検索エンジン順位変動と動向(2017年8月)
2017年8月の検索エンジン順位変動(モバイル・PC)とその動向をまとめました。
【2017年8月の順位変動について】
(添付画像参照)
【順位変動観測指標の説明について】
下記URL参照
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper_sup/rank_introduction.html
人材・旅行・小売/通販・不動産・メーカー・金融の、各業界別順位変動状況についてもまとめています。
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper/2017/20170915.html
【2017年8月の総括】
2017年8月の順位変動は、モバイル検索・PC検索ともに下旬に非常に大きな順位変動が発生しました。
検索エンジンの動向では、品質評価ガイドラインの更新、画像検索の改善、Google Play の検索アルゴリズム更新など、いずれも前月から引き続きユーザー体験を向上させる取組みのトピックが多数ありました。特に画像検索については継続して改善が行われています。またMFIについても、徐々に情報を公開し、実装に向けた取組みについて発表しています。
【2017年8月検索エンジン動向】
2017年7月27日
■米Google 、「 Googleインスタント検索 」の廃止を発表
2017年7月27日、米Google は「 Googleインスタント検索 」の機能の廃止を発表しました。ユーザーの主要デバイスがPCからモバイルに移ったための廃止です。
Googleインスタント検索 は、2010年9月にPC向けに世界公開し、キーワードの入力中に検索結果を表示する機能です。
http://www.sem-r.com/google-2010/20170727041328.html
2017年7月27日
■米Google 、品質評価ガイドラインを更新
2017年7月27日、米Google は品質評価ガイドライン( General Guidelines )を更新しました。
主に2つの内容を更新しています。
- 根拠のない陰謀説をあたかも事実であるかのように記載した文章を「 Lowest Quality 」(最も低品質な)ページとして追加
例:地球に衝突すると噂された惑星ニビルの存在をバチカンは知っている - 外国語のWebページが検索結果に出た際、基本的には「 Fails to Meet 」(全く役に立たない)評価とするが、検索クエリが明らかに外国語の検索結果を求めている場合は、外国語のWebページに「 Fails to Meet 」評価を与えるべきではない、という表現を追加
http://www.google.com/insidesearch/howsearchworks/assets/searchqualityevaluatorguidelines.pdf
2017年8月1日
■Google 、画像検索結果のレシピ・商品・動画等にバッジを表示
2017年8月1日、Google は画像検索結果のサムネイル画像の左下に、内容を示すバッジを表示するようになりました。バッジが表示される対象の画像は、レシピ、動画、商品、アニメーション画像(GIF)です。
本機能は、Android 版Google アプリとモバイル画像検索結果が対象となり、構造化データのマークアップを行うことでバッジが表示されやすくなります。
※Google モバイル画像検索(www.google.co.jp)にて
左から「親子丼」「PPAP」「ボールペン」「パンダ」の検索結果の表示例
(2017年8月31日時点)(添付画像参照)
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/08/badges-on-image-search-help-users-find.html
2017年8月3日
■米Google 、Google Play の検索アルゴリズムをアップデート
2017年8月3日、米Google はGoogle Play の検索アルゴリズムを更新し、安定性と品質が高いアプリの評価が高くなるように調整した旨を公式ブログで発表しました。
米Google の内部調査によると、Google Play で星1つの低評価アプリに対するレビューの半分は、アプリの「安定性」に関する内容でした。アプリの安定性が低い例としては、過度なバッテリーの消耗、画面処理の重さや、クラッシュの発生です。
品質の問題については、Play Console の機能であるリリース前レポートやAndroid vitals の活用を推奨しています。また、Google Play の「評価とレビュー」の情報が参考になると解説しています。
https://android-developers.googleblog.com/2017/08/how-were-helping-people-find-quality.html
2017年8月22日
■Google 、モバイル ファースト インデックスに向けてレスポンシブウェブデザインを推奨
2017年8月22日、Google のGary Illyes氏がモバイル ファースト インデックス(以下、MFI)の推進に向けて、レスポンシブウェブデザインを推奨すると日本で開催されたIn-house SEO Meetupで発言しました。
以前は、レスポンシブウェブデザイン以外にも動的な配信(ダイナミックサービング)や、モバイル版とデスクトップPC版で異なるURLによる配信も推奨していましたが、レスポンシブウェブデザインのみを推奨する、とコミュニケーションの方針を変更しました。
レスポンシブウェブデザインは、モバイル版とデスクトップPC版とのHTMLソースコードが同じになるため、コンテンツの差分がなく、メタタグや構造化データ等の抜け漏れのリスクが発生しません。このようなことからGoogle はレスポンシブウェブデザインを推奨しています。
またGary氏は、Google Search Console 上でMFIへの対応が完了していることを通知し、モバイル版へ評価を移行することを了承するオプトイン、もしくは逆のオプトアウトの対応も検討していると発言しました。
この他にも、近々Google Search Console の検索アナリティクスのデータの参照期間を延長する予定も発表しています。
以上
■株式会社アイレップ について
アイレップは広告主のマーケティング成果を最大化するデジタルマーケティングエージェンシーです。国内圧倒的ナンバーワンのSEM領域に、データを起点とした新たな広告事業・ソリューション事業を加えることで、「ユーザーへの最適な情報流通により、国内外のクライアント企業の成果を最大化へと導くエージェンシー」の立場を確固たるものにしていきます。
━━ 会社概要 ━━
【社名】 :株式会社アイレップ
【所在地】:東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー7F
【URL】 :http://www.irep.co.jp/
【代表者】:紺野俊介
【設立年月】:1997年11月
【資本金】:5億5,064万円(2017年3月末現在)
【事業内容】:
・広告代理事業
・ソリューション事業
・ツール事業
・その他(デジタルメディア事業等)
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※アイレップは、D.A.コンソーシアムホールティングスの100%子会社です
■D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社
【代表者】: 島田雅也
【所在地】: 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 YGPタワー33F
【URL】 : https://www.dac-holdings.co.jp/
【設立年月】: 2016年10月
【上場市場】: 東京証券取引所市場第二部(証券コード:6534)