【親子で楽しく #SDGs 】東京の森で木を切ってオリジナル丸太イスを作ろう!

子どもと考えるSDGsの第一歩

お子さんと一緒に森へ入って楽しみましょう!

「 #東京でSDGsを楽しく学ぶ 」をテーマに体験型ツアーを提供する東京マウンテンツアーズは6月26日(土)、東京都檜原村で、ファミリーを対象とした木こり&火起こし体験ツアーを実施します。

木を切り倒す「間伐」の大切さを教えてくれるのは、檜原村を中心に活動する若者だけの林業家集団「東京チェンソーズ」。新緑に包まれた森の中、親子で汗を流して木を切って、楽しくSDGsについて学びませんか?

林業ってどんなイメージですか?

突然ですが質問です。

林業とはどんな仕事でしょうか?
お子さんに聞かれたら、何と答えますか?

山で木を切る仕事……。
製材して出荷する仕事……。

確かにその通りですが、お子さんは納得しないかもしれません。

それに、こんなことも頭をよぎりませんでしたか?

いまさら林業?
体力的に厳しそう……。

林業というと、高度経済成長期に衰退した印象が強く、なかなかポジティブなイメージは持てないかもしれません。また、そもそも林業について考えたことがない人も少なくないでしょう。

ではここで、本ツアーのガイドを務める「東京チェンソーズ」のみなさんをご紹介します。

20代、30代がメインの東京チェンソーズ
東京チェンソーズ代表の青木亮輔さん

「あれ? 思ってたよりも若い!」
「何だかみんな楽しそうだぞ」

そうなんです。
東京チェンソーズのみなさんはいつも笑顔で楽しそうなんです。

脚光を浴びることの少ない林業界において、若者がこぞって集まる東京チェンソーズとは何者なのか。林業にはどんな楽しさや意義があるのか。

その理由を紐解いていくと、本ツアーで体験できるポイントが明らかになります。

ではさっそく、東京チェンソーズの活動について触れながら本ツアーの魅力をご紹介していきます。

東京チェンソーズ

2021年4月現在の従業員数は17名

東京都の檜原村を拠点とする若者だけの林業家集団。「木を1本まるごと使い切る」をテーマに、廃材として捨てられていた木材の商品化などにも挑戦している。

「木を切り倒す」が、なぜSDGsなのか?

東京チェンソーズと檜原村

ウィーーーン。緑豊かな森林に響き渡るチェンソーの駆動音。

木が激しい音を立てて倒れ、木くずやホコリが舞い上がる。

チェンソーが止まると辺りは静寂に包まれ、青木さんは頬を緩ませる――。

東京都の最西部にある檜原村

東京チェンソーズの活動拠点は東京都西多摩郡檜原村。島しょ部を除くと、東京都で唯一の村です。全国の地方と同じく過疎化が進み、2021年4月現在の人口は2000人を満たしません。

村の総面積の約9割が森林で、元々林業が盛んな地域でした。しかし、だんだんと林業を志す若者が少なくなり、誰が森林を守っていくのかが課題となります。そこに飛び込んだのが、東京チェンソーズです。

檜原村を流れる清らかな秋川。鮎や野鳥など多くの動植物が生息します

「私たちの目標は大きく、地球の未来のため」

青木さんが檜原村の森林組合から独立し、東京チェンソーズを立ち上げたのが2006年。

2011年に法人化し、2015年には東京チェンソーズの社有林で、一般の人と一緒に30年かけて森林を作るプロジェクト「東京美林倶楽部」を発足しました。

「林業は、木を植えて、育て、伐採し、商品として使ってもらうこと。きちんと手入れして伐採し、また植えて育てれば、森林は再生して次の世代へ受け継いでいける。持続可能な資源ですよね」と青木さん。

美林倶楽部の植栽の様子

森林の環境保全に配慮しながら、経済的にも持続可能な林業を体現している。その姿勢や取り組みが評価され、2017年には国際的な森林認証制度「FSC®認証」を取得。

2018年には環境省の「グッドライフアワード」で優秀賞を受賞します。

辛そうですが楽しそうでもある東京チェンソーズのみなさん

森林保全に欠かせない間伐

木を伐採することがどうして環境保全につながるのか? 青木さんに訪ねてみました。

「よく聞かれますが、木を伐採する『間伐』には重要な意味があります」

日本の林業は1970年代を境に衰退をはじめます。外国産木材の輸入が自由化され、国産木材の価格が下落したためです。採算が取れないことから林業従事者はだんだんと離れていき、山は放置され、荒廃が進みました。

