検索エンジン順位変動と動向(2015年12月)

【2015年12月の順位変動について】

添付画像参照

【順位変動観測指標の説明について】

下記URL参照
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper_sup/rank_introduction.html

人材・旅行・小売/通販・不動産・メーカー・金融の、各業界別順位変動状況についてもまとめています。
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper/2016/20160112.html

【PC・モバイルの変動状況のまとめ】

2015年12月のPCとモバイルの順位変動状況は、12月12日頃からモバイル検索の順位変動が大きくなっています。
なお12月のモバイル検索の変動は、PC検索と比較して平均17.4%大きくなっていました。

【2015年12月 検索エンジン動向】

2015年12月2日
■Google 、地域情報を設定した検索絞り込み機能を廃止
2015年12月2日頃、Google は「地域情報」設定による検索絞り込み機能を廃止しました。
同社広報担当者によると、利用者が少なかったことによる廃止措置とのことです。
http://www.sem-r.com/google-2010/20151202170127.html

2015年12月9日
■米Google 、AMP を2016年2月から検索結果に利用開始予定
2015年12月9日、米Google は早ければ2016年2月後半から、検索結果におけるAMP( Accelerated Mobile Pages )の利用を開始する予定の旨を発表しました。
併せて、ランキング要素として採用する可能性も示唆しています。
AMP とは、Google とTwitterが策定した、モバイルページの表示速度を改善するためのプロジェクトです。既存のWeb制作技術を応用しているため、AMP への移行も簡単に実装可能です。
https://amphtml.wordpress.com/2015/12/09/continued-momentum-for-the-amp-project/

2015年12月17日
■Google 、HTTPSページの優先的インデックスを発表
2015年12月17日、Google はHTTPページとHTTPSページのURLが存在した場合、後者を優先的にインデックスする旨を発表しました。
既存のHTTP(HTTPSが無いWebサイト)ページには一切影響はありません。
HTTPSページを優先的にインデックス登録するのは以下の2つの条件を満たしている場合です。

  1. 「HTTPSページを優先してほしくない」という意思表示がない
    ・robots.txtでHTTPSページへのクロールをブロックしていない
    ・HTTPページへのcanonical指定がない
    ・HTTPSページにnoindexメタタグがない
    ・HTTPページに対する内部リンクがない
    ・XMLサイトマップにHTTPSページが記載されている
  2. HTTPSページにセキュリティの問題がない
    ・安全でないリソースへの接続がない
    ・安全でないHTTPページへ転送されない
    ・安全でないHTTPページ経由で転送されない
    ・サーバーが有効なTLS証明書を利用している
    http://www.sem-r.com/google-2010/20151219103538.html
    http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2015/12/indexing-https-pages-by-default.html

2015年12月18日
■Google 、2016年から2017年にかけてSHA-1証明書をサポート外に
2015年12月18日、Google はHTTPSページに利用される暗号化アルゴリズム「SHA-1」のサポートを2017年1月までに打ち切る方針を発表しました。
SHA-1の安全性の欠落による措置とのことです。
その影響により、Google Chrome 、Microsoft Edge、Mozilla Firefox等の有力ブラウザにおいてSHA-1証明書を利用しているWebサイトへ接続しようとした場合、「信頼できない接続」等の警告メッセージが表示されるようになります。
なおMicrosoft Edgeは、2016年6月1日で全てのSHA-1証明書のサポートを打ち切る方針のため、Google とMozillaも2016年7月1日にサポート終了日の前倒しを検討中です。
現在もSHA-1証明書を利用しているWebサイトは、早急にSHA-2証明書への移行を強く推奨します。
https://googleonlinesecurity.blogspot.jp/2015/12/an-update-on-sha-1-certificates-in.html
https://blog.mozilla.org/security/2015/10/20/continuing-to-phase-out-sha-1-certificates/

2015年12月21日
■Google 、Search Console にアプリのインストールボタンの表示回数レポート機能を実装
2015年12月21日、Google はSearch Console( サーチコンソール )にアプリのインストールボタンの表示回数をレポートする機能を実装しました。
検索アナリティクスに「Search Appearance(検索での見え方)」項目が追加され、アプリのインストールボタンの表示回数レポートが閲覧できるようになります。
なお本レポートはアプリのインストール回数とは異なります。
今回の変更によりレポート上のクリック数・表示回数の合計値が変化する可能性があるため、2015年12月14日以前・以後のデータ比較ができなくなる点に注意が必要です。
https://plus.google.com/+ZinebAitBahajji/posts/Q7nmRu3gP8a

【2015年12月の総括】

2015年12月の順位変動は、PC・モバイル検索ともに中旬に2回大きな順位変動が発生しました。2003年の11月下旬に実施したフロリダアップデート以降、Google は米国のホリデーシーズンにあたる12月に大きな順位変動が発生する可能性のある更新は実施していませんでした。しかし2012年以降、毎年12月に大きな順位変動が発生するようになり、2015年も変動が観測されています。
また検索エンジンの動向では、AMP プロジェクトの本格開始時期、HTTPSの優先インデクシング、SHA-1証明書をサポート対象終了など、Webサイト運営者に今後重要となる事柄が複数発表されました。

以上

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【アイレップ】検索順位変動(2015年12月)
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