リフォーム時に“防災備蓄収納が欲しい人”は80%!
2023年 木耐協オンラインセミナー② 参加者アンケート
木耐協(正式名称:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合/事務局:東京都千代田区/理事長:小野秀男/組合員:全国約1,000社)は、いつか起きる地震への備えを広く多くの方に進めていただきたいとの想いから、6月17日(土)に「水害への備え&家庭備蓄のポイント」を開催いたしました。
今回は、130名の方にご参加いただき、その内55名の方からアンケートの回答をいただきましたので、その結果をまとめました。
【2023年度 第2回オンラインセミナー 開催概要】
日時 : 2023年6月17日(土) 10:00~11:45
会場 : オンライン
参加費 : 無料
主催 : 日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)
協力 : 一般社団法人防災教育普及協会
後援 : あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
講師 : 山﨑 登 氏(国士舘大学防災・救急救助総合研究所 教授)
長柴 美恵 氏(一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会 代表理事)
※セミナーの詳細は下記ホームページをご覧ください
https://www.mokutaikyo.com/bousai/
【災害後も生活を止めないための防災備蓄(食料や生活用品等)はされていますか?】
アンケート回答者の93%が「備蓄をしている」という結果になりました。防災に関するセミナー参加者ということで、備えに対する意識が高いことも理由と考えられそうです。
【 (防災備蓄をしている人で)買い物に行かず、何日過ごせそうですか?】
では、皆さんは何日分の備蓄を用意しているのか?
最も多い回答が「3日」で37%、次いで「1週間」が25%という結果になりました。
「1か月分」を備えている方も6%で、全体を見ると半数以上の方が1週間以上の備蓄をしているという結果でした。
【防災備蓄の収納スペースはありますか?】
約2/3の方は「十分・まあまあ」という回答で防災備蓄収納スペースには困っていませんでしたが、約1/4(26%)の方は「詰め込んでいる・床に置く」という状況であることが分かります。
備蓄品は、収納場所の有無ではなく、家庭に必要な量を想定して準備することが多いと考えられます。そのため、ある程度収納に余裕が無いと入りきらない、という状況になってしまいます。
【リフォームするとしたら防災備蓄の収納スペースを欲しいと思いますか?】
リフォーム時に防災備蓄の収納スペースが欲しいという回答が約80%と、かなり多くの方が必要とされている結果でした。しかしながら、リフォーム時に防災備蓄収納を提案する事業者は少ないと考えられるため、今後はリフォーム会社も防災に関する情報提供を行えると良いでしょう。
【置き家具をやめて造り付けの家具に変えたいと思いますか?】
コチラについては63%の方が「造り付け家具に変えたい」という回答でした。「変えない」という回答の中には、「お気に入りの家具なので造り付けにせずに地震対策をする」という回答もありました。
<まとめ>
今回は、講演していただいた(一社)防災備蓄収納プランナー協会 代表理事 長柴 美恵 氏にアドバイスを頂いて、このようなアンケートをいたしました。
回答からも分かる通り、「防災備蓄をする」ことと「収納を考える」ことがまだ別々に考えられているようです。今後はその点を合わせて考えるような啓発をすると共に、リフォーム会社からも「防災備蓄収納の提案」を行う事が必要だと感じます。
次回の木耐協オンラインセミナーは、9月9日(土)に開催します。
詳細は下記URLからご覧いただけますので、ぜひご参加ください。
住まいと生活を安全・安心に 木耐協オンラインセミナー③
巨大災害に備える & 地震被害を映像で学ぶ
日時:2023年9月9日(土)10:00~11:45
会場:オンライン
参加費:無料
https://www.mokutaikyo.com/bousai/
木耐協 組合概要
木耐協は、全国約1,000社の工務店・リフォーム会社・設計事務所などから構成される団体です。
【地震災害から国民の生命と財産を守るため、「安全で安心できる家づくり・まちづくり」に取り組み、耐震社会の実現を目指す】ことを基本理念とし、地震災害の備えに対する啓発活動や木造住宅の耐震性能向上のための活動を行っています。
団体名:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)
本部所在地:〒102-0083東京都千代田区麹町2-12-1グランアクス麹町7階
TEL:03-6261-2040
URL:https://www.mokutaikyo.com/
<国土交通省 住宅リフォーム事業者団体登録制度 登録団体>