「人工林は手入れしないと成り立たちません。不要な木を切り倒して間引く『間伐』によって、地面に太陽光が届いて下草が生え、生物が集まり、木が生長します。さらに、土に根が張り地盤が強くなることで、土砂崩れの心配も少なくなります。地下水が浸透し、水を育む山へと生まれ変わるのです」

間伐は、森林の健全な生育のために行われる大切な作業
節のない木材を生育するため、枝を切り落とす枝打
植栽の時期は春と秋。1本1本植えていきます

私たちが利用している水や紙、木材は、自然に成長した森林から生成されるのではなく、東京チェンソーズのような林業事業者が長年に渡って手入れを続けた森林からつくられているのです。

「難しい話になりましたが、木を倒すと、鬱蒼とした森に光が差し込みます。周囲が明るくなり、風が吹き抜ける瞬間がなにより気持ちいいんですよ。森に入って木に触れて、この気持ちよさを感じて欲しいですね」

計画的な伐採は、山に新しい伊吹をもたらします

間伐材の活用

間伐材の多くは廃棄されているのが現状ですが、東京チェンソーズは、間伐材を活用した商品開発などにも取り組んでいます。

木材として出荷できない根っこや枝葉を加工して、家具やおもちゃとして販売するほか、子どもたちに木の心地よさを伝えるため、"森のカケラ"を使った出張型ワークショップを開催しています。

廃材も無駄なく利用するのが東京チェンソーズスタイルなのです。

廃材活用のワークショップはファミリーに大人気
木材でつくれたカッコかわいい軽トラックでデリバリー!

林業は親から子へと受け継いでいくもの

このように、林業はただ木を伐採する仕事ではありません。

長い年月をかけて木を育て、森を守り、地球環境や私たちの生活を支えている仕事です。

青木さん曰く、50年から100年かけて出荷する木もあるそう。テーブルやイス、文具、紙など、私たちの身の回りのものは、もしかすると100年かけて育てられた木が原材料になっているのかもしれません。

「だからこそ私たちも、子どもたちが生きる世代を考え、木や森を守り、自然を受け継いでいく必要があるのです」

本ツアーは全身を使って木や森と触れあいます

楽しみながら木に触れ、自然を身近に感じて、さらに森を育み受け継いでいく大切さも感じられたら、お子さんにとって有意義な1日になると思いませんか?

そんな素敵な時間を多くのご家族に提供したい。そう考え、東京チェンソーズと本ツアーを企画しました。

SDGsの項目を見ると、少なくとも2項目の実現に貢献できるはずです。

➤No. 4 質の高い教育をみんなに
➤No.15 陸の豊かさも守ろう

お子さんと一緒にSDGsについて考えるきっかけにしてみませんか

青木さんは自宅の家具などを見ると、ここに至るまでのストーリーを想像するようです。

「もしかしたら、江戸時代のちょんまげ頭の人が植えた苗木から森が生まれ、木材となり、いま私の元にあるのかもしれない。人は変われど木や製品は生き続ける。そう考えると、ロマンがあると思いませんか?」

林業が長い年月かけて木や森を育てていくように、本ツアーも参加して終わりではありません。お子さんと一緒に何を感じ、生活の中で継続して何を実践するかが大切です。

本ツアー体験後、もう一度考えてみてください。

林業とはどんな仕事でしょうか?
お子さんに聞かれたら、何と答えますか?

ツアーの開催概要

概要

ツアー名 :木こり&火起こし体験ツアー
開催日  :6月26日(土)
開催地  :東京都西多摩郡檜原村「mokkiの森」
集合場所 :払沢の滝駐車場
集合時間 :10時40分
移動手段 :徒歩
食事条件 :昼食付き
受付人数 :2名から
最小人員 :5名
所要時間 :6時間
申し込み :https://tour.tokyomountain.jp/item/package/035540c7-76b8-4bdc-a094-5510afaf28d1
※ツアーにはガイドのほか、現地スタッフが同行します。

行程

10:40 払沢の滝駐車場集合
現地スタッフが東京マウンテンツアーズのステッカーを持ってお待ちしています。

10:45 フィールドの「mokkiの森」へ移動(徒歩20~30分)

森林の中にポツンと現れるmokkiの森


11:00 木こり体験(約60分)
東京チェンソーズの「東京の山」の説明や、間伐体験、枝打などを見学します

12:00 焚き火を囲んでランチ(約60分)
みんなで火をおこして温かいスープと檜原産食材のお弁当をお召し上がりください。

13:00 森のコンテナハウスでイス作り(約120分)
自分たちで切った木材を使って、親子でオリジナル丸太イスをつくります。
ひとり1つイスをつくります。

親子でオリジナルの丸太イスをつくります(写真はイメージです)


15:20 セラピーロードと払沢の滝を散策(約60分)
リラックス効果のある遊歩道を歩き、日本の滝百選に選ばれている払沢の滝を見学します。

清涼な空気に包まれる払沢の滝


16:30 ツアー終了
払沢の滝駐車場で解散です! お疲れさまでした!

