SMBCコンシューマーファイナンス調べ 「預貯金をしている」 高校生では47%と前回調査より6ポイント下降、 大学生等では62%と4ポイント下降 預貯金額の平均 預貯金をしている高校生では86,773円、 大学生等では216,215円
~10代の金銭感覚についての意識調査2021~
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(代表取締役社長:金子 良平、https://www.smbc-cf.com/corporate/、「プロミス」)は、2021年7月6日~16日の11日間、15歳~19歳の学生を対象に「10代の金銭感覚についての意識調査2021」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)サービスブランド
[アンケート調査結果]
10代の収入と預貯金
≫10代の収入状況 「お小遣い以外の収入がある」高校生の31%、大学生等の65%
≫ひと月あたりの収入額の平均 大学生等は35,388円、前回調査より3,015円増加
全国の15歳~19歳の学生1,000名(全回答者)に対し、収入の状況について質問しました。
まず、全回答者(1,000名)に対し、現在の収入状況を聞いたところ、「収入はない」は20.2%、「収入はお小遣いのみ」は35.3%、「お小遣い以外の収入がある」は44.5%となりました。
学生区分別にみると、高校生では「収入はお小遣いのみ」が47.4%、「お小遣い以外の収入がある」が30.9%となり、大学生・短大生・専門学校生・予備校生(以下「大学生等」)では「収入はお小遣いのみ」が16.7%、「お小遣い以外の収入がある」が65.3%となりました。
また、ひと月あたりの収入額を聞いたところ、高校生では平均10,653円、大学生等では平均35,388円でした。
前回の調査結果と比較すると、ひと月あたりの収入額の平均は、高校生では264円の増加(前回調査10,389円→今回調査10,653円)、大学生等では3,015円の増加(前回調査32,373円→今回調査35,388円)となりました。地域における新型コロナウイルス感染状況に応じて、社会経済活動が段階的に再開された影響の表れか、前回調査から高校生の収入は2.5%増加、大学生等の収入は9.3%増加となりました。
≫ひと月あたりのお小遣い額の平均 大学生等は8,269円、前回調査より927円増加
次に、お小遣いとアルバイト収入について質問しました。
全回答者(1,000名)に、家族からもらっているお小遣いは、ひと月あたり、いくらくらいか聞いたところ、高校生では平均3,547円、大学生等では平均8,269円でした。
前回の調査結果と比較すると、家族からもらっているお小遣い額の平均は、高校生では355円の減少(前回調査3,902円→今回調査3,547円)、大学生等では927円の増加(前回調査7,342円→今回調査8,269円)となりました。
≫1ヶ月のアルバイト代の平均 大学生等は26,435円、前回調査より2,116円増加
また、1ヶ月のアルバイト代はいくらくらいか聞いたところ、高校生では平均6,694円、大学生等では平均26,435円でした。
前回の調査結果と比較すると、1ヶ月のアルバイト代の平均は、高校生では719円の増加(前回調査5,975円→今回調査6,694円)、大学生等では2,116円の増加(前回調査24,319円→今回調査26,435円)となりました。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の実施区域外での感染対策緩和に伴い、商業施設や飲食店が徐々に通常営業を再開した結果、高校生や大学生等のアルバイト収入は増加したのではないでしょうか。
≫「フリマアプリで収入を得ている」10代の5人に1人、収入額は平均2,471円/月
≫10代がフリマアプリで出品したことがあるもの 1位「本・マンガ」
男性2位「ゲーム機・ゲームソフト」、女性2位「洋服・ファッション用品」
続いて、アルバイト以外の収入源について質問しました。
全回答者(1,000名)に、フリマアプリで収入を得ているか聞いたところ、「している」が21.0%、「していないが、したいと思う」が41.3%で、合計した『前向き(計)』は62.3%となりました。
