も、昨年4月に「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」を策定するなど、感染症対策の整備を急いでいます。
現在、医療現場では感染症対策の一つとして、多くの人が接触する頻度の高い場所や医療機器などの清拭に、アルコールを含有した環境清拭材が使用されています。しかし、アルコールは、短時間で蒸発してしまうため、除菌された状態が持続する時間は限られていました。

今回発売する持続除菌環境清拭材「Hydro Ag+アルコールスプレー」と「Hydro Ag+アルコールクロス」には、当社独自の抗菌技術「Hydro Ag+」により、アルコール溶液中に銀系抗菌剤と室温で硬化する超親水ポリマーが安定的に分散されています。医療現場などで本製品を使用すると、対象物がアルコール除菌されるとともに、対象物の表面に銀系抗菌剤を含む超親水コーティング層が形成され、アルコールが蒸発した後も長期にわたり持続的に微生物の繁殖を抑えることができます。また、形成されたコーティング層によって油・タンパク質汚れがつきにくくなる効果も得られます。当社は、銀イオンが継続的に放出されることで抗菌性能を長時間持続する、銀系抗菌剤を分散させた超親水性の樹脂を塗布する技術を開発し、当社医療機器に使用してきました。今回新たに、抗菌技術「Hydro Ag+」を開発し、本製品に採用することで、お客さま自身が対象物を簡便に、銀系抗菌剤を含む超親水膜でコーティングできるようになりました。

本製品は、院内感染対策のガイドラインに準拠しており、医療現場の環境清拭に広くお使いいただけるアルコール濃度80%品と、対象物への影響が比較的少ない機器清掃用途および一般向け用途としてアルコール濃度60%品をラインアップ。また、医療や介護の現場における清拭作業で一般的に使われている、スプレーとクロスの2つのタイプがあり、用途に応じて使い分けていただけます。

富士フイルムはこれからも先進・独自の技術によって、人々の生活の質の向上に貢献する製品を開発していきます。
*1 多くの抗菌薬が効かなくなった細菌のこと。

関連リンク

富士フイルムの事業領域:メディカルシステム・ライフサイエンス
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