エアーカーテンマスク「Brisa(ブリーザ)」の販売を開始！マスク会食の解決策　クラウドファンディングで公開

空気の壁で対面の飛沫から身を守るマスク　上位機種「アネモイ」の廉価版新機種

2020-12-28 14:00

2020年12月11日、マトリクス株式会社は、空気の壁で自分を守ることができるマスク、エアーカーテンマスク「Brisa(ブリーザ)」の開発に成功し、クラウドファンディングのMakuake(マクアケ)にて公開し販売を開始しました。

マスク会食など、飲食時にマスクを外すことが感染拡大の要因になっていると言われている現状において、マスクを外したときに守る手段として、風を使った新たなマスクとして注目されています。
このエアーカーテンマスクは、すでに2020年8月に、医療機関向けの空気の壁のマスクである「アネモイ」を神戸大学医学部との共同開発により販売を開始しており、日本各地の病院にて多くの稼働実績を得ています。

しかし、一般のお客様から、もう少し低価格の空気のマスクがほしいという要望が多数寄せられ、マトリクス株式会社をはじめとする青森県内製造業4社は、低価格版の開発に着手。このたび、クラウドファンディングのマクアケの承認が下り、12月11日からマクアケにて、販売を開始することができました。

上位機種と比べ、電気回路などを簡素化することで、従来125,000円(税別)の「アネモイ」を、この新機種の「ブリーザ」は20,000円(税別)とすることで、一般消費者や、夜の街などでの活用に期待しています。

想定される使用場面

・居酒屋やレストランなどでの会食
・接待を伴う飲食店(キャバクラやホストクラフなどを含む)
・対面レイアウトのオフィスでの使用
・会議や打ち合わせなどの対面環境
・メイクアップなどのマスクのできない場面
・過敏症や呼吸器疾患でマスクのできない患者
・記者会見などのマスクを外す場面
・手話通訳などの表情を見せる必要のある職業

エアーカーテンマスク　ブリーザ概要

顔の横にあるノズルから、フィルターを通した空気を棒状に噴射することで、顔の数センチメートル前に、空気の壁(エアーカーテンマスク)を形成するマスクです。対面の飛沫から守ることができます。

サイズ(本体)　：縦70mm 幅50mm 厚さ20mm
重量　　　　　： 120g(本体) 15g(ノズル)
サイズ(ノズル)： φ12mm 長さ300mm 穴数20
電源　　　　　： MicroUSB端子による電源供給
フィルター　　：プレミアムフィルター(0.1μmの飛沫までキャッチ)
　　　　　　　　ハイグレードフィルター(0.3μmの飛沫までキャッチ)
フィルター寿命： 2週間～1か月で交換。(2週間を推奨)

販売に関して

募集開始　　　： 2020年12月11日
募集〆切　　　： 2021年1月24日
生産予定　　　： 2021年2月より月産300台の予定
販売予定価格　： 20,000円(税別)
Makuake特典価格： 16,000円(税別)
※Makuake終了後は、マトリクスネットショップや、マトリクス株式会社代理店での販売を行います。すでに代理店を通じて大口での予約が入っています。

感染拡大防止の取り組み

このエアーカーテンマスク「ブリーザ」は、空気の膜を顔の前面に展開することで、対面の飛沫を防ぐ目的で開発されているが、仮に使用者が感染者だった場合に、呼気を拡散するのではないかとの懸念が指摘されることがあるが、当社の実験によると、横方向に1m程度呼気が移動することになり、十分なソーシャルディスタンスをとることで、拡散防止に寄与していることがわかっています。
従来のマウスシールドや、ウレタンマスクなどと比較しても、呼気の拡散が非常に少ないために、拡散防止の取り組みとしても使用できます。
簡単な実験映像はこちら
https://youtu.be/cr8f2TZ-uN0

青森県内製造業4社について

本装置は、新型コロナウイルスの影響を受けた、青森県内の製造業の連合体にて製造しているMADE IN AOMORIです。
以下の企業が取り組んでおります。
・マトリクス株式会社(企画・試作・販売)青森県弘前市
・株式会社ジョイ・ワールド・パシフィック(製造・検査)青森県平川市
・有限会社UNO(モーターの選定・提供)青森県黒石市
・有限会社アビオ(パーツの製造)青森県八戸市

青森県内の製造業4社がそれぞれの技術を持ち寄って開発した、このエアーカーテンマスクは、マスク会食が言われている昨今の現状において、この課題を解決する有効なツールとして使用されると期待されます。マスクができない現場を救う最後の砦として、全国的に感染が急速に拡大している現状に、青森県内の技術結集によって、第三波を防ぐことに貢献できればと願っております。