『前向き(計)』と回答した人の割合は、女性では68.4%と、男性(56.2%)と比べて12.2ポイント高くなりました。
フリマアプリで収入を得ている人(210名)に、フリマアプリによるひと月あたりの収入金額を聞いたところ、「1,000円未満」(35.7%)や「1,000円~2,000円未満」(27.6%)に多くの回答が集まり、平均は2,471円でした。
前回の調査結果と比較すると、収入額の平均は287円の増加(前回調査2,184円→今回調査2,471円)となりました。
また、フリマアプリで出品したことがあるものを聞いたところ、「本・マンガ」(56.7%)が最も高くなりました。読まなくなった本やマンガを出品して収入を得ていたという人が多いようです。次いで、「洋服・ファッション用品(靴・帽子など)」(42.9%)、「趣味のグッズ(フィギュア・楽器など)」(36.2%)、「タレントグッズ(アイドル・アーティストのノベルティグッズなど)」(34.3%)、「CD・DVD」(28.1%)となりました。
男女別にみると、男性では2位「ゲーム機・ゲームソフト」(43.1%)、3位「趣味のグッズ(フィギュア・楽器など)」(38.9%)、女性では2位「洋服・ファッション用品(靴・帽子など)」(45.7%)、3位「タレントグッズ(アイドル・アーティストのノベルティグッズなど)」(42.0%)でした。
≫「預貯金をしている」高校生では47%と前回調査より6ポイント下降、大学生等では62%と4ポイント下降
預貯金額の平均 預貯金をしている高校生では86,773円、大学生等では216,215円
≫預貯金をする理由 1位「将来のため」2位「買いたいものがあるため」3位「万が一のときのため」
「買いたいものがあるため」は前回調査から大幅上昇、購買意欲の高まりが顕著に表れる結果に
続いて、現在の預貯金の状況について質問しました。
全回答者(1,000名)に、預貯金をしているか聞いたところ、「している」は53.1%、「していないが、したいと思う」は38.5%、「していないし、したいと思わない」は8.4%となりました。
預貯金をしている人の割合は、高校生では47.3%、大学生等では62.0%でした。
前回の調査結果と比較すると、預貯金をしている人の割合は、高校生では5.8ポイントの下降(前回調査53.1%→今回調査47.3%)、大学生等では4.2ポイントの下降(前回調査66.2%→今回調査62.0%)となりました。対面授業の再開など社会経済活動再開を受けて、外出や友人との交際の機会が増えた結果、貯蓄よりも消費に回す10代が増えたのではないでしょうか。
預貯金をしている人(531名)に、今、どのくらいの預貯金を持っているか聞いたところ、高校生では平均86,773円、大学生等では平均216,215円でした。
前回の調査結果と比較すると、預貯金額の平均は、高校生では11,276円の増加(前回調査75,497円→今回調査86,773円)、大学生等では19,631円の増加(前回調査196,584円→今回調査216,215円)と、どちらも大幅増加となりました。預貯金をしている人は減少するも、預貯金をしている人の預貯金額の平均は増加するという結果となりました。収束が見えない長期化したコロナ禍において、10代では消費意欲の高い層と貯蓄志向の高い層の両方が一定数生まれ、二極化が起きている可能性があります。
預貯金をしている人・預貯金をしたいと思っている人(916名)に、その理由を聞いたところ、「将来のため」(56.4%)が最も高く、次いで、「買いたいものがあるため」(46.0%)、「万が一のときのため」(33.8%)、「一人暮らしをするため」(23.6%)、「旅行に行くため」(22.1%)となりました。
前回の調査結果と比較すると、「買いたいものがあるため」は14.2ポイントの大幅上昇(前回調査31.8%→今回調査46.0%)となり、「旅行に行くため」は3.7ポイントの上昇(前回調査18.4%→今回調査22.1%)となりました。一方、「万が一のときのため」は6.0ポイントの下降(前回調査39.8%→今回調査33.8%)となりました。コロナ禍での行動制限に対する反動や段階的な経済活動の再開による影響か、購買意欲の高まりやレジャー消費意欲の高まり、先行き不安の緩和といった変化が顕著に表れました。
