【名城大学】薬学部特任教授に就任した森和俊教授が立花理事長や小原学長と懇談

談笑する森特任教授

4月1日付けで本学薬学部特任教授に就任した京都大学高等研究院の森和俊特別教授が4月17日、天白キャンパス本部棟を訪れ、立花貞司理事長と小原章裕学長らと懇談しました。懇談の前後には、薬学部がある八事キャンパスと天白キャンパスの農学部の研究室の見学も行い、本学教員とも交流しました。

和やかな雰囲気で懇談

森特任教授は、細胞内の小胞体と呼ばれる小器官で、タンパク質が折りたたまれて正しく機能するかを調べ、異常なタンパク質を直したり分解処理したりする仕組み「小胞体ストレス応答」を発見。細胞内で作られたタンパク質の異常を検知して修正する細胞の「品質管理」や小胞体の恒常性維持の働きを突き止めました。これらの研究成果で、2014年にノーベル賞の登竜門ともいわれるアルバート・ラスカー基礎医学研究賞を受賞し、2018年には文化功労者にも選ばれています。

森特任教授は京都大学大学院薬学研究科を修了しており、同大学院薬研究科を修了した本学薬学部の教員が中心になり、「名城大学の研究力向上のためにご指導を」と就任を依頼。森特任教授も「これまで培ってきた教育・研究の経験を活かして貢献できるなら」と快諾され、就任が決まりました。

今後、学部生の研究への動機づけや大学院生や若手教員の研究成果発表会などへの参加、特別講演会などが検討されています。

農学部応用微生物学研究室の志水元亨准教授から説明を受ける森特任教授
懇談した前列左から小原学長、森特任教授、立花理事長、後列左から山田修平薬学部教授、岡本浩一副学長、神野透人薬学部長、小髙猛司学術研究支援センター長、武藤正美事務局長
農学部植物分子遺伝学研究室の塚越啓央教授から研究紹介
農学部応用微生物学研究室前で記念撮影(右から小原学長、加藤雅士教授、森特任教授、志水准教授)
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