「見えない力―感動という原点」相撲や日本神話テーマに 木彫と日本画展開催、ギャルリさわらび

2017-04-20 10:00

ギャルリさわらび(所在地:東京都中央区)は、2017年4月23日より「見えない力―感動という原点[木彫]佐々木誠+[日本画]木村浩之」展を開催いたします。

儀態/佐々木誠 富野博則撮影

展覧会ご案内状より

昨秋展「角力國家ノ元氣ヲ養フ」(角聖常陸山の言葉)は、茨城県(常陸国)出身の稀勢の里関へのエールでもありました。相撲をテーマに描き続けている日本画家木村浩之さんは昨夏、茨城県の舟塚山古墳(堀を含め260m)を訪れ、そこから見る風景の悠大さに想を得た作品「筑波(つくば)」を描きました。神事である相撲の起源の神、武の神である鹿島神の神域と、万葉集で最も多く詠まれた山である「紫峰」筑波山に挟まれたこの地は、日本武尊伝承の色濃い神話の里でもあります。日本神話や日本の歴史に自己の胚胎の原点を据え、代表作「夜久毛多都(やくもたつ)」など芸術の神、荒ぶる神たるスサノヲ像でも知られる彫刻家佐々木誠さんと共に、本展ではお二人の作品の奥に宿り、そして滾(たぎ)る「見えない力」に触れていただければと存じます。手負いの新横綱を突き動かしたその力こそは、感動という原点、生きる源に通じるものでしょう。綱を締める度に自分自身が清められ洗われると語った横綱のこころは、芸術家の仕事の原点、ひいては私どもの生きる原点であり目指すところでもあるのかも知れません。(画廊主)

展覧会日程

場所:ギャルリさわらび 〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目9番8号 奥野ビル2階

会期:【前期】平成29年4月23日(日)~4月29日(土)

   【後期】    5月6日(土)~5月10日(水)

   正午~午後6時(最終日は5時まで)

ウェブサイト: http://www.gsawarabi.com

入場無料

※筑波/木村浩之( https://www.atpress.ne.jp/releases/126713/img_126713_2.jpg / ジークレ―版画、限定50部、原画は日本画)のご予約を承ります。ギャルリさわらびまでお問い合わせください。

作家略歴

[木彫]佐々木誠

昭和39年(1964)東京生まれ。1997年彫刻創型展、文部大臣賞。2010年個展(羽黒洞)。2012年アートフェア東京シャッフルIIブース出品。2014年個展(ギャルリさわらび)。「スサノヲの到来―いのち、いかり、いのり」(足利市立美術館、2015年DIC川村記念美術館、北海道立函館美術館、山寺芭蕉記念館、渋谷区立松濤美術館に巡回)。

[日本画]木村浩之

昭和50年(1975)東京生まれ。多摩美術大学日本画専攻卒業。2009年個展(Galerie Hexagone / ドイツ・アーヘン)。2011年個展(柴田悦子画廊、羽黒洞)。2013年個展(伊勢丹新宿店)。個展(銀座三越)。2014年第38回人人展出品。2015年個展(パークホテル東京)。2016年個展(ギャルリさわらび)。個展(南魚沼市・池田記念美術館)。

画廊概要

昭和7年建築の旧銀座アパートメント(現 奥野ビル)は、スクラッチタイルの外壁や漆喰天井、手動式エレベーターなど、古き良き空間を今に伝えており、現在も映画やドラマ、各種撮影の舞台として度々使われている。画廊やアンティークショップなどが多数入居し、建物全体がアートビルとして認知されつつあり、建物内の“銀ブラ”を楽しむ人々がいる。

ビルの玄関を入り左奥の階段を上ってすぐのところに、ギャルリさわらびがある。名も知らなかった画家のデッサンとの出会いを機に、2003年、銀座一丁目で開廊。これまでに、櫻井陽司展、東千賀展、佐々木誠展、木村浩之展、垂直ノ存在社展等を開催。絵画の販売も行っている。

画廊名: ギャルリさわらび

創業 : 2003年8月

廊主 : 田中壽幸

所在地: 〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル2階

筑波/木村浩之
はっけよい(木村) 祠(佐々木)
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