10代のお金の使い方
≫ひと月あたりの消費額の平均 大学生等は20,958円、前回調査より2,133円増加
お金の使い方について質問しました。
全回答者(1,000名)に、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか聞いたところ、「1,000円未満」(17.3%)や「3,000円~5,000円未満」(13.9%)、「5,000円~10,000円未満」(14.3%)、「10,000円~20,000円未満」(13.3%)に回答が分かれ、平均は11,775円でした。
学生区分別にみると、高校生では平均5,780円、大学生等では平均20,958円でした。
前回の調査結果と比較すると、ひと月あたりに使っているお金の平均は、高校生では1,308円の減少(前回調査7,088円→今回調査5,780円)となった一方、大学生等では2,133円の増加(前回調査18,825円→今回調査20,958円)となりました。大学生等においては、お小遣い・アルバイト代など収入額の増加や、預貯金をしている割合の下降を背景に、消費額の大幅な増加が見られました。コロナ禍での行動制限や支出機会の抑制に対する反動などによって、消費の拡大が起きている可能性があります。
≫大学生等の48%が「投資に前向き」、前回調査から10ポイントの大幅上昇
≫10代投資家がひと月あたりに投資で得ている利益はいくら? 利益額を把握している人の平均は4,851円
投資(株式投資、仮想通貨、実物投資、ポイント運用・ポイント投資など)について質問しました。
全回答者(1,000名)に、投資をしているか聞いたところ、「している」は8.3%、「していないが、したいと思う」は35.7%で、合計した『前向き(計)』は44.0%となりました。
投資をしている人の割合は、男性では10.8%と、女性(5.8%)と比べて5.0ポイント高くなりました。
また、投資に前向きな人の割合は、大学生等では48.1%と、高校生(41.3%)と比べて6.8ポイント高くなりました。
前回の調査結果と比較すると、投資に前向きな人の割合は、大学生等では10.4ポイントの大幅上昇(前回調査37.7%→今回調査48.1%)となりました。大学生等では、投資に関する情報に触れる機会が増えて、投資をしている割合や今後投資にチャレンジしてみたいと思う割合が上昇したのではないでしょうか。
投資をしている人(83名)に、投資をしているものを聞いたところ、「株式」(33.7%)が最も高く、次いで、「仮想通貨」(16.9%)、「FX」(13.3%)、「投資信託」(12.0%)、「スニーカー」(10.8%)となりました。
他方、投資をしたい人(357名)に、投資をしたいと思うものを聞いたところ、「株式」(65.8%)が突出して高く、次いで、「FX」(26.9%)、「仮想通貨」(17.9%)、「投資信託」(16.2%)、「債券(国債など)」(12.9%)となりました。
また、現在、投資をしている人(83名)に、投資で得ている利益は、ひと月あたり、いくらくらいか聞いたところ、「0円(ない)」(21.7%)に回答が集まったほか、「2,000円未満」(6.0%)や「10,000円~20,000円未満」(4.8%)などにも回答がみられ、利益額を把握している人(「わからない」を除く)の平均は4,851円でした。
≫「自己投資をしている」高校生の26%、大学生等の30% 高校生では前回調査から9ポイント上昇
≫ひと月あたりの自己投資額の平均は4,128円、取り組んでいる自己投資は「外見磨き」がダントツ
自己投資(自分の成長のためにお金や時間をかけること。外見や内面の自分磨きに関することも含む)について質問しました。
全回答者(1,000名)に、自己投資をしているか聞いたところ、「している」は27.2%、「していないが、したいと思う」は35.1%で、合計した『前向き(計)』は62.3%となりました。
自己投資をしている人の割合は、女性では36.0%と、男性(18.4%)と比べて17.6ポイント高くなりました。
