年末年始の帰省、親の老化サインに不安を覚えたらすべきこと 『老いた親の様子に「アレ?」と思ったら』1月27日発売

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、『老いた親の様子に「アレ?」と思ったら』(工藤広伸著/税込1,760円)を2025年1月27日に発売します。著者は都内在住で、岩手県に住む母親の遠距離介護を東京から「通い」で12年以上続けながら、その経験から得た知恵を、講演や執筆で発信しています。本書は、「親がもっと元気なうちに準備をしておけばよかった」という著者の実感満載の一冊です。別居している親の体調や暮らしを不安に思っている人が、まず何を考えて、どう動けばいいかをアドバイスします。

■介護は親のためではなく、自分のためにやるもの

年末年始、久しぶりの帰省で老いた親の変化に驚くことがありますが、突然始まるかもしれない介護に向けてあらかじめ準備をしておくいい機会でもあります。
著者がもっとも大切にしているのは「介護は親のためではなく、自分のためにやる」という考え方です。講演会の参加者からは、「そんなふうに考えたことはなかった」「もっと自分をいたわって自分のために介護を続けていきたい」との声が数多く寄せられるほど、著者の意外なスタンスが大きな反響を呼ぶようになりました。
本書は、介護が実際に始まる前に、親の老いを自分の問題として捉え、早くから準備を始めることの重要性を訴えています。特に、介護未経験者である40代・50代の現役でバリバリ働く読者に対して、「親の老いと自分の未来を重ねる時間を持つことで、人生がより充実したものになる」と前向きなメッセージを投げかけます。

「介護が始まる前」に考えておくべきこと

「親は元気だし、まだまだ自分には先のこと」と考えがちですが、ある日突然降りかかってくるのが介護です。介護離職を経て、遠距離介護と仕事の両立を実践している著者が、介護未経験の編集者Kの心配なことや疑問に思うことに回答する会話形式で、親が元気なうちに考えておくべきことや心構えについて、きれいごとではなく超現実的に解説します。

【後悔しないための「老いた親」の基礎知識9選】
①介護は親のためではなく、自分のためにやる
②親の老いに対する危機感は自分の人生を考えるチャンス
③老いた親のことで困ったら地域包括支援センターに相談
④親の財布事情を早めに把握しておく
⑤家族は「親のプロ」
⑥正論をふまえながら現実的な正解を見つける
⑦老いた親の悩みはどんどんさらけだす
⑧親の介護を通して老いを疑似体験する
⑨親の意思を聞くことは、結局、自分のためになる

(『老いた親の様子に「アレ?」と思ったら』本文)

■著者プロフィール

著者近影

工藤広伸(くどう ひろのぶ)
介護作家・ブロガー
1972年、岩手県盛岡市生まれ。2012年、40歳のときに認知症の祖母と母のダブル遠距離介護がはじまり、介護離職。その後、介護ブログを立ち上げ独立。新聞や Web メディアなどでの執筆活動を中心に、大手企業や全国の自治体で講演活動をしながら、現在も介護と仕事の両立を続けている。途中、悪性リンパ腫の父も介護し、看取る。独自の介護の工夫やノウハウが、NHK「ニュース 7」「おはよう日本」「あさイチ」など、多数のメディアで紹介される。『親が認知症 !? 離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと』(翔泳社)など著書多数。

●ブログ「40歳からの遠距離介護」

●音声配信 Voicy「ちょっと気になる? 介護のラジオ」

■書誌情報

『老いた親の様子に「アレ?」と思ったら』書影

タイトル:老いた親の様子に「アレ?」と思ったら
著者:工藤広伸
判型・製本:四六判並製
ページ数:192ページ
定価:1,760円(税込)
発売日:2025年1月27日
ISBN:978-4-569-85848-7
発売元:株式会社PHP研究所

NC動画生成サービス
Copyright 2006- SOCIALWIRE CO.,LTD. All rights reserved.