三菱重工航空エンジン、サプライヤー向けポータルサイトをオラクルのクラウドで構築
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂、以下 日本オラクル)は本日、三菱重工航空エンジン株式会社(本社:愛知県小牧市、取締役社長:島内 克幸、以下 三菱重工航空エンジン)がサプライヤー向けポータルサイト構築にクラウド型Javaアプリケーション開発・実行基盤「Oracle Java Cloud Service」を採用したことを発表します。
三菱重工航空エンジンは、三菱重工業株式会社の民間航空機用エンジン事業が分社化し、2014年10月1日に発足しました。主力事業として、航空エンジン・メーカーからのコンポーネントや部品の受託生産と、航空会社を主な顧客とした航空エンジン本体のオーバーホール・サービスを提供しています。現在、業務プロセスの効率化・可視化の取り組みを進めており、「不具合ゼロ」、「設備ダウンタイムゼロ」のスマートファクトリーの実現を目指しています。今回はその推進プロジェクトの一つである、航空エンジン部品供給企業群とのサプライチェーンの効率的なコミュニケーションを実現するサプライヤー向けポータルサイトの構築において、「Oracle Java Cloud Service」が採用されました。
三菱重工航空エンジンは、素早く、円滑なポータルサイトの開発・運用を目的に「Oracle Java Cloud Service」の採用を決定、特定のサプライヤー向けに納期情報や製品不具合時の情報をやり取りするアプリケーションを2016年11月から提供開始予定です。このクラウドベースのアプリケーション上では、製品不具合や納期遅延が起きた際に、サプライヤー自身がポータルサイトに発生状況を入力し、これらの情報を社員がリアルタイムに把握できるようにする予定です。これによって、従来担当者が1週間分のデータを集めて表計算ソフトで集計・グラフ化し、メールで関係者にレポートするという週次作業が、必要な情報をタイムリーに閲覧できる環境に改善され、コミュニケーションの迅速化、工数削減が見込まれています。またコスト面では、ライセンス購入の固定資産ではなく経費で製品を利用できることもメリットであると考えられています。
今後は、サプライヤーからの要望に応じて、不具合に関する傾向情報をポータルサイトで提供し、生産工程の分析にも活用できるようにしていきます。
三菱重工航空エンジンでは今回の導入に先行して「Oracle BPM Suite」を導入しており、業務プロセスの標準化プロジェクトを推進しています。これまでに小規模な社内業務プロセスを対象に複数の試験プロジェクトを完了させており、2017年からはサプライチェーン管理、設計変更管理など基幹業務にも適用していく予定です。また、「Oracle BPM Suite」と同等の機能を提供する「Oracle Process Cloud Service」の採用も検討しています。
本プロジェクトは、2016年10月25日・26日に開催する「Oracle Cloud Days Tokyo 2016(http://www.oracle.co.jp/events/clouddays/2016/)」における、10月26日(水)16:30~17:15のセッション「クラウド/IoTを活用した統合SCM基盤の構築」でご説明いたします。
参考リンク
・三菱重工航空エンジン株式会社
https://www.mhi-aeroeng.co.jp/index.html
・Oracle Java Cloud Service
https://cloud.oracle.com/ja_JP/java
・Oracle Process Cloud Service
https://cloud.oracle.com/ja_JP/process
日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目標に掲げ、広範かつ最大限に統合されたクラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォーム、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp
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