また、自己投資に前向きな人の割合は、大学生等では68.1%と、高校生(58.5%)と比べて9.6ポイント高くなりました。
前回の調査結果と比較すると、自己投資をしている人の割合は、男性では6.8ポイントの上昇(前回調査11.6%→今回調査18.4%)、女性では9.2ポイントの上昇(前回調査26.8%→今回調査36.0%)、高校生では8.9ポイントの上昇(前回調査16.7%→25.6%)、大学生等では6.7ポイントの上昇(前回調査22.9%→今回調査29.6%)となりました。コロナ禍で先を見通すことが困難になっている状況下、自身の夢や目標、理想の自分に近づくために、自己投資に取り組んでいる人が増えたのではないでしょうか。
自己投資をしている人(272名)に、自己投資に、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか聞いたところ、「1,000円~2,000円未満」(22.1%)や「5,000円~10,000円未満」(20.2%)などに回答が分かれ、平均は4,128円でした。
前回の調査結果と比較すると、平均は149円の増加(前回調査3,979円→今回調査4,128円)となりました。
また、どのような自己投資を行っているか聞いたところ、「外見磨き」(63.6%)が突出して高く、次いで、「知性磨き(読書など)」(30.9%)、「健康維持」(28.7%)、「資格取得」(27.6%)、「身体能力の向上(筋トレなど)」(22.4%)となりました。
≫「サブスクリプションサービスを利用している」高校生は25%、前回調査から6ポイント上昇
≫サブスク利用額の平均は1,387円/月、前回調査から434円増加
“サブスクリプションサービス(サブスク)”について質問しました。
全回答者(1,000名)に、定額制サービス(動画配信や音楽配信サービスなど、利用期間に応じて支払いが発生するサービス)の利用をしているか聞いたところ、「している」は28.4%、「していないが、したいと思う」は29.2%で、合計した『前向き(計)』は57.6%となりました。
前回の調査結果と比較すると、定額制サービスを利用している人の割合は、男性では3.8ポイントの上昇(前回調査23.0%→今回調査26.8%)、女性では4.6ポイントの上昇(前回調査25.4%→今回調査30.0%)、高校生では5.5ポイントの上昇(前回調査19.6%→今回調査25.1%)、大学生等では2.2ポイントの上昇(前回調査31.2%→今回調査33.4%)となりました。新たなサブスクが次々と生まれ、自身のライフスタイルに合うサービスを選んで活用する人が増えているようです。
定額制サービスを利用している人(284名)に、定額制サービスに、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか聞いたところ、「500円~1,000円未満」(34.9%)や「1,000円~2,000円未満」(28.9%)に回答が集まり、平均は1,387円でした。
前回の調査結果と比較すると、平均は434円の増加(前回調査953円→今回調査1,387円)となりました。コロナ禍における在宅時間の増加を背景に、10代のサブスクの需要が高まっているようです。
≫「ゲーム課金をしている」高校生の16%、大学生等の10%
≫ゲーム課金額 ゲーム課金をしている人の平均は2,058円、前回調査から546円増加
ゲームへの課金について質問しました。
全回答者(1,000名)に、ゲームでのアイテムの購入やガチャ等の利用(ゲームへの課金)をしているか聞いたところ、「している」は13.8%、「していないが、したいと思う」は16.4%で、合計した『前向き(計)』は30.2%となりました。
ゲーム課金をしている人の割合は、男性では16.6%と、女性(11.0%)と比べて5.6ポイント高くなり、高校生では16.0%と、大学生等(10.4%)と比べて5.6ポイント高くなりました。
