いまやプラスチック製造に必須の添加物も、それ自体の安全性・無害性の証明が大きなカギ
株式会社グローバル インフォメーションは、BCC Researchが発行した報告書「Global Markets for Plastics Additives -- Focus on Asia-Pacific (世界のプラスチック添加剤市場:アジア太平洋地域)」の販売を開始しました。
現代において、プラスチック製品は巷のあらゆる場面にあふれています:パッケージ緩衝材、自動車や航空機部品、断熱材、おもちゃ、携帯電話、建材、医療機器、枠材やパイプなど、枚挙にいとまがありません。プラスチックは安全性、エネルギー効率、環境保全といった多様な役割を担っています。プラスチックは現代生活になくてはならないものであり、ある種の添加剤は、プラスチックあるいはプラスチック製品にすっかり依存しています。プラスチックとプラスチック製品は、ポリマーと添加剤を混合して製造されますが、添加剤を使うことによりプラスチックの安全性、清浄性、強度、色の明度などを向上させます。プラスチックは、添加剤なしには機能を発揮しないこともあるほどです。添加剤はプラスチック製造コスト増大に影響を与える一方、貴重な原料備蓄の節約と保全にも一役買っています。ベースとなるポリマー(基本重合体)を有用なプラスチックに変性する添加剤なしには、プラスチックは更に高価なものとなっているでしょう。
ポリ塩化ビニール(PVC)、ポリプロピレン(PP)といったポリマー市場の成功は、基本重合体以外に、プラスチック製品の有用性を高める添加剤の功績にも拠っています。しかしながら、人体の健康や環境への影響が懸念されるにつれ、プラスチック添加剤に注目が集まり、当産業ではしばしば、添加剤に代わるものの追究や無害の証明が要求されています。
BCCリサーチは当レポートにおいて、2011年の世界のプラスチック添加剤市場を、396億米ドル規模と推計しており、2012年には413億米ドルの規模に成長すると予測しています。さらに2013年から2018年までは4.9%の年平均成長率で拡大し、2018年には約547億米ドルの規模に達すると予測しています。2011年に171億米ドルを記録したアジアのプラスチック添加剤市場は、2013年には186億米ドル、2018年には242億米ドルとなることが見込まれています。
当レポートでは、世界のプラスチック添加剤市場の現状と見通しについて、アジア太平洋地域を中心に調査分析しており、プラスチックの種類と概要、プラスチック添加剤の種類と特徴、プラスチック添加剤の市場規模実績・予測(~2018年:添加剤タイプ・用途・エンドユーズ産業)、産業への各種影響因子の分析、特許データ、主要企業のプロファイルなどをまとめています。
市場調査レポート: 世界のプラスチック添加剤市場:アジア太平洋地域
Global Markets for Plastics Additives -- Focus on Asia-Pacific
http://www.gii.co.jp/report/bc241460-global-markets-plastics-additives-focus-on-asia.html
出版日: 2012年05月
発行: BCC Research
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