日立製作所が「Oracle E-Business Suite」を利用して世界最大級の人事情報管理システムを構築へ
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町4−1 代表取締役社長:新宅 正明)は、 株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区神田駿河台4−6 取締役社長:庄山悦彦)が「Oracle E-Business Suite」を利用して人事情報管理システムの再構築をすすめ、この度、一部稼動を開始したことを発表します。
日立製作所では、99年4月から社内分社制を導入し、組織の統廃合や分社化などを含めた事業構造改革に取り組んでいます。
同社は、これまで汎用機による自社開発システムをベースに人事情報管理を行っていましたが、急速に進められる事業構造改革に伴う組織の統廃合や人事制度の変更などへの既存の情報システムで対応することが限界になってきました。
このため同社は、ダイナミックな経営改革をサポートする人事情報管理を実現するため、99年6月より新人事情報管理システム「HUMANET21」の開発に取り組んできました。
この度、日立製作所の約60の事業所、約8万人の従業員を対象にした人事勤労業務の統合基盤システムが稼動を開始しました。
同システムの導入に際しては、「Oracle E-Business Suite」の柔軟なシステム構造、情報活用の容易性などの特長により、組織の統廃合への柔軟な対応や複数の人事制度の運用が可能である、といった点が高く評価され、基幹系システムのベースとして人事情報管理、給与計算管理モジュールが導入されました。
同社は今後、個人ポータルシステム、セキュリティシステム、ナレッジマネジメントシステムなどを構築し、従業員に向けて効果的かつ効率的なシステムコンテンツとして展開していく一方で、日立グループ全体への適応拡大を進める計画です。完成後は、全世界グループ従業員34万人の人事情報管理を実現する世界最大級の人事情報管理システムとなる予定です。
さらに同社は、自社における世界で最も多様で且つ大規模な人事業務ノウハウ、および技術的な蓄積をベースに、コンサルティング、ASP、アウトソーシングを含めた人事総合ソリューションビジネスへの展開を計画しています。
日本オラクルでは、全世界で8,600社以上、国内でも270社を越える実績を持つ「Oracle E-Business Suite」を核としたE-Businessソリューション事業のさらなる拡大に向けて、積極的な取り組みを進めています。本システムでの採用実績を軸に、今後の新規案件、リプレース案件に対して積極的に「Oracle E-Business Suite」によるソリューション提案を行い、E-Business市場において、さらなるシェアの拡大を狙います。
■ 本件に関する報道関係お問合せ先:
日本オラクル株式会社 社長室 広報グループ/大西
株式会社日立製作所 情報・通信グループ統括本部 業務部 広報グループ/平野
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