ゲーム課金をしている人(138名)に、ゲームでのアイテムの購入やガチャ等の利用(ゲーム課金)に、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか聞いたところ、「1,000円~2,000円未満」(29.7%)に最も多くの回答が集まり、平均は2,058円でした。
前回の調査結果と比較すると、平均は546円の増加(前回調査1,512円→今回調査2,058円)となりました。コロナ禍でのおうち時間の増加などの影響を受けて、ゲーム課金額も増えたのではないでしょうか。
≫「課金してでもゲームを有利に進めたい」10代男性の16%
≫「ゲーム課金したことに後悔した経験がある」10代の23%、大学生等の男性では35%
続いて、ゲーム課金に関する意識について聞きました。
<お金を使ってでも(課金してでも)ゲームを有利に進めたい>では「そう思う」は11.6%となりました。「そう思う」と回答した人の割合は、男性では16.4%と、女性(6.8%)と比べて9.6ポイント高くなりました。
<ほしいアイテム・キャラを手に入れるためのお金は惜しみたくない>では「そう思う」は17.9%、<お金を使わないと楽しく遊べない>では「そう思う」は15.0%、<レアアイテムやレアキャラを手に入れたときは誇らしい気持ちになる>では「そう思う」は43.7%となりました。
ゲームでお金を使ったこと(ゲーム課金したこと)に後悔したことがあるか聞いたところ、「ある」は23.0%、「ない」は77.0%となりました。
男女・学生区分別にみると、大学生等の男性では、後悔したことがある人の割合が34.8%と特に高くなりました。
≫10代のエシカル消費経験 「エシカル消費をしたことがある」52%、北海道・東北エリアでは60%
≫エシカル消費として積極的に買いたいもの
TOP4「リサイクル素材を使った商品」「フェアトレード商品」「省エネ商品」「地産地消になる商品」
エシカル消費(人・社会・地域・環境に配慮した買い物)について質問しました。
全回答者(1,000名)に、エシカル消費の経験を聞いたところ、エシカル消費をしたことがある人の割合は52.4%でした。
エシカル消費をしたことがある人の割合を居住エリア別にみると、北海道・東北(59.5%)が最も高く、次いで、北陸・甲信越(56.4%)、関東(55.1%)、九州・沖縄(53.1%)となりました。
エシカル消費をしたことがある人(524名)に、エシカル消費として買ったことがあるものを聞いたところ、「リサイクル素材を使った商品」(62.2%)が突出して高くなりました。環境に配慮した再利用素材で作られた商品を選んだ人が多いようです。次いで、「地産地消になる商品」(37.4%)、「省エネ商品」(36.8%)、「フェアトレード商品(児童労働や労働搾取の撤廃につながるもの)」(34.7%)、「寄付付きの商品」(24.2%)となりました。
また、全回答者(1,000名)に、エシカル消費として積極的に買いたいものを聞いたところ、「リサイクル素材を使った商品」(29.7%)が最も高く、次いで、「フェアトレード商品(児童労働や労働搾取の撤廃につながるもの)」(26.5%)、「省エネ商品」(25.0%)、「地産地消になる商品」(23.1%)、「寄付付きの商品」(19.4%)、「障がい者の支援につながる商品」(17.4%)となりました。
居住エリア別にみると、北海道・東北では「地産地消になる商品」(31.0%)や「地元の商店街で売られている商品」(19.0%)、北陸・甲信越では「リサイクル素材を使った商品」(41.8%)や「フェアトレード商品(児童労働や労働搾取の撤廃につながるもの)」(43.6%)、「省エネ商品」(34.5%)、「寄付付きの商品」(29.1%)、「障がい者の支援につながる商品」(25.5%)が他のエリアと比べて高くなりました。
≫“おごり”に対する意識 「人におごりたくない」46%、「人からおごられたくない」34%
≫「金銭感覚が異なる人とは恋人になりたくない」61%、女性では69%
マネー意識について質問しました。
全回答者(1,000名)に、おごりについて、自身の気持ちにどのくらいあてはまるか聞いたところ、<人におごりたくない>では「非常にあてはまる」が19.1%、「ややあてはまる」が27.2%で、合計した『あてはまる(計)』は46.3%となり、<人からおごられたくない>では『あてはまる(計)』は33.6%となりました。
