製造ラインの検査や計測で使用するマシンビジョンカメラ用レンズ  2/3型センサー・3.45マイクロmピクセルピッチに対応した高解像モデル「FUJINON HF-XA-5Mシリーズ」新発売

高解像性能とコンパクト設計を両立し、多様な設置条件で周辺部まで高画質を実現

富士フイルム株式会社

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、製造ラインの検査や計測などで使用するマシンビジョンカメラ用レンズの新シリーズとして、2/3型センサー・3.45マイクロmピクセルピッチ(*1)(5メガピクセル相当)に対応した高解像モデル「FUJINON HF-XA-5Mシリーズ」(以下、「HF-XA-5M」)を、2月21日より発売します。

◆詳細はWebページをご覧下さい。
  ⇒ http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1153.html?link=atp

「HF-XA-5M」は、撮影距離や絞り値を変更しても解像力低下を抑制する高解像性能「4D High Resolution」(*2)を備えています。さらに、コンパクトな設計のため、製造ラインのさまざまな環境下での使用に対応します。焦点距離の異なる6機種をラインアップし、さまざまな用途に応じて、最適なレンズをお選びいただけます。

「FUJINON HF-XA-5Mシリーズ」新発売

製造現場では、マシンビジョンシステムにより画像を認識し、対象物の位置決めや計測、検査などを自動で行うのが一般的です。マシンビジョンシステムの需要は、製造ラインに対する自動化や省人化の進展により、伸長していくと予想されています。

現在、製品の生産効率向上や厳格な品質管理に対する要求がますます高まり、さまざまな環境下の製造ラインで製品検査や計測が行われる中、マシンビジョンシステムには画像認識精度の向上と小型化が求められています。それに伴い、画像情報の入り口となるレンズにも、高い解像性能とコンパクト設計を両立した製品に対するニーズが高まっています。
今回発売する「HF-XA-5M」は、業界の主流である2/3型センサー・3.45マイクロmピクセルピッチ(5メガピクセル相当)に対応した高性能固定焦点レンズです。「HF-XA-5M」はユーザーの使用頻度が高い、撮影距離50cmの条件においては、3.45マイクロmピクセルピッチ(5メガピクセル相当) の高解像に対応しています(*3)。それ以外の条件でも、撮影距離や絞り値の変更に伴う解像力の低下を抑制する高解像性能「4D High Resolution」を備えており、画像全域で2/3型センサー・4.4マイクロmピクセルピッチ(3メガピクセル相当)以上の均一で高い解像度を確保でき、シャッタースピードを速くするためにレンズの絞りを開放したい場合に最適です。さらに、コンパクトな外形寸法を実現しスペースに制限のある検査装置内で対象物との撮影距離を近づけたい場合など、多様な設置条件に対応できます。
富士フイルムは、長年培ってきた光学技術や精密加工・組み立て技術により、放送用レンズや監視カメラ用レンズなど、高画質デジタル時代に対応したレンズを幅広く提供しています。今後、さらなる成長が見込まれるマシンビジョン分野においても、高性能・高画質・高品質を追求した豊富なラインアップで対応していきます。

*1 イメージセンサーの精細さを表す指標。単位“マイクロm”は、隣り合う画素間の距離を表し、距離が小さい(画素の密度が高い)ほど高い解像性能を持つ。2/3型センサーの場合、3.45マイクロmピクセルピッチは5メガピクセルに相当。
*2 画像の中心部から周辺部まで均一な高い解像性能を保持し(2D)、撮影距離(distance)や絞り値(diaphragm)の変動による解像性能の低下を抑制(2D)する、フジノンレンズ独自の高解像性能を表す名称。
*3 画像の大部分で3.45マイクロmピクセルピッチを実現。画像の周辺部では一部3.45マイクロmピクセルピッチ以下の解像度となります。

富士フイルムニュースリリース一覧
  ⇒ http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/index.html?link=atp
富士フイルム株式会社
  ⇒ http://fujifilm.jp/?link=atp
※リンク先は本件掲載時点の情報であり、予告なく変更になる場合があります。
※本ページに記載している地名・人名など一部の文字で表示できない旧字体は新字体または平仮名に置き換えている場合があります。
※本ページに記載している個々の文章、図形、デザイン、画像、商標・ロゴマーク・商品名称などに関する著作権その他の権利は富士フイルムまたは原著作権者その他の権利者が有しています。

充実のラインアップ