洪水からの復興真っ只中!猛烈にV字回復が進むタイの“いまの姿”を見逃すな!

船井総合研究所では、部品加工製造業を対象にタイ・インドネシアの進出企業を訪問する東南アジア視察ツアーを開催いたします。視察ツアーに先立ち、昨秋に甚大な洪水被害をこうむったタイの現状をレポートいたします。

2011年秋、長引く雨季と豪雨によりアユタヤ地方をはじめとして首都バンコクまで未曾有の洪水がタイを襲いました。これによりホンダ、トヨタ、日産などの自動車メーカー、ソニー、TDKなどの電子メーカーをはじめ多数の日本企業が甚大な被害をこうむったのは記憶に新しいところです。

現地に駐在している日本人スタッフにタイの実際の現状をインタビューすると・・・

まず、洪水そのものからは完全に復旧している。水浸しだった工業団地からの排水は完全に終わり工場の清掃なども行った結果、見た目としてはキレイになっている。表面的には被害は何もなかったかのように見えるまでになった。
ある日系企業では、「水が引いた11 月下旬から約100人の従業員総出で清掃などをやり、ようやく生産ができるようになった」という状況。

ただ、工場の裏側に目を向けると、洪水で使えなくなった機械設備が積まれている。メーカーの技術者のサポートを受けながら稼動できるように修理を進めている真っ最中。現実問題として生産を稼動させなければならない。新たに新品の設備を入れることも話を進めてはいるが、機械メーカーも生産が追いついていない。新品の設備導入に時間がかかるのであれば修理してでも稼動させるしかない。

一方で、生産は文字通り急回復している。自動車関連では、止まっていた期間の生産を取り戻すべくラインのフル稼働が始まっている。政府発表でも1月は前年同月比でほぼ100%となった。11月には一時80%減となった生産であるが、現在はほぼ完全回復とみている。

ただし、これはホンダの生産がまだ止まっている中での話であり、4月にはホンダの生産ライン再開が予定されている。これが動き出すとどんな事態になるのか、超がつくほどの繁忙に突入していくのは火を見るよりも明らかである。
いわゆる「ホンダ系列」の部品メーカーは止まっているかというとそうではない。タイでは日本とは状況が異なり、系列以外からの仕事も受注が活発である。ホンダ系列以外の仕事が急ピッチで回復している中、さらにホンダの仕事が入ってくるととんでもないことになるという状況である。
先の日系企業も、「4月には完全復旧し、6月までには洪水前の生産水準を完全に上回ると予測している。」

タイへの渡航者の数も目に見えて増えてきている。政府発表では外国人観光客の数が前年同月比+8%の195万人に回復した。単純な観光客のほか、日本から生産立上げの応援スタッフや、メーカーのサービスエンジニアなども多数渡航してきている。
新たにタイに進出を考えている企業も、渡航者が増えているという話も耳にする。

洪水後の動きとして、一部の日系企業にタイから生産拠点を他のASEAN諸国に移す動きも報じられた。しかし、「タイは他の東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国に比べてインフラやサプライチェーンが抜きん出て充実しているため、今後もタイでの生産が基本になる」という日本企業は多い。

これらのポイントをまとめると、
◆洪水の被害そのものはほぼ完全に復旧している
◆被害を受けた企業は、生産ラインを復旧させる活動を急ピッチで進めている
◆生産の状況はほぼ洪水前のラインに戻っている、さらに4月以降は稼動が本格化
◆タイのインフラやサプライチェーンはアジア諸国でも抜きん出ており、進出先としての魅力度は依然として高く評価されている

洪水からの復興需要や、チャオプラヤ川流域以外の工業団地の開発状況、ASEANの雄としてのタイという国そのものの成長性などを考えると、タイという国の魅力度は相変わらず高いものがあると見ることができるでしょう。

今回は、そうしたタイの現状を肌で感じるということもひとつのテーマとして、本ツアーを企画いたしました。

本ツアーのポイントは、
1)海外進出企業を視察して、現地の生の声が聞ける!
2)洪水からの復興真っ只中!タイの現状をその目で見る!
3)金融・物流・人材 海外進出の要もバッチリ視察!
4)視察中も!移動中も!専門コンサルタントがたっぷり解説!
5)成長するアジア市場を肌で感じて意識をガラリと変える!

といった内容で、部品加工製造業の将来を真剣に考える経営者に特にオススメのツアーです。

部品加工製造業の企業にとって、国内の経営環境はますます厳しくなるばかりです。一方で、アジアのマーケットに目を転じれば猛烈な勢いで成長している市場が広がっています。
実際に、すでに進出している企業は国内では考えられないほどのスピードとスケールで成長を果たしている。「百聞は一見にしかず」経営者の意識と世界観をガラリと変えていただくための視察ツアーを提案いたします。

■ こんな方にオススメするツアーです。

□ 国内市場の将来に不安を感じている
□ これから伸びるアジア市場に目を向けたい
□ まずはアジアの市場を見たい!肌で感じたい!
□ これからは中国ではなくアジアだと感じている
□ 実際に進出している企業を見たい!話が聞きたい!
□ 現地を見てみたいがツテがない・・・
□ 海外への具体的ステップとイメージを固めたい!

<開催要項>
◆企  画:株式会社 船井総合研究所
◆旅行実施:名鉄観光サービス株式会社
◆旅行期間:2012年5月20日(日)出発 5月26日(土)帰国
◆行  程:関西空港~バンコク(タイ)~ジャカルタ(インドネシア)~関西空港
      ※成田空港発着もご選択いただけます。
◆募集人員:30名(最小催行人数:10名)
◆視察コーディネイト:
株式会社船井総合研究所 大阪経営支援本部 チーフコンサルタント 入江 貴司
株式会社船井総合研究所 第二経営支援部 牧野 好和
    

<参加費用>
328,000円(税込)
 ※空港税・諸税を含みます。
 ※燃油サーチャージは別途実費が必要となります。

<お申し込み>
■TEL 0120-964-000(平日9:30~18:00) / ヤマサキ・ムラカミ まで
■下記URLからもお申込みいただけます。
船井総研オフィシャルサイト
http://www.funaisoken.co.jp/site/seminar/semina_1329141242_0.html

■内容に関して 電話:06-6232-0188(株)船井総合研究所(担当:イリエ・マキノ)

証券コード 9757 
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