【名城大学】京都大学高等研究院の森和俊特別教授が薬学部・特任教授に就任

細胞内の品質管理のはたらきをする「小胞体ストレス応答」の仕組みを解明し、2014年にノーベル賞の登竜門ともいわれるアルバート・ラスカー基礎医学研究賞を受賞し、2018年には文化功労者に選ばれた京都大学高等研究院の森和俊特別教授が4月1日付で、本学薬学部の特任教授に就任しました。

森特任教授は、細胞内の小胞体と呼ばれる小器官で、タンパク質が折りたたまれて正しく機能するかを調べ、異常なタンパク質を直したり分解処理したりする仕組み「小胞体ストレス応答」を発見。細胞内で作られたタンパク質の異常を検知して修正する細胞の「品質管理」や小胞体の恒常性維持の働きを突き止めました。この小胞体ストレスは、がんや糖尿病など多くの病気に関わっていることがわかり、新薬開発の新しい手がかりにもなっています。

今後、特別講演等を予定しています。実施が決まりましたら、ご案内します。

森和俊特任教授のコメント

これまで培ってきた教育・研究の経験を活かして名城大学の発展に貢献いたします。

略歴

森 和俊(もり・かずとし)名城大学薬学部特任教授
1958年岡山県倉敷市生まれ。1977年京都大学工学部入学後、薬学部へ転じ1981年同学部卒業。1983年京都大学大学院薬学研究科修士課程修了。1985年岐阜薬科大学助手。1987年薬学博士(京都大学)。米テキサス大学博士研究員、エイチ・エス・ピー研究所主任研究員を経て1999年京都大学大学院生命科学研究科助教授、2003年京都⼤学⼤学院理学研究科教授、2024年から京都大学高等研究院特別教授。カナダガードナー国際賞、アルバート・ラスカー基礎医学研究賞のほか、2016年日本学士院賞恩賜賞を受賞。2018年⽂化功労者。


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