産業理工学部教授が田川地区消防本部「土砂災害等講習会」で災害時における建築物被害に関する講義とワークショップを実施
近畿大学産業理工学部（福岡県飯塚市）建築・デザイン学科 教授 小野聡子が、令和6年（2024年）12月11日（水）・12日（木）に、田川地区消防本部（福岡県田川市）が実施する「土砂災害等講習会」で講師を務めます。
【本件のポイント】
●産業理工学部教授 小野聡子が田川地区消防本部の「土砂災害等講習会」で講師を務める
●「災害時における建築物被害の基礎知識」をテーマに、消防吏員に講義とワークショップを実施
●建築物被害の知識を向上させ、災害時における救助活動の対応に生かす
【本件の内容】
近年、多発する集中豪雨は、各地で甚大な被害をもたらしており、田川地区管内においても、令和3年度（2021年度）に土砂災害発生の事例がありました。これを受けて、田川地区消防本部では、吏員に対する継続的な教育や訓練を行うため「土砂災害等講習会」を行っています。
令和5年度（2023年度）に引き続き、建築物の免震などの建築構造に詳しい近畿大学産業理工学部 建築・デザイン学科 教授 小野聡子が講師を務めます。講義テーマは「災害時における建築物被害の基礎知識」で、災害発生時において建築物の被害状況を正しく把握し、救助活動に役立てるための知識向上を図ります。また、ワークショップでは、建物の補強用フレームを製作し、災害時における被害建物の応急処置についてポイントを伝えるとともに、その重要性を再確認します。
【開催概要】
日時：令和6年（2024年）12月11日（水）・12日（木）14：00～16：00
講義 14：00～15：00、ワークショップ 15：00～16：00
場所：田川地区消防本部 2階講堂
（福岡県田川市大字川宮1570、JR日田彦山線「田川後藤寺駅」から徒歩約20分）
内容：災害等における建築物被害の基礎知識に関する講義
補強用のフレーム製作に関するワークショップ
対象：田川地区消防組合消防吏員 約15人（各日）
【講師プロフィール】
小野聡子（おのさとこ）
産業理工学部 建築・デザイン学科 教授
学位：博士（工学）/専門：建築力学
建築物における免震および制震について研究しています。現在、構造的にユニークな建築物を力学的に創生させる手法も研究しており、建築物の耐震評価や企業の技術顧問などの学外委員も務めています。
【関連リンク】
産業理工学部 建築・デザイン学科 教授 小野聡子
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1496-ono-satoko.html
