環境保全プラント大手「月島機械グループ」の業務支援ツールとしてAceRealが導入されました
サン電子株式会社(愛知県名古屋市 代表取締役社長:木村 好己、ジャスダック:6736 以下「サン電子」)は、自社が開発したARスマートグラス「AceReal One」ならびに業務支援アプリケーション「AceReal Apps」が、上下水処理などの水環境事業を手がける環境保全プラント大手の月島機械株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山田 和彦、以下「月島機械」)及び月島テクノメンテサービス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:渡邊 彰彦、以下「月島テクノメンテサービス」)の建設・設備保守メンテナンス業務のサポートツールとして採用されたことを発表いたします。
月島機械は、環境保全プラント大手のメーカー兼エンジニアリング会社であり、特に公共インフラとなる上下水道設備の水処理・汚泥処理分野ではトップクラスの実績を誇り、「汚泥の月島」として高い技術力が評価されております。新エネルギー分野では、汚泥燃料化、消化ガス発電など、再生可能エネルギーにより売電事業にも進出。民間向けでは化学、鉄鋼、食品などのプラント建設、ろ過機、分離器、乾燥機、ガスホルダなど単体機械の製造販売も行っている企業です。
月島テクノメンテサービスは、上下水道事業を通して、人々の生活基盤と環境保全に大きく貢献する設備維持管理のパイオニアです。上下水道施設の運転・維持管理から、プラントの補修・設備工事まで、「水のライフサイクル」に関わる一貫した総合サービスを全国で展開している企業です。
【現場の課題とAceRealの活用】
月島機械グループでは、突発的な修理が発生した際には、現地責任者と作業員が電話で状況を共有、もしくは現地へ赴き広い上下水処理場内を移動して修理対応を行ったり、現場責任者でも解決が難しい修理の際には、本社の知見のある技術者が現場まで足を運び修理対応に立会っており、状況の共有や復旧時間の短縮、移動時間の削減、移動コストの削減に課題を抱えておりました。
これら現場における課題を解決する手段として、スマートグラス「AceReal One」と業務支援アプリケーション「AceReal Apps」を組み合わせた業務支援ソリューションが採用され、AceReal Oneを装着した作業員と現場責任者のパソコン間で、映像と音声を使用した状況共有や高解像度カメラで撮影された画像による状況の把握、そして状況に応じた機器・設備の図面、マニュアルの送付、さらには本社の技術者を交えた多拠点での修理作業支援の体制を整えることを可能にしました。また、下水道施設の焼却設備点検では防塵対策が必要であり、AceRealが防塵防滴性能(IP54準拠)を備えていたことも採用された要因の一つとなりました。
<課題>
1.移動時間の削減
2.移動コストの削減
3.詳細状況の把握
4.知見の共有
<解決策>
1.ビデオ通話の映像と音声による遠隔技術サポート
2.3拠点通話(パソコン:AceReal = 2 : 1 )
3.高解像度カメラによる現場状況の把握
4.図面、マニュアル送信による技術支援
【今後の展開】
近年、下水道分野における課題として、下水道部署正規職員数が10年間で26%減少する(※1)見込みであること、布設後50年を経過する下水管が年々増加していることや、稼働開始から15年を経過する処理場が8割を超えていることから(※1)、下水道職員減少および機械・電気設備が更新対象となる下水道施設への対応ニーズが一層高まっております。また、水道分野においては、広域化や共同化、多様なPPP/PFIの導入、ICT活用等による課題解決が求められていることから、改善に向けた検証・実験等の様々な取り組みが進められております。
これらの課題解決のひとつの手段として、サン電子および、月島機械、月島テクノメンテサービス、富士通エレクトロニクス株式会社(神奈川県横浜市、代表取締役社長:萩原 淳二、以下「富士通エレクトロニクス」)、の4社は、2020年2月より、「上下水道施設における現場業務のスマート化」の実現に向けた実証実験を開始いたします。
この実証実験を通じて、国内の上下水道分野で課題とされている「設備・管路の老朽化」「職員の高齢化・技術継承」の対策として、上下水道施設における現場業務のスマート化の実現を目指し、その有用性が実証された際には上下水道事業のスマート化ツールとして本格的な導入に向けて取り組んでまいります。
※1:「下水道統計(日本下水道協会)」より
<実証実験における各社の役割>
・サン電子
「AceReal One」を含めた製品サポートの提供
・月島機械・月島テクノメンテサービス
実証実験の実施、評価
・富士通エレクトロニクス
通信インフラ環境、システムの整備
【AceReal(エースリアル)とは】