男女別にみると、女性では、人におごりたくないと回答した人の割合が50.4%と半数を超えました。
人間関係について、自身の気持ちにどのくらいあてはまるか聞いたところ、<金銭感覚が異なる人とは友達になりたくない>では『あてはまる(計)』は52.5%、<金銭感覚が異なる人とは恋人になりたくない>では『あてはまる(計)』は60.7%となりました。金銭感覚が合わない人と親しい関係になるのは避けたいという人が多いようです。
男女別にみると、女性では、金銭感覚が異なる人とは友達になりたくないと回答した人の割合が61.8%、金銭感覚が異なる人とは恋人になりたくないと回答した人の割合が68.6%と、男性(順に43.2%、52.8%)と比べて15ポイント以上高くなりました。
10代のマネートラブル経験と金融リテラシー
≫「詐欺などのトラブルの被害にあったことがある」10代の9人に1人
経験した詐欺被害 TOP5「ワンクリック詐欺」「フィッシング詐欺」「無料商法」「ネットオークション詐欺」「振り込め詐欺」
≫「詐欺などのトラブルの被害にあいそうになったことがある」10代の27%
詐欺などのお金に関するトラブルについて質問しました。
全回答者(1,000名)に、これまでに、詐欺などのトラブルの被害にあったことがあるか聞いたところ、「あったことがある」は11.5%、「あったことはない」は88.5%となりました。
詐欺などのトラブルの被害にあったことがある人の割合は、男性では14.8%と、女性(8.2%)と比べて6.6ポイント高くなりました。
これまでに、詐欺などのトラブルの被害にあったことがある人(115名)に、被害にあったことがあるトラブルを聞いたところ、「ワンクリック詐欺」(33.0%)が最も高くなりました。特定ページの閲覧後に契約成立の宣言画面が表示され、金銭をだまし取られるという詐欺被害が多いようです。次いで、「フィッシング詐欺」(21.7%)、「無料商法」(18.3%)、「ネットオークション詐欺」(16.5%)、「振り込め詐欺」(15.7%)となりました。
また、全回答者(1,000名)に、これまでに、詐欺などのトラブルの被害にあいそうになったことがあるか聞いたところ、「あいそうになったことがある」は27.1%、「あいそうになったことはない」は72.9%となりました。
詐欺などのトラブルの被害にあいそうになったことがある人の割合は、男性では29.2%、女性では25.0%でした。
これまでに、詐欺などのトラブルの被害にあいそうになったことがある人(271名)に、被害にあいそうになったトラブルを聞いたところ、「ワンクリック詐欺」(52.8%)が突出して高く、次いで、「フィッシング詐欺」(33.2%)、「無料商法」(19.9%)、「ネットオークション詐欺」(12.5%)、「マルチ商法・ねずみ講」(8.5%)となりました。
≫学校の授業で教えてほしいと思うお金の知識
TOP5「ローン・クレジットの仕組み」「生活設計」「保険・リスク管理」「家計管理」「決済方法」
金融トラブルにあわないようにするためには、お金に関する知識を正しく身につけておくことが大切です。ここでは、学校の授業で教えてほしいと思うお金の知識と、成年年齢引き下げにより新たに18歳でできることについて質問しました。
全回答者(1,000名)に、学校の授業で教えてほしいと思うお金の知識を聞いたところ、「ローン・クレジットの仕組み」(42.0%)が最も高くなりました。将来のために、ローンやクレジットについて、しっかりと知識を身につけておきたいと考えている人が多いようです。次いで、「生活設計(人生設計と人生に必要な資金の計画)」(40.0%)、「保険・リスク管理(事故・災害・病気などへの備え)」(38.6%)、「家計管理」(38.3%)、「決済方法(キャッシュレス決済手段と方法など)」(34.7%)となりました。
学生区分別にみると、大学生等では「保険・リスク管理(事故・災害・病気などへの備え)」が44.8%、「資産形成・資産運用」が36.2%と、高校生(順に34.5%、24.5%)と比べて10ポイント以上高くなりました。
※調査結果全文は添付のPDFファイルよりご覧いただけます。