白鶴美術館2021年春季展開催
2021年3月6日(土)から6月6日(日)まで
世界一大きな作品等の東洋美術を大公開!(国宝2点、重要文化財9点等)、絨毯展示も同時開催!
公益財団法人白鶴美術館(神戸市、1934年開館)では、3 月6日(土)から2021年春季展覧会を開催します。当館には、数多くの東洋工芸が所蔵されています。今回は、その中から、僅か4.6㎝の大きさながら精巧な作りで「小さな巨品」とも称すべき銀製盒子(ごうす/入れ物)、そして世界一大きいと思しき青銅器、銀器、水晶玉を含む計55点の大小様々な作品を展示し、大きさをテーマとして「驚き」の展示空間を作り上げます。
▲唐草文蛤形銀盒子(からくさもんはまぐりがたぎんごうす)
中国・唐時代
最大径僅か4.6㎝ながら造形、文様共に精巧に作られる「小さな巨品」。
▲鍍金龍魚文大銀盤(ときんりゅうぎょもんだいぎんばん)
中国・唐時代
世界一大きな唐時代銀器。
口径68.4㎝
▲蟠螭文大鑑(ばんちもんたいかん)
中国・春秋~戦国時代
世界一大きな青銅製の大鑑。
口径80.3㎝
また、絨毯専門の美術館である新館でも、同じく大きさに着目してペルシア、アナトリア、コーカサスの絨毯計20点を展示し、その用途と大きさの関係について紹介します。
会期中には、講演会やワークショップなど、来館者が自由に参加できる各種イベントも開催します。
開催概要
【本館】「 大きな美術と小さな美術-東洋工芸 鑑賞と実用 」
【新館】「 大きな絨毯・小さな絨毯 」
■期 間 2021年3月6日(土)~6月6日(日)
■休館日 毎週月曜日 但し、5月3日(祝・月)は開館、5月6日(木)を休館
■開館時間 午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
■入館料 大人:800円/65歳以上・大学・高校生:500円/中・小学生:250円
(大人、大学・高・中・小学生団体20名以上は2割引き)
【白鶴美術館とは】
「世界的価値のあるコレクションを私蔵するのではなく、ひとりでも多くの方の目に触れてほしい。」
白鶴美術館は、そんな願いを持った嘉納治兵衛(鶴翁・白鶴酒造7代)によって昭和9年(1934年)に開館されました。古美術品500点で出発した当館は現在、国宝2件(75点)、重要文化財22件(39点)を含む約1450点以上の作品を所蔵。戦争と空襲、大震災など幾多の苦難を乗り越えて、価値ある古美術品を現在に残しています。
展覧会に伴うイベント情報
講演会「白鶴美術館館蔵品に探る日本金工の源流」
日時:5月2日(日)午後2時から3時30分まで
講師:村上 隆 氏(高岡市美術館館長・光産業創成大学院大学客員教授)
新館レクチャー「敷物の大きさに見る多様性」
日時:5月23日(日)午後2時から3時まで
講師:吉田 雄介 氏(神戸学院大学非常勤講師)
映像公開ワークショップ「金工の伝統的手法」
日時:5月30日(日)午後2時から3時まで
制作:森本錺金具製作所 監修:森本 安之助 氏 編集:甲南大学ワークショップ指導員
ア-ト・ト-ク「驚きの美術品」
日時:6月6日(日) 午後1時から3時まで
講師:当館館員
スライド解説「大きな美術、小さな美術」
日時:4月11日(日)・25日(日)、5月9日(日)・16日(日)
午後2時から3時まで
講師:当館学芸員
アクセス
〒658-0063 神戸市東灘区住吉山手6-1-1
・阪急御影駅から北東約1km(徒歩約15分)
・無料駐車場あり(大型バスも可)
・阪神御影駅、JR住吉駅から市バス38系統渦森台行「白鶴美術館前」