「AceReal」はサン電子が自社開発している「AceReal One」(ARスマートグラス)、「AceReal Apps」(クラウド型業務支援アプリケーション)、「AceReal SDK」(ソフトウエア開発キット)をワンストップで提供するトータルソリューションです。ARスマートグラス「AceReal One」は、産業用途、屋内外のフィールド作業に最適化されています。2019年2月より「AceReal One」正式版の販売を開始いたしました。
【主な特徴】
1.防塵・防滴(IP54準拠)規格対応
屋外作業のフィールド業務や粉じんの舞う工場現場など様々な現場コンディションで利用可能
2.産業用ヘルメットに装着対応
幅広いヘルメットに対応。建設現場や製造工場などのヘルメット着用義務のある現場での利用を実現
3.外気温40℃の環境でも動作可能
工場設備内や夏の高温環境などの過酷な環境でも利用可能
4.視界を遮らない設計と鮮明なクリアレンズ
作業者の安全や作業視野を確保するためにクリアレンズを採用。装着時の作業性に寄与
5.Made in Japan だからこその安心感
サポートサイトにて、日本語のマニュアル、日本人によるサポート体制を整備
【 月島機械株式会社について 】
社名:月島機械株式会社
本社:〒104-0053 東京都中央区晴海三丁目5番1号
代表:山田 和彦
URL:https://www.tsk-g.co.jp/
環境保全プラント大手のメーカー兼エンジニアリング会社です。日常生活に無くてはならないインフラ設備を整え、世界的な流れである地球温暖化防止のために、環境技術で世界に貢献しております。
【 月島テクノメンテサービス株式会社について 】
社名:月島テクノメンテサービス株式会社
本社:〒135-0031 東京都江東区佐賀一丁目3番7号 月島機械 永代ビル
代表:渡邊 彰彦
URL:http://www.t-tms.co.jp/
生活に不可欠な上下水道インフラを通して、人々の生活基盤と環境保全に大きく貢献する設備維持管理のパイオニアです。
上下水道施設の運転・維持管理から、プラントの補修・設備工事まで、「水のライフサイクル」に関わる一貫した総合サービスを全国で展開しています。
【 富士通エレクトロニクス株式会社について 】
社名:富士通エレクトロニクス株式会社
本社:〒222-8508 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目100番45 新横浜中央ビル
代表:荻原 淳二
URL:https://www.fujitsu.com/jp/fei/
グローバルソリューションプロバイダーを目指し、国内12拠点、海外19拠点を軸に、電子デバイス商品及び開発、設計、量産、技術に基づく最適なソリューションをグローバルに提供してまいります。当社は、2019年1月1日より加賀電子グループの一員として、新たなシナジーを創出していくとともに、富士通グループともビジネスパートナーとして連携し、ネットワーク、クラウド、ビッグデータ活用等あらゆるシーンで、お客様のビジネス拡大をサポートします。
【 サン電子株式会社について 】
社名 : サン電子株式会社
本社 : 〒453-6120 愛知県名古屋市中村区平池町四丁目60番12 グローバルゲート20階
代表 : 木村 好己
URL : https://www.sun-denshi.co.jp/
情報通信関連事業とエンターテインメント関連事業を2本柱とするIT機器メーカーです。犯罪捜査機器や産業用向けIoTプラットフォーム、エンターテインメント向けの電子基板やゲームコンテンツなどハードウエアとソフトウエアの双方の技術を蓄積しています。これらの技術を活かし、ARなどの最先端技術を活かした高品質なトータルソリューションの提供を目指します。
【 関連URL 】
・AceReal製品紹介サイト
https://acereal.jp/
・月島機械株式会社様リリース
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS04180/761fc318/22fe/4399/b977/6429b50e8e11/20200225180647772s.pdf
・本ニュースリリースURL
https://acereal.jp/news/detail/?id=84
※ 仕様は予告なく変更される場合がございますので予めご了承ください。
※ 「AceReal」はサン電子株式会社の登録商標です。
※ その他、記載されている社名、製品名等は、各社の商標または登録商標です。
【本件に関するお問い合わせ先】
■報道関係各位
サン電子株式会社 経営戦略部 担当:菅谷
TEL:052-756-5984 FAX:052-756-5980
■AceRealに関するお問い合わせ先
サン電子株式会社 AceReal事業部 営業部業務課 担当:尾関
TEL:052-756-5992 FAX:052-756-5998