旅行代金

大人(13歳以上)15,000円(税込)
小学生(6~12歳)8,000円(税込)
幼児(3~5歳)3,500円(税込)
※幼児(3~5歳)のお子様は間伐体験やイスづくりは見学のみとなります。お昼ご飯はお召し上がりいただけます。

準備していただくもの

防寒着、軍手
※山の中での活動になりますので、温かく動きやすい格好でお越しください。
※都心より5℃程度気温が下がりますので、羽織るものが1枚あると便利です。

アクセス

【車でお越しの場合】
首都圏中央連絡自動車道・あきる野ICより約30分。
※「檜原とうふ ちとせ屋」の脇を左折し、狭い道を進むと右手に「払沢の滝駐車場」があります。

【公共機関でお越しの場合】
1.JR新宿駅始発「ホリデー快速あきがわ号」が便利です。
新宿8:20発/武蔵五日市9:21着
2.武蔵五日市駅から西東京バス「五里18 藤倉行」(10:08発)乗車、「払沢の滝入り口」(10:30着)下車。
3.バス停から「檜原とうふ ちとせ屋」の脇を左折し、狭い道を進むと右手に「払沢の滝駐車場」があります。

駐車場の有無

◇あり(払沢の滝駐車場)。一般車30台まで。無料。

キャンセルポリシー

お客様都合でのキャンセルについては、キャンセル料金を申し受けております。
新型コロナウイルスに感染した場合はご相談ください。
・キャンセル料について
◇10~8日前まで ツアー代金の20%
◇7~2日前まで ツアー代金の30%
◇前日キャンセル ツアー代金の40%
◇当日キャンセル(出発前) ツアー代金の50%
◇当日出発後、無連絡キャンセル ツアー代金の100%
※返金にかかる手数料は、お客様でご負担をお願いいたします。

催行中止について

◇最少催行人員に満たない場合は催行中止となります。その際、出発日の3日前までにご連絡いたします。
◇悪天候で現地の安全の確認が取れない場合や、新型コロナウイルス感染状況によりツアーを中止する場合がございます。その際は出発日の3日前までにご連絡いたします。

注意事項

◇小雨の場合は雨天決行いたします。
◇間伐やイスづくりではのこぎり等の工具を使用しますので、安全のため行使の指示に従っていただきます。
◇丸太イスはおひとりにつき1つ作成いただきます(小学生未満はなし)。ご自宅に配送ご希望の場合は現地で別途料金で受付いたします。
◇ツアー当日は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、検温、手の消毒、健康チェックシートへの記入、マスクの着用に必ずご協力ください。

新型コロナウィルス感染防止に関するお客様へのご協力のお願い

◇以下のいずれかに該当するお客様は参加をお控えください。当日判明した場合はご参加をお断りする場合があります。
1.37.5℃以上の発熱がある方、または発熱が続いている方
2.咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、眼の痛みや結膜の充血、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐などの、新型コロナウイルス感染症を疑われる症状のある方
3.新型コロナウイルス感染症陽性とされた方との濃厚接触がある方
4.過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域への訪問歴及び当該在住者との濃厚接触がある方
5.ご自身の体調にご懸念・ご不安のある方

東京マウンテンツアーズが提供するその他の東京SDGs体験ツアー

●SDGsを楽しく学びませんか? 東京の水源を守る多摩川リバークリーン
開催日:7月4日(日)

●奥多摩わさび田再生プロジェクト 御岳サイクリングとローカル交流会
開催日:7月11日(日)

東京マウンテンツアーズについて

いま、SDGsを軸に人や企業が音を立てて動き出し、より豊かで持続可能な地球をつくる方向へ、風向きが大きく変わりつつあります。そして、新型コロナウイルス。どの時代も求められてきた価値観の変用はいま、人々の生活を根本から揺らし、再生を訴えかけています。

東京マウンテンツアーズは、#SDGsを楽しく学ぶ をテーマに、現代を生きるひとりひとりの多様な暮らしと、新しい働き方にフィットする旅・体験・ツアーを提供します。

■東京マウンテンツアーズ
企画実施:株式会社グッドライフ多摩

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