イリス、ユング製品の日本における販売・サービス提供を全面的に開始

日本におけるブロームユング社のユングブランドの装置における販売・サービスは2024年より株式会社イリスに移行しました。

2024-10-10 13:45

株式会社イリス(本社：東京都品川区、代表取締役社長：ハルトムート・パネン)は、ドイツ・ブロームユング社(Blohm Jung GmbH、以下ブロームユング)のユング(Jung)ブランドの研削盤の販売およびサービスの提供を本格的に開始いたしました。

ブロームユング社におけるユングブランドの研削盤は、世界中で何十年にもわたり、累計2万台近く出荷され、高い生産性、パフォーマンス、精度が要求される場面で使用されてきました。
1919年にドイツ・ベルリンにてカール・ユング社として創業した同社は、数々の高性能かつ高精度の平面研削盤を世に送り出してきましたが、かつて一世を風靡したユング研削盤は、日本においても何千台もの装置が精密部品加工を要求される現場に導入され、それらがユングブランドの性能に対する評価を物語っています。
現在では、ユングブランドに関しては、欧州の研削盤メーカーグループであるUNITED GRINDING Group内において、ブロームユング社として平面プロファイル研削分野を担っております。

ユングブランドの最新機種であるJ600は、安定した鋳鉄製筐体の上に油圧スライド式X軸テーブルを搭載し、オーバーヘッドドレッサーPA-37Kの搭載も可能とした精密平面プロファイル研削盤です。単品生産から小ロット生産まで、精密な平面プロファイル加工やポリゴン加工を可能とし、特に治工具や金型製造分野において精度要求の厳しい用途での研削において可能性を最大限に引き出します。
また、ユングブランドの高精度研削盤として今なお日本で多くご愛用いただいておりますJF525シリーズにつきまして、安定化した鋳物を活用しつつ最新制御システムを搭載したリビルト機の販売も行っております。

今後、ユングブランドの製品の新規販売・リビルト機販売及び、既存の装置の修理対応・サービスサポートは株式会社イリスが行ってまいります。
ユングブランド研削盤の故障修理依頼、オーバーホール、スペアパーツご購入の依頼はイリスにおまかせください。

なお、ブロームユング社は、2024年11月5日より東京ビッグサイトで開催されますJIMTOF2024 第32回日本国際工作機械見本市に出展いたします。東1ホール・UNITED GRINDING Group ブース E1089にて、クリープフィード研削盤の実機展示・デモンストレーションを行います。皆様のご来場をお待ちしております。

ブロームユングについて

ブロームユング社は、1919年にドイツ・ベルリンで創業したユング社と1924年にドイツ・ハンブルグで創業したブローム社を核とし、研削盤事業を展開してきた研削盤製造メーカー。タービンブレードや金型などの重研削を得意とし、特に平面プロファイル・クリープフィード研削盤を、ヨーロッパをはじめとした世界中に送り出してきました。日本では株式会社イリスが長年ブロームユング社のブロームブランドの装置を総代理店として販売・サービスを行ってきましたが、2024年よりユングブランドに関してもイリスが販売・サービスを行う事となりました。
ウェブ： https://www.blohmjung.com

イリスについて

株式会社イリスは、幕末の1859年に長崎・出島で設立された現存する日本最古の外資系企業であり、ドイツの技術専門商社・エンジニアリング会社でもあります。
創業以来162年間、日本のお客様に欧州のトップクラスの生産加工設備・搬送機器・検査装置・素材・ソリューションなどを提案し、アフターサービスも併せて提供し続けてまいりました。現在、日本では3拠点(東京、名古屋、大阪)で事業展開をしております。