トヨタ自動車、「第30回 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル」を開催
-公道パレードの他、企画展示「時代を駆け抜けたクルマ」なども実施-
トヨタ自動車株式会社の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)では、自動車文化の醸成と継承を目的に、地域に根ざしたイベントとして「第30回 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル」を10月27日(日)、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で開催します。愛・地球博記念公園をメイン会場に、1989年以前に製造された日米欧の一般参加のクラシックカーによる公道パレードの他、多彩なプログラムを実施します。
今回は30回目を記念した様々な企画を盛り込んでいます。まず、公道パレードでは、多くの方に沿道で応援していただけるようなコースとしています。トヨタ博物館をスタート地点とし、年代順に一般参加車両約150台が長久手市内を愛・地球博記念公園まで走行します。また、パレード後の車両展示では1989年式車の特別展示ゾーンを設けます。
企画展示「時代を駆け抜けたクルマ」では、令和への改元を記念して、明治、大正、昭和、平成の4つの時代に生まれた象徴的なクルマ6台の展示と走行を披露します。併せて、今年で30歳を迎えた小塚崇彦さん(フィギュアスケーター、JOCオリンピックムーブメントアンバサダー)が特別ゲストとして来場します。
今回のフェスティバルを開催するにあたり、トヨタ博物館館長の布垣直昭は、「モビリティ大変革期と言われますが、変わる時代にも変わらないもの、それはクルマが人を運ぶものだからこそ愛のつく製品でなければならないという事だと思います。全国のオーナー様に大切にされてきたクラシックカー150台のパレードが沿道の皆様に笑顔を運んでいただける事を願っております」と述べました。
開催概要は、以下のとおりです。
(1)日時 :10月27日(日) 9:30~16:00(入場無料)、雨天決行
(2)会場 :愛・地球博記念公園(モリコロパーク)
※パレードは8:45にトヨタ博物館から出発
(3)参加車両:一般参加車両 約150台、当館収蔵車両 約10台 他
(4)内容:
クラシックカーパレード(8:45~11:00)
1989年以前の日米欧の一般参加車両約150台
長久手市内の公道約14kmをパレード
8:30出発式(トヨタ博物館) 8:45 順次出発 11:00 ゴール
トヨタ博物館~脇交差点~市ケ洞交差点~岩崎竹の山北交差点~市役所~長久手温泉ござらっせ~愛・地球博記念公園
※パレード終了後、沿道「長久手温泉ござらっせ」でトヨタ博物館グッズなどの抽選会を実施(8:45~抽選券付きパンフレットを先着500名に配布)
■車両展示(9:30~16:00) パレードを終えた一般参加車両とトヨタ博物館収蔵車を展示
《トヨタ博物館収蔵車》 企画展示「時代を駆け抜けたクルマ」
ベイカー エレクトリック(明治35年/1902年・アメリカ)
ガソリン車の普及が始まっても、アメリカではしばらくの間、電気自動車が造られました。静かで排気ガスが出なく、ギアチェンジ不要で運転が楽なことから女性に人気がありました。1馬力のモーターを使用し時速40kmの走行が可能。
フランクリン シリーズ 9-B(大正7年/1918年・アメリカ)
多くのメーカーが性能を求め大型化する中、フランクリンは空冷エンジンと軽量化により、優れた性能を誇ったユニークなメーカー。世界初の空冷直列6気筒エンジンやアルミボディ等、当時の最先端技術を満載。
スバル360 K111型(昭和34年/1959年・日本)
国民車構想に基づいた富士重工業初の生産型軽乗用車。小型で軽量のボディに大人4人が乗れる室内スペースと快適な乗り心地が特徴で当時の水準を超える走行性能を備え、登場から約10年間にわたって軽自動車のベストセラーとなりました。
トヨタ2000GT 後期型
1965年東京モーターショーで発表。ヤマハの協力を得て当時の技術の粋を集め開発した高性能グランツーリスモ。発売に先駆けて行われた連続高速耐久走行で3つの世界記録と13の国際記録を樹立し、日本車のイメージを大きく変えました。
プリウス(平成9年/1997年・日本) MEGA WEB所蔵
ハイブリッドシステムを採用した世界初の量産車。ガソリンエンジンと電気モーターの駆動力を走行状態に応じて最適に組み合わせ、画期的な燃費の向上と大幅なCO2排出量削減を実現。
レクサス LFA プロトタイプ
レクサスブランドのプレミアムスポーツを示す「F」の頂点に立つ車として、世界56ヵ国、500台の限定販売、その内、日本は165台。CFRP(炭素繊維強化樹脂)製モノコックシャシーにヤマハと共同開発したV型10気筒4.8Lエンジンを搭載。
Classic Car Circuit【CCC】((1)11:50~12:40 (2)13:25~14:15)
トヨタ博物館収蔵車両、一般参加車両など約20台が会場内を走行。一般参加車両はテーマごとに(1)、(2)に分かれて走行。
Classic Car Studio【CCS】(11:35~11:45)
会場内の様子を実況。
■記念乗車撮影(9:30~16:00)
トヨタ AB型フェートン(1938年・日本)
トヨダAA型乗用車をフェートン形式(幌型)にしたモデルですが、ボディデザインはAA型とは全く異なります。1936年発売当初の価格は3,300円で、1945年までの生産台数はわずか353台でした。ほとんどは軍用(ABR型)として使用され、一般にはあまり渡りませんでした。
ジャガー XK150S(1961年・イギリス)
1950年代、ジャガーの名声を築いたXK120、140の後継モデルとして1957年に登場。ボディとほぼ一体化したフェンダーラインなど、近代的デザインを採用。S仕様はルマンで活躍したCタイプと同じ高性能エンジンを搭載しています。
MGミジェット タイプTA(1937年・イギリス)
量産車モーリスのパーツを使用して生産された、小型軽量なスポーツカー。英国製ライトウェイトスポーツカーの先駆けとしてスポーツカーの楽しさを世界に広めた代表的な車の1台。
■同乗試乗会 ((1)12:30~13:00 (2)13:30~14:00 (3)14:30~15:00)
ロールスロイス コーニッシュIII(1991年・イギリス)
コーニッシュは、南仏の海岸道路の名前。バカンスをリゾートで過ごすために作られた最高級パーソナルカー。同型のものは、1993年の皇太子殿下(現・天皇陛下)御成婚記念パレードでも使用されました。
ジープニー(1991年・フィリピン)
フィリピンで庶民の足として活躍している乗合バス。米軍払い下げのジープを改造したのが始まり。各種の中古部品を利用して製作。人目を引く派手な装飾も特徴。
LTI TX1 “ロンドンタクシー”(2001年・イギリス)
1958年以来、ロンドンタクシーとして40年近く親しまれたオースチンFXの後継として1997年に誕生。狭い所まで入り込むロンドンタクシーの伝統で、回転半径3.8m。
■各種イベント(9:30~16:00)
◇交通安全ゾーン
・トヨタのサポカー体験会開催(衝突回避支援システム)、自転車走行時の危険性VR体験
・反射材の配布(モリゾー・キッコロとトヨタ2000GTがコラボしたオリジナルデザイン)
◇マーケットゾーン
・キッチンカーや長久手市内の飲食店などが出店
◇被災地支援コーナー
・30周年記念オリジナルコースターとピンバッジをセット販売し、日本赤十字社を通じ収益を寄付
◇トヨタ博物館ミュージアムショップ
・ミニカーや人気の「トヨタ博物館カレー」などを出張販売
その他 連携イベント
◇リニモ秋色ウォーキング(スタート9:30~11:30、ゴール 14:30まで)
・リニモ杁ヶ池公園駅から愛・地球博記念公園までの約7kmのコース
ゴール地点で先着2,000名様にオリジナルピンバッジをプレゼント
◇みんなで応援!!東京2020 in モリコロパーク(1回目9:30~10:00、2回目14:15~14:45)
・ミライトワとソメイティと「パプリカダンス」をおどろう!
「トヨタはオリンピック・パラリンピックのワールドワイドパートナーです」
※内容については、天候等諸事情により変更となる場合があります。
(5)交通案内(会場周辺の渋滞緩和のため下記を実施)
・リニモ利用者への特典
リニモ「愛・地球博記念公園駅」改札内で配布(8:30~15:00)する「乗車証明書」を、愛・地球博記念公園大芝生広場のインフォメーション、またはトヨタ博物館クルマ館1階受付に提示いただくと「トヨタ博物館当日無料ご招待券」をプレゼント。
・長久手市内無料バス
長久手市内3箇所のバス停を9:30~16:30の間、15分間隔で運行。
*バス停…愛・地球博記念公園駅、トヨタ博物館、長久手温泉ござらっせ
・お車でお越しの方へ「パークアンドライド」
当館の南側に「臨時駐車場(300台・無料)」をご用意。最寄りの芸大通駅からリニモに乗り、愛・地球博記念公園駅まで(徒歩4分)。
(6)後援・協賛等
・後援:愛知県、長久手市、愛知県教育委員会、長久手市教育委員会、
公益財団法人 愛知県都市整備協会、一般社団法人長久手市観光交流協会
・協賛:愛知高速交通株式会社、株式会社長久手温泉ござらっせ・あぐりん村
・協力:長久手市商工会、一般財団法人地球産業文化研究所
※詳細はトヨタ博物館ホームページ参照 https://www.toyota.co.jp/Museum/